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2021/06/30

芸人たちの寄席への熱い思い

いま寄席に通う方々や落語ファンにとって、寄席が消えるなんて信じられないかも知れないが、戦後に多くの寄席が廃業している。私が行ったことのある寄席でも、人形町、目黒、川崎が廃業になった。
コロナ禍の休業や入場制限で都内の「寄席」が存続の危機にある。
出演する芸人たちもまたコロナ禍と向き合っている。窮地にある寄席と芸人はいま——。
「Business Insider」では、は落語家の柳家さん喬(72)・桂米助(73)・瀧川鯉斗(37)・紙切り芸人の林家正楽(73)の4人から寄席への熱い思いを聞いているので、その一部を抜粋して紹介する。

鯉斗
私も真打になってまだ2年。さん喬師匠がおっしゃったように「路頭に迷うような感じ」はあるな、と思います。「凄く悲しいな」と思って……。
僕ら若手にとっても、寄席というのは特別な場所なんです。師匠方から芸だけでなく、芸人としての所作、在り方などいろいろなことを教わることができる特別な空間なんですね。
だからこういう状況の中、ファンの皆さんのお力を頂けたのは、ものすごくありがたいです。

正楽
そうね……。落語はもちろん、色物も同じですけど、やっぱり毎日やってないと芸がダメになるのよね。
特に曲芸や紙切りはそこで大変。自分としてはね、コロナ禍になってから、本当の馬鹿になっちゃってね。寄席が閉まっていた間、頭がぽやぁ〜としちゃって。
日常全てで何をどうしたらいいか分かんない状態だったんですね。もうホントにおかしくなっちゃって

米助
どうしたって家を出て、寄席に行って、舞台が終わってまっすぐ帰る。その繰り返しの日々が続きます。
ただ、僕ら芸人は本来ならいろいろな方とお会いし、話をするのも修行のうちです。
ずっとこの状態が続けば、僕らが「世間の味」が分からなくなっちゃうかもしれないという危機感はありますね。

さん喬
コロナ禍になったことで、我々も寄席の価値や意義を再認識させていただきました。
そしてコロナで噺家とかいわゆる寄席芸人がどんな影響を受けてきたか……。もちろん入場者が少ない、つまりいただける割り(給金)が少なくなったというのはあります。
ですが、それ以上に寄席という場所が「お客様が芸を見てくださる、聞いてくださることが大前提の稀有(けう)な場所」ということです。それを改めて、このコロナ禍の長い期間で感じましたね。
やっぱり、寄席のお客様が芸人を育ててくださる。その「育つ」ことをコロナが圧してるというか、止めてしまっている。
我々がいかにそれを乗り越えて、お客様に接していけるかが一番大事なこと。ですが、寄席がなければそういう策や足元が無くなってしまう。それはあまりにつらいなと思って。

さん喬
コロナ禍の影響で無くなってほしくないのはもちろんです。僕たちには寄席を残していかなきゃいけない義務、責任がある。
それだけじゃない。コロナ禍でお客様が少なくなっていますが、我々はコロナが収束したときにお客様が寄席に戻っていただけるよう、今こそ勉強していかないと。
「お客さんが来なくなった。少なくなった」「お客さん少ねぇし、まあいいか……」と、芸がおざなりになっては絶対にいけない。
どんなに少なくても、この時期に高座を見てくださるお客様を裏切ってはいけない。
「こんな時世だけど、楽しく笑えてよかったなぁ」「短い時間だけどよかったなぁ」「元気になったらまた行こうね」って思ってもらいたい。今こそ、その努力をしないと。

さん喬
でも、寄席の経営は最悪な状態のわけですよ。本当に逼迫している。赤字を出して毎日興行を打っているわけですから。お客様もそれを知ってくだすっている。
「芸人を守りたい」というお声をいただき、それも非常にありがたい限りです。寄席を守ること、それが芸人を守ることにもなります。「芸人を守ることが、寄席を守ること」ではないんですね。
芸人は寄席を守る戦士みたいなもの。その戦士達を育てる場所でもあります。寄席と芸人、その両方が噛み合っているわけですね。
その「育てる場所」が崩れようとしているところを「みんなで支えてやろうよ」とクラウドファンディングでご支援いただいているんですね。

鯉斗
僕にとってはもう、先輩や師匠方に「教わる場」だと思っています。そしてプレイヤーとして、芸を磨く場所でもあります。
それが途切れてしまうというのは深刻。そこでしか教われないものがある。
僕らは楽屋で、他の人とのお付き合いの作法の基本、つまり「気を遣う」ことを学びます。
前座さんであれば、出番前に師匠方にお茶を出したり、師匠方の着物も元の状態に畳んでお返しする。そういう一つ一つの仕事が噺家を育てると思うんです。
師匠方が交わす他愛もない話も「他愛もない」とは思いません。楽屋での会話を聞いて、僕らは育ちます。そういう空間がなくなるというのは、噺家にとって危機的なことなんだろうなと。

正楽
寄席が無ければ僕は今日まで生きてこれませんでした。
寄席は10日間が一興行。もし二日なり三日なり寄席を休んで他の仕事して、それからまた寄席に入ると怖いのね。
寄席は楽しい、だけど怖い。それでも、毎日毎日寄席に行きたくなる。
私が今こうやって紙切り芸人として生活している、生きているというのは、寄席があるからこそ。だから寄席が無くなることなんて考えられないし、ご支援いただいていることは本当に感謝です。
そして、こっちも頑張らなきゃいけない。それを痛切に思っていますね。

米助
心配なく寄席へ来ていただいて「あぁ…。今日はいっぱい笑ったな」って、そういう世界に早くなってほしいよね。
寄席に来て、マスク無しで思い切り笑えるような時代が来てほしい。そして目いっぱい、お客さんを笑わせるしかないです。それだけです。

さん喬
寄席の中でいかに頑張って「あぁ、やっぱり寄席があって良かった」と思っていただけること。
そして、応援いただいた方に「支援して良かったなぁ」って思ってくださることが、お返しできる恩だと思います。
一日も早く、あらゆる芸能で皆さんに喜んでいただける世界に戻ってほしい。寄席に来てくださる全ての方々に笑っていただける。それが全てへのお返しかなと思いますね。
そしていつの日か「あのクラファンのお陰で、俺たちこうやって寄席に出ることができるんだよなぁ」「寄席が無くならなくてよかったなぁ…」と、思い出話ができることを願っています。

