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2021/08/08

「河村名古屋市長」は古典的なセクハラおやじ

東京オリンピックのソフトボールで金メダルを獲得した名古屋市出身の後藤選手が7月4日、河村たかし市長を表敬訪問した際、市長が金メダルをかじり、苦情や批判が殺到している。海外のメディアも報道していて、反響をよんでいる。
これだけでも大きな問題だが、さらに表敬訪問では、河村市長は後藤選手に対して「旦那いらないか」「恋愛禁止か」などの質問をしていたことが分かった。
以下に、河村市長の主な発言を記す。
「でかいな。やっぱり。テレビで見るのと大分違うな」
「持たしてちょ。せっかくなので、かけてちょうだい。重たいね、本当に。これ、重たいですよ。こうやって…な?」(この後メダルをかじる)
「体は割と黒人に見えるけど、こうやって見えるとでかいでね」
「あんたはスピードボール。あんたって言ってはいかんね」
「女のソフトボールやっとるやつは、中学生でもみんななんとなく色が黒くて、結構、ポニーテールが多いでしょ」
「是非、立派になって頂いて、ええ旦那をもらって。旦那はええか?恋愛禁止かね?」
「びっくりしました。テレビのたくましい雰囲気と、えらいキュートな雰囲気と」
「元気な女の子は最高だわ。女の子と言えんか」
発言の問題点。
①初対面の人に対して、「あんた」「女の子」と明らかに相手を見下した言い方をしている。
②「でかい」「割と黒人に見える」「キュートな雰囲気」「元気な女の子」など、相手の外観に言及している。
③「ええ旦那をもらって」「恋愛禁止かね?」など、相手の人生観に踏み込んだ発言をしている。
④これが一番問題だが、「せっかくなので、かけてちょうだい」と、後藤選手に金メダルをかけさせている。
全体として、河村市長の発言は「セクハラ」「パワハラ」に満ちたものだ。
まるで一昔前の 宴席での男性の上司と女性の部下のヤリトリを思わせる。
サラリーマンの現役時代、50歳前後の時期に企業での「セクハラ防止教育」が始まった。それまでは、今では完全なアウトになるようなセクハラが、公然と行われていた。当初はセクハラの意味が理解できず(今でも理解してない人もいるが)、男性社員の中では反発の声もあった。その後、大半の社員はセクハラ防止を心掛ける様になり、更には社内に倫理委員会といった苦情を受けつける機構もでき、セクハラやパワハラに敏感になっていった。

今回の件は、河村市長だけの問題だろうか? もしかすると議員や首長といった要職にある人たちに対する教育が行われず、セクハラやパワハラに対する認識が薄いことが根底にあるのではなかろうか。また、被害を受けても苦情を受け付ける機関がないことも問題だろう。
例えば、2019年4月4日付「NHK議員2万人のホンネ」によるアンケート調査によれば、他の議員によるセクハラ・パワハラが「ある」「ある程度ある」と答えた議員は14%余りとなっている。
また、2019年3月25日付「朝日新聞デジタル」によれば、当選1回の女性地方議員を対象に朝日新聞社が行ったアンケートで、4人に1人が議員活動の中でセクハラを受けたことが「ある」と答えている。前者に比べ割合が多いのは、当選1回なので若い議員が多いせいだろう。
議員の間でさえこの状況だから、まして況んや、である。
先ずは、河村市長には「セクハラ・パワハラ防止教育」に参加させ、心を改めさせよう。

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