皇太子妃は男の子を産むロボットか
安定的な皇位継承策を議論する有識者会議の会合が、今年3月からスタートした。ここでは、女性天皇や女系天皇の是非などを検討するべく、専門家へのヒアリングが進められている。世論調査では、女性天皇、女系天皇を容認する人が約8割を占めているが、専門家たちの意見はそれとは異なっているようだ。
例えば、歴史学者の今谷明は、次のような提言を行った。
「悠仁様の後どうなるか。側室制を前提として、なおかつ非常に継承が難しかったことをどうやって維持していくか。ここに書いたように、近代医学の粋を尽くして男子出生を目指すというような医学的なことは当然おやりになったほうがいいと私には個人的に思う。しかし、これはあまり公には出せないことだが、個人的には側室制の代償として近代医学の技術を入れた皇位継承があるべきだというふうに考える」
この主張を要約すれば、天皇になるべき人の妃の役割は男子を産むことにあるということ。そのためには、「男子出生を目指すというような医学的なことは当然おやりになったほうがいい」とまで主張している。
これではまるで、男の子を産むロボットの様な扱いだ。
皇族といえども生身の人間だ。その人間としての尊厳を否定するような意見が専門家の名の下に罷り通って良いものだろうか。
又こうした意見が現在の皇族の方々、特に皇后に対して精神的な打撃を与えるものだ。
こんなことでは、これから皇位継承者と結婚する女性は現れなくなるだろう。だから、形を変えた皇室滅亡論である。
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