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2021/06/29

警察の「ストリップ劇場」捕物帳

4月14日、東京・上野のストリップ劇場「シアター上野」で経営者や踊り子ら計6人が公然わいせつの疑いで警視庁保安課に逮捕された。店の前を通ったことはあるが入ったことはない。この逮捕劇にたまたま客として居合わせた人が捕物劇の様子を語っている(NEWSポストセブン)。
プログラムの写真を見ると出演者は5名で、観客は15人程度だった。
一人目の踊り子が舞台で開脚した途端に、私服刑事がなだれ込んきて、その数は30名ほど。大捕物ですね。
踊子は舞台裏に連れて行かれて、「従業員の方は舞台上に上がってください」と言われて、経営者と従業員4人が舞台に上がり、写真を数枚撮られていた。
その後、観客に対しての事情聴取が始まり、証言によると「私は4月11日にも劇場を訪れていました。捜査員からは“あなた、11日にもいましたよね?”と言われて驚きました。私の聴取をした担当者は30代くらいの若い捜査員で、『4月14日、私はストリップ劇場のシアター上野を訪れて……』といった顛末書を書くように言われ、文末には拇印を押しました」。つまり以前から捜査員が内定捜査していて、客の顔もチェックしていたわけだ。客は何も悪いことをしてないのに、顛末書を書かされたり拇印を押されたり、いい迷惑だ。
「劇場の出口付近にいた50代くらいのリーダーらしき捜査員が吐き捨てるように、『ストリップは本意ではない女性たちが仕方なく裸を見せているものだから、これからは控えるように』と言ったんです。私はその時、『踊り子たちは誇りを持ってやってるのに、バカにするな』と怒りが込み上げましたが、グッと堪えて立ち去りました」。この辺りはファンならではの心情が滲み出ている。水商売の世界では、昔から最もしつこいのは警察官と言われているのに偉そうだね。
昭和の最盛期には全国で400以上あったとされるストリップ劇場も、いまや19劇場となったとのこと。そろそろ国が保護しなくちゃいけないんじゃないの。
1990年代から2000年代まで毎年どこかの劇場が摘発されていたが、なぜか2013年から今年まではピタッと止んだいたようだ。どうもオリンピックを控えて街を浄化しようという作戦の一つだったという観測もある。そういえば、前回の東京オリンピックの前にも、見苦しいものが撤去させられていたっけ。
罪名は「公然わいせつ罪」らしいが、本来は不特定多数の人を対象にしたものだ。15人の客は入場料を払って見に来ているわけで、これは不特定多数とは言えまい。
内定捜査までして30名もの捜査員をつぎ込む様な重大犯罪とは思えない。
オジサン達の密かな楽しみを奪うな。
それよりもっと悪いのがゴロゴロいるじゃないか。そっちを先に捕まえてくれよ。

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2021/06/27

政府のためか国民のためか、映画『オフィシャル・シークレット』

機密漏洩の罪に問われた主人公が、政府に雇用された人間だから政府のために働くべきだと追及されると、「私は政府ではなく国民のため」と答えたのが印象的だ。命をかけて真実を守ろうとした赤木さんもこんな気持ちだったのだろう。
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『オフィシャル・シークレット』2019年 英米合作映画
監督:ギャヴィン・フッド
脚本:ギャヴィン・フッド、グレゴリー・バーンスタイン、サラ・バーンスタイン
原作:マルシア・ミッチェル、トーマス・ミッチェル『The Spy Who Tried to Stop a War』
主な出演者 :キーラ・ナイトレイ、マット・スミス、リス・エヴァンス、マシュー・グード
【あらすじ】
主人公のキャサリン・ガンは、英国のGCHQ(イギリス情報機関)に勤務している。台湾出身で日本の広島で暮らしていた時期もあった。夫はクルド人。
ある日、米国がイラク戦争を始めるために、英国に国連の非常任理事国の動静を諜報するよう協力を求めていることを知る。キャサリンは戦争を阻止するために、最高機密の米国からのメールをコピーし、反戦運動をしている友人にメディアにリークするよう託す。
ロンドンのオブザーバー紙のマーティンは、イラク開戦に反対する記事を書こうとするが、社の方針は戦争支持でフセインを悪人にする記事を載せろと命じられる。
マーティンは知り合いの女性から、キャサリンのメールのコピーを渡され、専門家に真偽を確かめると本物だという。マーティンは戦争反対の立場をとるジャーナリストのエドとコンタクトを取り、エドがメールの差出人が米国のNSA(国家安全保障局)に実在していることを突き止める。
エドはオブザーバーの関係者と協議し、メールの内容を報道するが決まる。記事は大きな反響を呼び、最終的に文書は本物を考えられ、報道されることになります。キャサリンは事の重大性に驚く。
GCHQでは、この文書を盗んだ職員の調査が始まり、キャサリンも当初は否定するが、同僚が尋問にあう姿を見て、リークしたのは自分だと名乗り出る。キャサリンは警察に連行されて取り調べを受け、秘密情報を盗むのはスパイ行為だと言われる。キャサリンは動機を聞かれると、戦争を止めるためだったと答える。「この戦争はフセインへの戦争ではなく、イラクの一般国民を大量に殺す」ものだと。
夫が国外退去処分にされそうになるなどの嫌がらせを受けるが、不法であることを関係先に訴え、取り消しさせる。
キャサリンは起訴され、人権派の弁護士に弁護を依頼する。弁護士から「無罪を主張すれば罪は重くなる、有罪を認めれば軽い罪になる」と言われが、キャサリンは戦争は違法とし国家機密の公示は合法と主張し、裁判では無罪を主張することに決まる。
2004年に裁判が開始され、キャサリンは無罪を主張する。処が検察側は起訴を取り下げると言い出し、裁判長と傍聴人が驚く中裁判は終わり、キャサリンは無罪放免となる。裁判によって英国政府の違法行為が明らかになるのを恐れて、裁判を避けたのだ。それでもいったんはキャサリンを起訴したには見せしめのためだと、後日検事が語っている。

イラク戦争により、数十万人から百万人ともいわれるイラク人の死者を出した。その混乱は現在も続いている。開戦の口実とされた大量破壊兵器は最後まで見つからなかった。フェイクだったわけだ。我が国も当時の小泉首相が国会で、大量破壊兵器はあると大見得をきって自衛隊の派遣を決めた。
映画は実話に基づくもので、当時の実写フィルムが随所に挟みこまれている。キーラ・ナイトレイが演じる主人公の、静かだが一途な正義感は感動をおぼえる。

 

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2021/06/26

宮内庁長官の「天皇は五輪懸念」発言への危惧

宮内庁の西村泰彦長官が2021年6月24日の定例会見で、東京五輪・パラリンピックに対する天皇の受け止めについて「開催が感染拡大につながらないか、懸念されていると拝察している」と発言したことの波紋が国外にも広がっている。
西村長官は、会見で次のように語っている。
「陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を大変心配されている。国民に不安の声がある中で、開催が感染拡大につながらないか、懸念されていると拝察している」
「日々、陛下とお話ししている中で、私が肌感覚でそう感じている。陛下から直接そういうお言葉を聞いたことはない」
つまり、天皇が直接語ったことではく、あくまで西村長官が感じたことを述べた形になっている。
しかし、文脈全体を捉えれば天皇の意思ともとれる。
讀賣オンラインによると、ある宮内庁幹部は「陛下は開会式で開会を宣言される立場にあるが、一方で開催による感染拡大を心配し、コロナに苦しむ人にも心を寄せられている」と指摘。「開催を巡って国論が二分する中、宮内庁長官としては陛下が片方だけを重んじているわけではないことを伝える必要があると判断したのだろう」と推察している。

