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2021/06/29

警察の「ストリップ劇場」捕物帳

4月14日、東京・上野のストリップ劇場「シアター上野」で経営者や踊り子ら計6人が公然わいせつの疑いで警視庁保安課に逮捕された。店の前を通ったことはあるが入ったことはない。この逮捕劇にたまたま客として居合わせた人が捕物劇の様子を語っている(NEWSポストセブン)。
プログラムの写真を見ると出演者は5名で、観客は15人程度だった。
一人目の踊り子が舞台で開脚した途端に、私服刑事がなだれ込んきて、その数は30名ほど。大捕物ですね。
踊子は舞台裏に連れて行かれて、「従業員の方は舞台上に上がってください」と言われて、経営者と従業員4人が舞台に上がり、写真を数枚撮られていた。
その後、観客に対しての事情聴取が始まり、証言によると「私は4月11日にも劇場を訪れていました。捜査員からは“あなた、11日にもいましたよね?”と言われて驚きました。私の聴取をした担当者は30代くらいの若い捜査員で、『4月14日、私はストリップ劇場のシアター上野を訪れて……』といった顛末書を書くように言われ、文末には拇印を押しました」。つまり以前から捜査員が内定捜査していて、客の顔もチェックしていたわけだ。客は何も悪いことをしてないのに、顛末書を書かされたり拇印を押されたり、いい迷惑だ。
「劇場の出口付近にいた50代くらいのリーダーらしき捜査員が吐き捨てるように、『ストリップは本意ではない女性たちが仕方なく裸を見せているものだから、これからは控えるように』と言ったんです。私はその時、『踊り子たちは誇りを持ってやってるのに、バカにするな』と怒りが込み上げましたが、グッと堪えて立ち去りました」。この辺りはファンならではの心情が滲み出ている。水商売の世界では、昔から最もしつこいのは警察官と言われているのに偉そうだね。
昭和の最盛期には全国で400以上あったとされるストリップ劇場も、いまや19劇場となったとのこと。そろそろ国が保護しなくちゃいけないんじゃないの。
1990年代から2000年代まで毎年どこかの劇場が摘発されていたが、なぜか2013年から今年まではピタッと止んだいたようだ。どうもオリンピックを控えて街を浄化しようという作戦の一つだったという観測もある。そういえば、前回の東京オリンピックの前にも、見苦しいものが撤去させられていたっけ。
罪名は「公然わいせつ罪」らしいが、本来は不特定多数の人を対象にしたものだ。15人の客は入場料を払って見に来ているわけで、これは不特定多数とは言えまい。
内定捜査までして30名もの捜査員をつぎ込む様な重大犯罪とは思えない。
オジサン達の密かな楽しみを奪うな。
それよりもっと悪いのがゴロゴロいるじゃないか。そっちを先に捕まえてくれよ。

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