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2021/08/20

TV視聴率が上がればコロナ感染が減るって?

8月19日参院内閣委員会の閉会中審査で、丸川珠代五輪担当相は「五輪は感染拡大の原因ではない、と断言されている根拠」を問われ、「オリンピックの開会式は56・4%、閉会式が46・7%と、期間中も高い視聴率を記録」と、なぜかテレビ視聴率を読み上げ、野党席から抗議の声が上がった。
また、東京都の小池百合子知事は、五輪のコロナ感染への影響を問われ、「テレワークなどの推進もあり、ステイホームで応援していただき、視聴率も上がった」と主張していた。
丸川と小池の主張に共通しているのは、TV観戦さえしていれば、コロナの感染拡大はあり得ないというものだ。
落語家なら、ここは「冗談言っちゃいけねえ」とサゲて高座を下りるところだ。
それなら、五輪開催を機にコロナ感染が爆発的に増加しているのを、どう説明するつもりだろうか。
さらに小池都知事は8月13日、競技場の周辺や沿道に多くの人が集まり応援する姿が見られたとの指摘に対して、「印象論でおっしゃっている。エピソード(出来事)ベースではなく、エビデンス(証拠)ベースで語ることが重要だ」と語った。
しかし小池が、TV視聴率ーコロナ感染の関係を「エビデンス」で証明したことは一度もない。小池の主張こそ「印象論」そのものだ。
小池知事は8月19日に、東京パラリンピックにおける児童や生徒らの観戦について「希望されるお子さんが、実際にパラリンピアンの努力や姿をみることは、やはり教育的な価値は高いと思う」と述べ、実施する意向を改めて強調した。この問題は、8月18日に行われた都教育委員会で委員全員が実施に反対したにも拘わらず、自説を曲げない。修学旅行はNOだが、パラ観戦はYESなのだ。
私が中学生の時に、戦後初めて日本で開催されるアジア大会が開かれた。私たち中学生は社会見学として旧国立競技場に集合、観戦させられた。当初は期待もあったが、競技場の中では様々なトラック競技やフィールド競技が行われていたが、米粒ほどの人が動いているのが見えるだけで、今なんの競技が行われているのか、どんな選手が出場しているのか、さっぱり分からぬまま終わってしまった。生徒たちは退屈して歩き回り、そのうち女性モデルの撮影しているのを誰か見つけた。モデルが客席の一番奥に立っているものだから、スカートの下から下着が見えるというので、我々悪童たちは代わる代わる見学に行ったものだ。アジア大会の思い出は、それだけ。その経験からすると、あまり「教育的な価値」は期待できない。今なら大型スクリーンなどで競技の模様が写されるかも知れないが、それじゃ家でTVを観るのと変わりない。第一、小池はTV観戦によりコロナ感染が抑えられていると言ってるじゃないの。

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