発言の内容自体は多くの国民が共感するところであり、私の様な東京五輪の開催反対の立場の人間としては心強くさえ感じる。
しかし、こうした天皇(直接、間接を問わず)の意思表示が「諸刃の剣」であることは、過去の歴史が証明している。
天皇の政治利用を招きかねないことを危惧するなら、今回の発言には慎重であらねばなるまい。

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2021/06/24

鈴本演芸場6月下席(2021/6/23)

「鈴本演芸場6月下席」3日目

前座・柳亭左ん坊『寿限無』
<   番組  >
三遊亭伊織『四人癖』
ストレート松浦『ジャグリング』
隅田川馬石『元犬』
柳家小満ん『尿瓶』
柳家小菊『粋曲』
春風亭柳枝『五目講釈』
春風亭一之輔『桃太郎』
ニックス『漫才』
春風亭正朝『普段の袴』
─仲入り─
ぺぺ桜井『ギター漫談』
三遊亭圓歌『やかん(改)』
古今亭菊之丞『悋気の火の玉』
林家二楽『紙切り』
三遊亭歌奴『ねずみ』

久しぶりの鈴本演芸場、出演者もお馴染みの人、久々の人、初見の人と色とりどり。顔付けはなかなか多彩だが、開演時はようやく「ツばなれ」で寂しい入り、これほど不入りの鈴本は初めてだ。コロナ禍の中で一度離れた客足を呼び戻すのは苦労が要るだろう。

伊織『四人癖』
初見。珍しいネタ、素直な芸は好感が持てる。スリムな体形は師匠・歌武蔵と対照的。

ストレート松浦『ジャグリング』
いつ見ても鮮やか、この人数では勿体ない。

馬石『元犬』
この人って何か不思議に面白いんだよね。軽い滑稽噺から長講の人情噺まで、幅広い芸の持ち主だ。

小満ん『尿瓶』
店に冷やかしだけで来る客を符丁で「小便」というが、語源は「蛙の小便、いけしゃあしゃあ」から来たとのこと。参考になった。もっとも「いけしゃあしゃあ」という言葉は最近あまり使われていないので、若い人にはピンと来ないかも。花を生ける手つきといった細かな所作が見所。

小菊『粋曲』
音曲の芸人は、先ず腕が立つ、喉が良い、それに色気が必要だ。小菊の後がまになるような人はなかなか現れない。

柳枝『五目講釈』
もう何年も真打をやってるような風体だ。色々な講談の名場面をつないで演じ、達者な所を見せていた。

一之輔『桃太郎』
「いいですね、この非生産的な空気」、その通り。何を演らしても上手いもんだ。さすが10年に一人の逸材。

ニックス『漫才』
女流漫才師というのは、ネタが結婚に偏ってしまう傾きがある。

正朝『普段の袴』
このネタ、鈴本で一之輔がよく掛けているが、あのリズムに慣れてしまうと、正朝の高座はまどろっこしく感じる。

ぺぺ桜井『ギター漫談』
久々で、元気な姿を見られて良かった。

圓歌『やかん(改)』
古典を換骨奪胎、全て創作ギャグで置き換え。この日一番受けていた。

菊之丞『悋気の火の玉』
5月に喉を痛めたと言っていたが、そのせいか精彩を欠いていた。

二楽『紙切り』
お題は「花見」「芸者」。

歌奴『ねずみ』
声が大きく口調が明確なのがこの人の特長だが、単調になってしまう憾みがある。ねずみ屋の主人が身の上話をする場面では、もっと緩急をつけて欲しかった。

鈴本は感染防止対策がしっかりしているが、反面あまり同じことをくり返し注意されると白けてしまう。その辺の按配が難しい。

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2021/06/23

安心安全はどこへ行った「東京五輪」

菅首相は東京五輪開催について「安心安全」であることをくり返してきたが、既にそれに反する事態になっている。
6月19日にウガンダ選手団が来日し、空港検疫で9人中1人が陽性と判定された。ところが、残る8人はそのまま入国し、バスで合宿先の泉佐野市に移動してしまった。政府によれば、検疫所では濃厚接触者の判定は行わず、受け入れ先の自治体で行うという方針だったと言う。しかし、受け入れ先の泉佐野市では濃厚接触者の調査についてはっきりとしたルールが定められていなかった。また、自治体が陽性となって隔離されている選手への聞き取りも出来なかった。泉佐野市の保健所が8人を濃厚接触者と判定したのは6月22日であり、19日から22日までは空白期間になってしまった。選手団は来日から2週間の7月3日まで宿舎に待機するよう求められた。
コロナ感染の水際対策にもうボロが出ている。
これから大会に参加するために、9万人といわれる選手が来日する予定だが、こんな状態で感染予防ができるものだろうか。
ウガンダ選手団は全員がワクチンを2回接種し、出国の検査では全員が陰性だったということ。つまり、ワクチン接種によって感染は完全には防ぐことは出来ないということ。どの変異株のウイルスなのか、接種したワクチンがどの製品なのかによっても、その組み合わせで感染リスクが異なるからだ。
開催中止や無観客という声はいつのまにかすっ飛ばし、1万人を上限とするといいながら、大会関係者は別枠にとか、生徒の見学者も別枠とか、実際には人数制限は骨抜きだ。
選手村で酒を提供するとかしないとか世論におされて迷走し、入村時に持ち込める酒量は1人当たり5リットル、さらにIOCが要求しているウーバーイーツの利用が認められれば実質無制限だ。
宴会禁止と言っても、選手村は個室だけはなく8人が生活する大部屋もある。実際には監視も注意もできない。
コンドームを選手にお土産として配るというのも意味不明だ。
こんな東京五輪は、やはり中止すべきなのだ。

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2021/06/21

寄席支援のクラウドファンディングが目標金額に到達

落語芸術協会と落語協会が2021年5月18日に開始したクラウドファンディングプロジェクトは、開始から4日目となる5月21日に第一目標金額5,000万円を達成した。
さらに6月14日に第二目標金額8,000万円を達成したことが、両協会のホームページに紹介されている。
落語芸術協会のホームページには、以下の様な感謝が述べられている。
<ご支援いただきました5500人を超えるの皆様に、心より御礼申し上げます。皆様からいただいた寄席へのあたたかい応援のお言葉は、噺家をはじめとする協会員一同、寄席関係者にとって、大きな活力となっております。
先の見えない状況の中、寄席存続のためには少しでも多くのご支援をいただけることが、大きな支えとなります。存続の危機をなんとか乗り越え、皆様にまた、寄席で気兼ねなく笑っていただけるよう切に願いまして、芸を磨いてまいります。どうぞ皆様最後までこのプロジェクトを見守っていただけますと幸いです。>
また、会長の春風亭昇太がYOUTUBEを通じて、次のような感謝の言葉を述べているのが印象的だった。
<落語の長い歴史の中でも、直接的にこれほど多くの方が落語を愛してくださっていることを実感したことは無かったのではないでしょうか。>
私が親に連れられて初めて寄席に行ってから今年で70年になる。思えば遠くに来たもんだ。

