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2021/05/17

菅首相の言葉は「菜っ葉の肥やし」

大言壮語するだけで実行が伴わない人のことを、「菜っ葉の肥やし」という、そのココロは「掛け声(肥え)ばかり」。
コロナをめぐる菅首相の一連の発言は、まさに「菜っ葉の肥やし」だ。
2回目の緊急事態宣言の解除を発表した3月18日の会見で、菅は「私が先頭に立って国民の命と暮らしを守り抜く。再び宣言を出すことのないようにするのが私の責務だ」と語った。その舌の根も乾かぬ4月23日に3回目の緊急事態宣言命令を発出した。
こんな光景を何度も目にしてきた。
その度に反省の言葉は述べるが、どうやら学習はしないらしい。だから同じことを繰り返すのだ。
菅は就任直後から「ワクチンさえあれば感染は抑えこめる」と言い、1月18日の施政方針演説でも「ワクチンは感染対策に決め手になる」と言っている。その後何度も、十分なワクチンは確保したと語っていた。
しかし、日本はファイザー社製ワクチンしか承認しておらず、しかも同社との供給契約があまりに杜撰だったのだ。
加えて、当初の見込みはファイザー以外にもアストラゼネカとモデルナからの調達を想定していたが、未だに国内の承認が得られていない。
菅は3回目の緊急事態宣言の会見で、「速やかな接種のため、出来ることは全てやる覚悟で取り組んでいる。希望する高齢者に7月末を念頭に、各自治体が2回の接種を終えられるよう政府を挙げて取り組む」と宣言した。
しかしワクチンの量の問題以外にも、接種の会場や接種の担い手が確保されていないという大きなネックがある。
英国では医療機関以外に薬局やスポーツセンター、教会なども会場とし、医学生や看護学生なども接種が出来るようにした。
こうした思い切った手段も検討する必要があろう。
裏付けのない宣言などなんの価値もない。
自民党の下村政調会長は、高齢者の接種について「今年いっぱいか、場合によっては来年までかかるのではないか」と発言していたが、7月末までに終了というのがまたぞろ「絵に描いた餅」に終わることになりそうだ。

 

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