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« 寄席支援のクラウドファンディングが目標金額に到達 | トップページ | 鈴本演芸場6月下席(2021/6/23) »

2021/06/23

安心安全はどこへ行った「東京五輪」

菅首相は東京五輪開催について「安心安全」であることをくり返してきたが、既にそれに反する事態になっている。
6月19日にウガンダ選手団が来日し、空港検疫で9人中1人が陽性と判定された。ところが、残る8人はそのまま入国し、バスで合宿先の泉佐野市に移動してしまった。政府によれば、検疫所では濃厚接触者の判定は行わず、受け入れ先の自治体で行うという方針だったと言う。しかし、受け入れ先の泉佐野市では濃厚接触者の調査についてはっきりとしたルールが定められていなかった。また、自治体が陽性となって隔離されている選手への聞き取りも出来なかった。泉佐野市の保健所が8人を濃厚接触者と判定したのは6月22日であり、19日から22日までは空白期間になってしまった。選手団は来日から2週間の7月3日まで宿舎に待機するよう求められた。
コロナ感染の水際対策にもうボロが出ている。
これから大会に参加するために、9万人といわれる選手が来日する予定だが、こんな状態で感染予防ができるものだろうか。
ウガンダ選手団は全員がワクチンを2回接種し、出国の検査では全員が陰性だったということ。つまり、ワクチン接種によって感染は完全には防ぐことは出来ないということ。どの変異株のウイルスなのか、接種したワクチンがどの製品なのかによっても、その組み合わせで感染リスクが異なるからだ。
開催中止や無観客という声はいつのまにかすっ飛ばし、1万人を上限とするといいながら、大会関係者は別枠にとか、生徒の見学者も別枠とか、実際には人数制限は骨抜きだ。
選手村で酒を提供するとかしないとか世論におされて迷走し、入村時に持ち込める酒量は1人当たり5リットル、さらにIOCが要求しているウーバーイーツの利用が認められれば実質無制限だ。
宴会禁止と言っても、選手村は個室だけはなく8人が生活する大部屋もある。実際には監視も注意もできない。
コンドームを選手にお土産として配るというのも意味不明だ。
こんな東京五輪は、やはり中止すべきなのだ。

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スポーツ」カテゴリの記事

コメント

マスコミは如何。今は否定的な報道が多いのですが、いざ始まったとなると・・・

また、寄席もご無沙汰なんですが、噺家が五輪をどうとらえているのか、興味津々です。

福さん
大手メディアの多くが大会スポンサーになっている現状では、公正な報道は期待できません。落語家では立川談四楼が度々発言しているようです。

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