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2021/06/20

後は野となれ山となれ「東京五輪」

6月17日の菅首相記者会見は、直接的には10都道府県に発令中の緊急事態宣言について、沖縄を除く9都道府県は20日の期限をもって解除するという内容だったが、実際のテーマは東京五輪を観客を入れて開催することの宣言だった。
記者からの質問で、コロナ禍での開催のリスクと、それでもなお開催する意義について問われたが、菅首相まともな回答は避けてしまった。
有観客で開催すれば、感染リスクの増加は避けられない。なぜなら、これを否定すれば今までの感染対策はなんであったかを問われるからだ。その上でなお「これこれこういう理由で」開催すべきだと明快に答えるべきだったが、その「これこれこういう理由で」が最後までウヤムヤに終わってしまった。
とにかくやってしまおう、後は野となれ山となれ、が本音か。
観客の上限について会見では明確な数字が示されなかったが、今までの流れで1万人という数になる見通しだ。
処が、東京オリンピックの開会式の観客について、大会組織委員会などは、2万人を上限に検討していることがわかった。
その内訳は、次のように想定しているらしい。
スポンサーなど大会関係者への販売:4000人
IOCや国会議員といったセレモニー関係者:6000人
パッケージツアー+一般販売:1万人
つまり、観客は1万人だが、開会式だけは特別枠で1万人をプラスするということ。
既に1万人という上限は取っ払ってしまってる。
更に、もし無観客にすると開会式のスタンドは、セレモニー関係者とスポンサー関係者だけになってしまい、国民の反発を招きかねない。
そう考えれば、最初から無観客という選択肢はなかったわけだ。
菅首相は会見で感染拡大を防止するために、「観客は常時マスクをすることが求められ、大声の応援は禁止される。直行直帰も大事だ」と発言した。
マスクや大声は制限できるかも知れないが、直行直帰はどうチェックするつもりだろうか。GPSを装着させるのか? 一般客はともかく、IOC役員や各国の議員ら、スポンサー関係者らにも守らせることが可能だろうか。
出来ないことは分かっているさ。
始まってしまえば何とかなるさ。
全て後は野となれ山となれ。

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2021/06/18

日本はデジタル後進国

デジタル化というと、平井卓也担当大臣の恫喝が話題になっているが、もっと基本的な問題に目を向けなくてはならない。
ワクチン接種について、東京と大阪での大規模接種会場への予約が、ニセの接種券番号を打ち込んでも出来たという信じられない事が起きた。自治体の接種会場の予約と大規模接種会場の両方を予約出来たという事態も。これらは地方自治体と自衛隊の予約システムに互換性がなかった事によって生じたものだ。
個人のスマホに接種会場と日時が送信されるアメリカやイギリスとは大きな違いだ。
せっかく大金を叩いて作り上げたマイナンバーと接種券番号を紐付けておけば、こうしたトラブルは防げたものをと、素人は考えてしまう。住民登録をしていないと接種券は発行されず、ワクチン接種が出来ないという問題も解決できる筈だ。給付金の支給漏れや遅れについても同様だ。
それどころか、全国に1718ある市町村が、それぞれ独自に情報システムを開発、運用、委託している事に驚かされる。なんて無駄な事をしてるんだろう。標準ソフトを導入し、各自治体で共有すれば済むことではないかと、これも素人の考え。
地方自治体への指導は総務省の役割だ。しかし総務省にデジタルの専門家がいないことから、「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドラインの改定等に係る検討会」という長い名前の有識者会議があり、そこがどうやら司令塔になっているようだ。マイナンバー制度もここが立ち上げから係わってきたようだが、運用を始めるとトラブルが続出だ。
総務省では手に負えなくなったのでデジタル庁を作ったのだろうが、省庁を変えただけで果たして問題が解決できるものかと、訝る素人です。

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2021/06/17

「ルッキズム」は難しい問題だ

「ルッキズム」とは、「外見にもとづく差別」であり、特に「身体的に魅力的でないと考えられる人々を差別的に扱うこと」を指す。外見至上主義という呼称もほぼ同義として扱われる。
もう10年位前になるが、ある海外のツアーに参加した時に、マスクしている女性がいた。気になって理由を訊いてみると、自分の顔に劣等感があるのだと言う。私から見て、美人とは言えないがいわゆる10人並み。本人は銀行に勤めているが、窓口に配属されたことがないとか。その原因は、自分の容姿が劣っているからだと言う。事実なら、それは「ルッキズム」だ。
今度は女性の方から私に質問。「他の条件は一緒で、片や美人、もう一方は美人じゃないとしたら、どちらを選ぶか」と訊かれた。「そりゃ、美人の方を選ぶね」「ほら、やっぱりそうじゃない」と非難の眼。
私は俗物だから、美しい女性に出会うと幸せな気分になる。当ブログのカテゴリーの中に「世界の街角で出会った美女」がある。海外旅行で出会った美女の写真を紹介したものだ。相手の承認を得て撮影したものが殆んどで、拒否された事はめったに無い。撮影スポットやポーズを指定してくる人もいる。きっと自信があるんですね。
こちらは観光写真のついでに撮影していたが、中には美女の写真だけ、それも自撮りでツーショットの撮影に励んでいた人も。そちらはハードルが少し高いせいか、断われて落ち込んいる時もあった。
外見の問題は男性にもある。女性から見ても、背が高くてハンサムな男性は、やはり魅力を感じるだろう。
知り合いに色男がいるが、若い時から女性にもてていた。こっちは指を咥えて横目で見ているしかなかった。でも結婚してからは、妻にヤキモチを焼かれると、ぼやいていた。私の知る限り、浮気をするような男じゃないが、奥さんから見ると心配でしょうがないらしい。一度もヤキモチを焼かれたことがない私は、幸せ者だ。
SNSの発達によって、世の中はますます「見てくれ」の傾向が強まった。
一般論としては「ルッキズム」は否定されねばならないが、個々の問題としてはそう簡単ではない、悩ましい問題である。

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2021/06/15

人はなぜ「陰謀論」に騙されるのか

いま「Qアノン」と呼ばれる集団が米国を中心に全世界にひろがっている。この世界が少数のエリート層によって構成された“ディープステート(闇の政府)”に支配されており、ドナルド・トランプ氏は彼らの悪行に終止符を打つべく現れた救世主だと主張している。このディープステートでは悪魔崇拝や小児性愛、人肉食などが行われており、民主党の政治家やハリウッドセレブなどがメンバーに名を連ねているという。それらの“真実”と称するものが、政府の内通者を自称する「Q」という人物によって2017年頃からネットの掲示板に投稿され、拡散していった。
「地球は丸い」という考え自体が我々に押し付けられた陰謀論である、というのもQアノンの主張だ。
「新型コロナウイルス」はディープステートによる嘘で、「トランプはその嘘に立ち向かっている」という考えが作り出され、最終的に「マスクは呼吸に有害」「マスクをすると小児性愛者だと思われる」「マスクの着用は奴隷の証」と、飛躍する。そして、これはアメリカだけでなく、欧州にも広がっていき、マスク着用や外出規制など、政府の感染防止対策やワクチン接種に反対するデモが発生している。
これらは海外だけに起きている問題ではない。
Qアノンの触発された様に、国内でも「Jアノン」と呼ばれる集団が形成された。
米国でのトランプ支持派による国会議事堂占拠に対して、「トランプ大統領が戒厳令を発令」「オバマ前大統領を含む民主党の大物議員らが大量に逮捕される」「戒厳令は“緊急放送システム”を用いて世界中に伝えられる」といったような風説が流された。それらの情報を拡散していたのは、いわゆるネトウヨネと目される人々である。どうやらネトウヨからすれば、自分たちが信奉する安倍晋三と親交の深いトランプ氏を攻撃することは、自分たちを攻撃するように感じられ、アイデンティティを傷つけられたように感じたのだろう。

こんな荒唐無稽な説が信じられるのは、どんな理由によるのだろうか。一歩引いて見れば、あり得ないことばかりだと分かるのに。
コロナのパンデミックという異常事態の中で、人々が不安な状態に陥っているからという人もいるが、それだけではあるまい。
ある人々にとっては、自分たちが信ずるものだけを信じるという習性があるのではなかろうか。そうなると周囲が全く見えなくなる。
神社の鳥居をくぐるとバチが当たるとか、守護霊が下りてきてメッセージを下す「霊言」がナンチャラといった宗教を信じる人がいるという現実は、「陰謀論」に魅かれる人とさして変わらぬ。

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2021/06/13

第26回「COREDO落語会」(2021/6/12)

第26回「COREDO落語会」
日時:2021年6月12日(土)13時30分
会場:日本橋三井ホール (東京都)
<   番組   >
山本益博『ごあいさつ』
林家たま平『孝行糖』
春風亭一之輔 『千早振る』
瀧川鯉昇『船徳』
~仲入り~
柳家喬太郎『錦の舞衣(下)』

過去2回はアリーナ席で、椅子は固いわ、床がフラットなので高座が見えにくいわで、懲りたので、今回は階段席にして正解だった。

たま平『孝行糖』
明るく元気なのは取柄。

一之輔 『千早振る』
マクラで、ワクチン接種の打ち手がいないことで、過去に麻薬を注射した経験のある有名人に協力して貰ったらと、ブラックジョーク。
ネタはお馴染みだが、一之輔のはオリジナルをいったん解体し、組み直すようなが如き演りかた。随所にギャグを放り込んで、「鬼才」ぶ
りを発揮していた。この人、この先、どこまで行くんだろう。

鯉昇『船徳』
通常の演りかたに比べ、居候の徳が船頭になると言い出すまでが長い。ここはちょっとダレ気味。徳が船を漕ぎ出す所で、羽織を脱いで丁寧にたたむが、これが大桟橋の手前で客が船を降りる場面の小道具にしている。「熱演をしない」と言ってる鯉昇だが、このネタはかなりの熱演だ。後半はテンポ良く、徳を質屋の跡取りにして、「どうりで流された」でサゲた。

喬太郎『錦の舞衣(下)』
原作は三遊亭圓朝作『名人くらべ(錦の舞衣)』。サルドゥの「ラ・トスカ」の翻案で、プッチーニのオペラ化に先立つ明治24年の新聞連載されたもの。オリジナルの政治犯を匿う設定を大塩平八郎の乱に置き換えている。
圓朝の原作では、最初に伊三郎と荻江節をめぐる物語で始まるが、喬太郎はこの部分はカットしている。本編とは関係が無いからだろう。
なお、古今亭志ん生が『名人くらべ 寶樂の舞』というタイトルで演じているが、こちらも伊三郎と荻江節の部分はカットされているようだ。
前回に引き続き、今回は後編。
お須賀の夫・毬信は獄に繋がれ、大塩事件との関わりを責められる。毬信の身を案じるお須賀に、予てからお須賀をモノにしようとしていた吟味与力の金谷東太郎と、それを手助けする同心の石子伴作。
金谷に二階の座敷に呼び出されたお須賀。そこで石子から金谷が11年もお前に岡惚れしていた。毬信の身が心配なら金谷に身を任せろと告げる。しかしお須賀は「私は芸を売る身、舞は舞ってもお酌の相手はしない」とかたくなに拒む。石子は、それなら金谷の本心を試してみたらどうかとお須賀に提案する。金谷が先祖代々家宝としている政宗の脇差をお須賀に預けるようなら、金谷が本気である証拠になると。
そこに遅れて金谷が登場し、「石子の言ったことは、そのままわしの思いじゃ」と語る。お須賀は金谷に酌をし、喜んだ金谷は盃を重ねだらしなく酔い潰れ、最後にお須賀に脇差を預ける。「この正宗はわしの真心、わしの思いじゃ。お前に預かって欲しい」と言う。石子が席を立った後、酔い潰れた金谷を介抱しようと近づいたお須賀を、寝たふりをしていた金谷が押さえつけ思いを遂げる。
やがて毬信は獄死し、遺体には全身に拷問の跡。嘆き悲しむお須賀のもとに、お参りにやってきた道具屋の奈良屋助七に、お須賀が金谷の脇差を見せたところ、正宗とは真っ赤な偽り、安物の刀であることが判明。騙されたと知り怒りに燃えるお須賀。
最愛の夫・毬信の無念を、自らの手で晴らし真の供養をしたい。そう思ったお須賀は、母や世話になった人達を呼び、好きな三味線方を招き、文字通り一世一代の「巴御前」を舞う。
翌日、金谷を呼び出したお須賀、刀が偽物だったことを責め、「武士の真心というものは、これほどまでに軽いものなのですか?」と詰る。
泥酔した金谷の脇腹を背中を斬りつけ、金谷の生首を落として風呂敷に包み、毬信の墓前へ差し出す。「これで本当の供養ができました」と毬信に語りかけ、お須賀はしごきを取ってヒザを硬く縛り、懐に入れてきた匕首で自分の命を絶つ。
金谷家は断絶。須賀は鞠信の墓に入れられ、今でも二人は谷中南泉寺に眠っているという。

後編の喬太郎の高座は、金谷と石子の悪党ぶりが生き生きと描かれ、それが貞操が奪われプライドまで傷付けられたお須賀の怒りへの共感となった。こうした描写が喬太郎の高座の白眉と言える。
前後編合わせて2時間近い長講だったが、間然とすることなく最後まで惹きつけられた。

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2021/06/12

新型コロナ発生源に関する米中の不都合な事実

新型コロナウイルスの発生源について、今あらためて検討が進んでいる。
この件について在米ジャーナリストの飯塚真紀子氏の記事が注目される。以下、要旨を紹介する。
今年3月には、前CDC(米疾病対策センター)所長で、ウイルス学者でもあるロバート・レッドフィールドがCNNのインタビューで「研究所から流出したと思う」と発言し、大きな波紋を呼んだ。
そのレッドフィールドが、CNNで問題の発言をした後、「殺しの脅迫」を受けていたことを、米誌「ヴァニティー・フェア」が報じている。
「私は脅され、村八分にされました。別の仮説(研究所流出説のこと)を提示したからです。政治家から脅されると思っていました。科学界から脅しが来るとは思っていなかった」
科学界から「殺しの脅迫」が来たのは、科学者たちが「動物由来の自然発生説」の立場を取り、「研究所流出説」は陰謀論として否定しているからだろうか。しかし、なぜ、レッドフィールド氏は、政治家サイドから脅しが来ると思っていたのか? 
元国務省高官たちによると「研究所流出説を調査していたグループのメンバーたちは、繰り返し、“パンドラの箱”を開けないよう警告されていた」という。そのため、ディナンノ氏は「警告は隠蔽の匂いがした。関わらないことにした」と
語っている。
その”パンドラの箱”とは、アメリカ政府が”機能獲得実験”を推し進めてきたからだ。
機能獲得実験とはウイルスを遺伝子操作してウイルスが持つ機能を増強したり、ウイルスに機能を付加したりする実験で、伝染力や致死力が高められたウイルスが流出する危険性もあることから、オバマ政権時代、機能獲得実験に対する連邦助成金の提供が一時中断されていた。米国務省内では、新型コロナの起源調査にあたり、危険視されている機能獲得実験と関係がある可能性がある「研究所流出説」を追究するのはご法度という空気が流れていたのである。
米国立衛生研究所の連邦助成金は、ニューヨークにあるエコアライアンスという非営利研究機関を通じて、武漢ウイルス研究所に送られていた。武漢ウイルス研究所は、2014年〜2019年の間、連邦助成金約340万ドルを受け取っていた。
エコアライアンスの社長ピーター・ダスザックは、2020年2月の科学誌「ランセット」に掲載された、27人の科学者たちが署名した“新型コロナは動物由来で自然発生したものであり、研究所から流出したものではない”とする発表を取りまとめた主要人物である。科学者たちが行ったこの発表が「研究所流出説」はありえないとする見方に大きな影響を与えたと言われている。また、ダスザック氏は、今年2月、武漢で新型コロナの起源調査を行うことが許可された、WHO調査団の唯一のアメリカ人メンバーでもあった。
そう考えれば、コロナウイルスの「研究所流出説」の否定は、米中両政府にとって好都合だったわけだ。
ただ、最近になって「研究所流出説」を裏付けるような研究結果や調査結果が出ている。
米新型コロナ対策チームのトップ、ファウチ博士は、「パンデミックの起源を見つけることは、中国にとっても利益になることです。オープンになって協力する姿勢が明らかに求められています。協力を得るには、一つには、非難しないことです。非難は、中国をいっそう後ずさりさせるだけだと思います」と語っている。中国の協力を仰ぎたいなら、中国を責めるなというファウチ博士の考えは、真実を明らかにする上で重要だろう。
バイデン大統領が、研究所流出説を含めて新型コロナの起源を追加調査するよう指示を出したが、その結果が注目される。

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2021/06/10

政府広報費が大手メディアを潤す

昨年からの新型コロナ感染拡大で、TVのCMや新聞広告が激減して経営を圧迫している。その中で政府広報予算が増大したことは、業界にとってまさに「干天の慈雨」となった。月刊誌『選択』6月号は、次のように指摘している。
新型コロナに関する広報は必要だが、それが野放図になっていると言うのだ。政府広報を担う内閣府の予算は85億円で、これはほぼ例年通り。しかし昨年実績でみると、第1次補正予算で100億円が加えられ、この他に厚労省の枠で35億円。さらに第3次補正予算で24億円を獲得している。
不可解なのは、政府広報のスポットCMの単価が、昨年度から急に値上げされたことだ。従来の単価が1億2000万円だったのに対し、昨年度から5000万円以上値上げし1億7800万円になった。通常なら発注量が増えているのだから、むしろ単価は値下げさせるのが常識だろう。この値上げの根拠について政府から詳細が明らかにされていない。
しかも政府広報の広告料は定価で支払われるから、メディアにとってこんな有難いことはない。
この他に自治体による広告がある。東京都の場合、小池都知事が登場してメッセージを朗読するCMに、10数億円の予算がつぎこまれたと言う。都知事選を前にしてCMが流され、事前運動の疑いが指摘されていた。
メディアが政府の広告費に依存するようになると、政府のメディア支配が強まる可能性が高くなる。こちらも要警戒だ。
NHKが首相記者会見を放映するとき、以前は午後6時からという慣例があったが、菅首相になってから慣例が破られ、午後7時や8時からという例が増えてきた。官邸の意向なのか、NHKの忖度なのか、気になるところだ。

話は変わるが、昨日の菅首相の党首討論で、高齢者の優先接種を7月末までに終えるという目標について、1700以上の市区町村の98%が達成できるとしていたが、本当だろうか?
確かに一部の地域では高齢者の接種を終え、64歳以下の人の接種も始まっているようだが、私の住む地域の様に人口の多い所では、かなり遅れている。私自身は7月末までをクリアーできそうだが、妻は2回目の接種が8月下旬の予約しか取れなかった。達成率は50%である。

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2021/06/08

皇太子妃は男の子を産むロボットか

安定的な皇位継承策を議論する有識者会議の会合が、今年3月からスタートした。ここでは、女性天皇や女系天皇の是非などを検討するべく、専門家へのヒアリングが進められている。世論調査では、女性天皇、女系天皇を容認する人が約8割を占めているが、専門家たちの意見はそれとは異なっているようだ。
例えば、歴史学者の今谷明は、次のような提言を行った。
「悠仁様の後どうなるか。側室制を前提として、なおかつ非常に継承が難しかったことをどうやって維持していくか。ここに書いたように、近代医学の粋を尽くして男子出生を目指すというような医学的なことは当然おやりになったほうがいいと私には個人的に思う。しかし、これはあまり公には出せないことだが、個人的には側室制の代償として近代医学の技術を入れた皇位継承があるべきだというふうに考える」
この主張を要約すれば、天皇になるべき人の妃の役割は男子を産むことにあるということ。そのためには、「男子出生を目指すというような医学的なことは当然おやりになったほうがいい」とまで主張している。
これではまるで、男の子を産むロボットの様な扱いだ。
皇族といえども生身の人間だ。その人間としての尊厳を否定するような意見が専門家の名の下に罷り通って良いものだろうか。
又こうした意見が現在の皇族の方々、特に皇后に対して精神的な打撃を与えるものだ。
こんなことでは、これから皇位継承者と結婚する女性は現れなくなるだろう。だから、形を変えた皇室滅亡論である。

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2021/06/06

第67回「大手町落語会」(2021/6/5)

第67回「大手町落語会」
日時:2021年6月5日(土)13:00 
会場:日経ホール
<  番組  >
昔昔亭昇『やかん』
春風亭正太郎 改メ
春風亭柳枝『そば清』
柳亭市馬『寝床』
~仲入り~
瀧川鯉昇『ちりとてちん』
柳家権太楼『青菜』

大手町落語会は今回で67回、すっかり老舗の会になってしまった。元々ゆったりとした座席が、フィズカルディスタンスで1席ずつ空けているので楽だ。
軽妙な芸で人気のあった8代目柳枝(『王子の狐』『野ざらし』はこの人がベスト)が死去したのち、しばらく空席だった名跡が復活し、若手のホープ正太郎が9代目を襲名。寄席の襲名興行には行けなかったので、この日を楽しみにしていた。
全体の感想を言うと、先週の立川流の会との大きな違いは、出演者のサービス精神だ。とにかく客に楽しんで貰おうとする姿勢が決定的な違いだ。
それと、この会は前座を高座に上げないのが良い。

昇『やかん』
師匠は桃太郎、初見。明るく陽気なのが良い。ネタは古典だが、『魚根問い』の部分は自作のようだ。

柳枝『そば清』
上手さでは二ツ目時代から小辰と並んで双璧だった。既に実力は真打相当だった。高座は堅実で完成度が高いが、もうちょっと若手らしく弾けた所も欲しいと思う時がある。
初夏に相応しいネタで、蕎麦清との賭けを10枚からというのは始めてで、通常は20枚スタートで演じることが多い。少しハードルが低すぎるかな。蕎麦とうどん、きし麺、トロロそばの食べ分けを見せるオマケ付き。

市馬『寝床』
このネタは、旦那の心の動きを描写してサゲまで演じる8代目文楽の型と、より滑稽味が強く旦那の義太夫に耐えきれず番頭が逃げ出す所で切る志ん生の型がある。近ごろでは、より笑いの要素が濃い上方の桂枝雀の型を採り入れて演じる人もいる。
市馬はオーソドックスの文楽の型で演じた。市馬らしい端正な仕上がりと、登場人物の演じ分けも丁寧で、久々に市馬の充実した高座に接することができた。

鯉昇『ちりとてちん』
先日、新聞に落語家専門の歯科医が紹介されていた。特に義歯を作るのが難しいと。義歯が合わないと喋りが上手くいかず、蕎麦をすする音が出なくなるそうだ。鯉昇の義歯に苦労したとのこと。
いつもの緩いマクラから、本題に入ると一気にギアを上げてくる鯉昇ワールド。他人のやることは貶し、自分は何でも知ってるというマウンティング人間というのは、どこにもいる。そういう奴の鼻をあかす爽快感がこのネタのキモ。

権太楼『青菜』
「植木屋さん、ご精がでますな」で、場内が少し湧いた。私も含めて権太楼のこのネタは何度も聴いた人が多いんだろう。何度聴いても面白いのは芸の力だ。特に長屋に戻ってきた植木屋と女房とのヤリトリは、権太楼の独壇場と言ってよい。

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2021/06/04

新型コロナ向けワクチンの最新情報

『WIRED』2021.06.03付に、「ポストコロナの世界が見えてきた米国、インドの回復者を襲う「黒い菌」の脅威:新型コロナウイルスと世界のいま(2021年5月)」という記事が掲載されていて、ワクチンに関する最新情報がいくつか紹介されているので、以下に要点をまとめてみた。
①米国では成人の半数以上へのワクチン接種が完了した。ファイザー製ワクチンの対象年齢が12歳以上に引き下げられたことから青少年への接種も進み、新規感染者数は連日2.5万人程度にとどまっている。ところが、ワクチン未接種者の間においては2021年1月の第3波並みの勢いで感染が進んでいることも明らかになっており、1月から4月13日までの統計では重症患者や死者のほとんどがいまだにワクチンを接種していない人々だという。
この結果から、ワクチンがコロナ感染防止に有効であると同時に、接種していない人の感染状況は以前と変わらないことを示している。
②米国でワクチンの接種完了とみなされるのは、ファイザー製かモデルナ製のワクチンを2回、あるいはジョンソン・エンド・ジョンソン製のワクチンを1回受けてから2週間経った時点のことだ。21年1月1日から4月30日の間に実施された米国の調査では、1億100万人のワクチン接種完了者のなかでCOVID-19に罹患した人は、わずか0.01%の10,262件だったという。
この10,262人のうち2,725人が無症状、995人が入院(うち289人は無症状で別の理由で入院)、160人が死亡(うち28人が無症状で別の理由で死亡)した。
ワクチン接種で感染を完全に防止することはできないが、接種後に感染するリスクは、およそ1万人に1人の確率だった。
③インドの各州では、COVID-19から回復した患者の間で致命的な真菌への感染例が急増している。「ムコール症」と呼ばれるこの真菌症は、土壌や有機物に含まれる真菌の胞子を人が吸い込むことによって引き起こされるもので、早期に治療しなければ脳にまで致命的なダメージを与えうるという。抗真菌薬の処方のほか、眼球の摘出や頭蓋骨、顎の一部を切除する大手術をする場合もある。
真菌感染については、私自身が昨年2ヶ月以上入院した。血液を通して肺、腎臓、眼と、次々炎症を引き起こした恐ろしい病気だ。コロナに感染すると、回復した後もこのようなリスクを負うことになる。
④モデルナは、12歳から17歳までの被験者を対象としたmRNAワクチンの治験の結果、96%の有効性があったとの中間結果を発表した。米国で実施された臨床試験では3,235人の若者が参加し、そのうち3分の2がワクチン群、3分の1がプラセボ(偽薬)群だった。現在までに重大な安全性の問題は確認されていないという。
副反応は「軽度または中等度」であり、注射部位の痛みが最も多かった。2回目の接種では、「頭痛、倦怠感、筋肉痛、寒気」などの副反応が見られ、成人のワクチン接種者と同様の症状が見られたという。
12歳から17歳までのワクチン接種については、今のところ18歳以上と同様の結果が得られている。
⑤英国は2020年末、ワクチンの供給が限られるなか、2回目の接種を3〜4週間から最大12週間も遅らせる選択をした。1回の接種による部分的な保護によって入院や死亡に至る患者を少しでも減らすための壮大な公衆衛生上の実験だったが、これが功を奏したようだ。ファイザーとビオンテックが共同開発したmRNAワクチンの2回目の接種を遅らせることで、80歳以上の高齢者の2回目の接種後の抗体反応を3倍以上に高められるという研究結果が、このほど発表された。
1回目と2回目の接種の間隔を空けたほうが、効果があるという治験結果になっている。
⑥異なる新型コロナウイルスワクチンを組み合わせると強い免疫反応が得られ、変異株に対する有効性が増す。そんな研究結果が、スペインで実施された研究の速報値から明らかになった。
アストラゼネカ製のワクチンのごくまれな副反応として血小板減少に伴う血栓症が報告されるなか、欧州の一部の国々ではすでにアストラゼネカ製のワクチンの1回目の接種を終えている人々に対し、2回目では別のワクチン(多くの場合はファイザー製のもの)の接種を奨励している。このような場合に、より強力で強固な免疫反応を引き起こせることが明らかになったのだ。
一方の英国では、アストラゼネカとファイザーが開発したワクチンを混合して接種した場合、成人はより強い副反応を報告する可能性が高いという研究結果が発表されている。50歳以上のヴォランティア830人が参加したこの研究では、1回目と2回目で異なるワクチンを接種した場合、寒気、頭痛、筋肉痛がより頻繁に報告された。
1回目と2回目で異なるワクチンを接種した方が、効果が大きいという結果の一方、副作用も強くなるようだ。
⑦感染力の強いデルタ株に対し、ファイザー製とアストラゼネカ製のワクチンの有効性が報告された。この研究では2回の接種の必要性が強調されており、1回だけの接種では防御力が大幅に低下するとしている。
年齢や人種の異なる1,054人のデータ分析によると、2回目の接種から2週間後の時点で、ファイザーのワクチンはデルタ株の変異株に対して88%の有効性、アストラゼネカの場合は60%の有効性が確認されたという。しかし、どちらのワクチンも1回の投与ではほとんど効果がなかった。1回目の接種から3週間後には、ファイザーもアストラゼネカもデルタ株に対しては約33%の効果しか得られなかったという。
変異株のウイルスに対して、ファイザー製とアストラゼネカ製のワクチンの有効性が報告された。但し、1回だけの接種では殆ど効果がなかった。

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2021/06/03

「スペイン風邪」感染の教訓

米国のバイデン大統領は先日、今回の新型コロナウイルス"covid-19"の発生源についてに調査を命じた。これだけ大きな被害を全世界に与えたウイルスがどこで、どの様にして発生し、最初の感染が拡がったのかは、今後の新たなウイルス研究にとって極めて重要だ。本来はWHOが負うべき課題だが、その役割を果たせぬまま調査を終えている。新型コロナウイルスの発生元は中国の武漢であることは確実の様だが、中国政府の協力が十分に得られなかったので中途半端に終わってしまった。ここは全人類の視野に立って、全ての資料を公開して欲しい。

この問題を考えるうえで、「スペイン風邪」の発生と感染について触れてみたい。
1918年3月にヒトで肺炎を引き起こすウイルスが、米国カンザス州の養豚場で関係者に感染、それが州内の兵営で爆発的なクラスターを発生させた。米国内の他の兵営を経て、欧州西部戦線の米軍を通じて欧州に運ばれた。
処が、当時の米国には「スパイ活動法」が制定されていて、米国政府と米軍は失態を隠し続けた。つまり、やってる事は今の中国と同じだったのだ。
彼らから感染した英兵が本国に帰還し、1918年5月に北部のグラスゴーから入って南部に拡がり、6月にはロンドンに及ぶ。
第1派は1918年5月、第2派は同年の9月から12月、第3派は1919年2月から4月にかけて、それぞれピークを迎える。
人口1000人当たりの死者数は次の通り。
第1派  5人
第2派 25人
第3派 11人
死者の数は、22万8000人とされているが、確かな数は分からない。
処が、英国では当時「国家防衛法」が制定されていて、国民の戦意喪失を恐れ報道を制限した。防疫に必要な疫学情報は、軍事機密として全て軍が握った。
確かなことは何も分からず、闇に閉ざされていた当時の人は、ただ不安に苛まれているだけだった。
1918年6月に「ザ・タイムズ」が、スペインの首都マドリードで10万人を超す感染者が出たと報じた。スペインでは報道管制がしかれていなかったので、同国が唯一の情報源になった。そのため本来は「アメリカ風邪」であるべきはずが、「スペイン風邪」という不名誉な名称で呼ばれるようになった。
病原体が当初は細菌だとされ、ワクチン開発が急がれた。日本でもそのワクチンが500万人に注射されたが、当然のことながら全く効果は無かった。
病原体がウイルスだと分かったのは1933年になって、英国のウイルソン・スミスらが分離に成功してからだ。
ウイルスを鶏卵中で培養し、ワクチンが作られるようになったのは、1940年代になってからだ。それまでは人々はただ不安に襲われるだけだった。
ここから得られる教訓は、感染防止にとって情報の公開がいかに大事かという事だ。
新型コロナウイルスの発生と感染の伝播について、公正で正確な調査結果が得られることを期待したい。

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2021/06/02

女子アスリートの草分け「人見絹枝」

1896年に第1回オリンピック大会が開かれるが、参加は男子に限られた。創設者のクーベルタン男爵が「女子が参加するのは不快。女性がすべきことは出産。」という考えの持ち主だった。1900年の第2回大会でようやくテニスとゴルフに限って女子の参加が認められ、以後少しずつ競技が拡がったが、陸上競技だけは最後まで閉ざされていた。これに反発したアリス・ミリアが、万国女子オリンピック大会を主催する。この黎明期に活躍したのが人見絹枝で、彼女の功績は日本にとどまらず、世界においても大きく評価されている。
月刊誌「選択」6月号に、その人見絹枝の栄光と悲劇に関する記事が掲載されており、要点を引用する。
人見は1907年に岡山県の農家に生まれ、学業優秀で難関の県立岡山高等女学校に進む。学業の傍らテニスを始めるが、その顧問の教師から、競技陸上大会に出て欲しいと頼まれる。このことが人見の運命を決めてしまう。断りきれず参加すると、いきなり走り幅跳びで日本最高記録を出して優勝してしまう。
人見の志望は、高等師範に進み教師になることだったが、周囲の説得に負け、二階堂体操塾(後の日本女子体育学校)に入学。在学中に陸上大会に出場すると、三段跳びで世界記録(非公認)を樹立するなど、次々と日本記録を更新していった。賞賛を浴びる一方で、「日本人女性がはしたない」「伝統を破壊する気か」といった手紙がいくつも届いた。こういう輩は今も昔も変わらない。
卒業後は、大阪毎日新聞社の記者になり、1926年の第1回万国女子オリンピック大会に出場。外国選手との交流の中で、周囲は記録にこだわらず純粋にスポーツを楽しむ姿を見て、これが理想だと思った。だが日本では記録こそが大事なのだ。人見はそれを知っていた。100ヤード走3位、円盤投げ2位、走り幅跳び1位、立ち幅跳び1位と、超人的な活躍が始まった。周囲からは「ワンダフル人見」の賛辞が贈られた。
1928年のアムステルダム大会でようやく女子陸上競技が正式種目になった。人見はこの大会で100mの金メダルを期待されたが失速、思いつめた人見は急遽800mに出場、死のレースを制して銀メダルを獲得した。
1930年の第3回万国女子オリンピック大会には後輩女子5名を引き連れて参加。しかし彼女たちの旅費を稼ぐための募金イベントに忙殺され、無理を重ねていた。それでも60mで3位、走り幅跳びで1位、やり投げで3位、3種競技で2位となった。大会後も海外との交流試合が続き、人見は休むことが出来なかった。
ようやく帰国の途についたが、その船の中で日本からの新聞報道や手紙を読み、愕然とする。「期待はずれ」「出発の時、あれだけ大きなことを言って出かけたクセに情なくないのか。ベールをかぶって帰ってきなさい」。
あれだけ頑張ってもまだ満足してくれないのかと、人見は日記にこう書く。「なにが故国ぞ! なにが日本ぞ!」「日本選手が実力以上に働けないのは、あまり故郷の人が勝負にとらわれ過ぎるからである。罪深き世の人よ」。
帰国時に、人見の心身は限界に達していた。それでも無理を押して挨拶回りや講演にでかけ、ついに倒れて絶命する。24歳の若さだった。世界中の女子アスリートが、その早過ぎる死を嘆いた。
オリンピックをメダルの数と国威発揚しか考えない状況は、今も昔も変わらない。さらに商業主義にまみれたオリンピックを、この辺りで見直したらどうか。

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