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2021/09/19

「能ある『高』派 爪を隠す」

「東洋経済ONLINE」4月15日付に、次の様な書かれている。
私は、ここのところの高市氏に対するネット民たちの熱狂ぶりに、ただならぬ空気を感じてきました。
ヤフーニュースのコメント欄は、彼女を「救世主」とばかりに崇め奉るコメントであふれかえり、ネットユーザーに聞いた「次の総裁は誰がふさわしいか」というアンケートでは、高市氏がトップに立っています。

「日刊ゲンダイDEGITAL」9月18日付には、次の様な記事がある。
英タイムズが高市氏を特集した記事のタイトルは「右翼の強硬派が日本初の女性首相になりたがっている」。「かつてヘビメタバンドのドラマーだった」と経歴を詳しく紹介し、高市氏がヒトラーの選挙戦略に賛意を示したり、ナチズムを信奉する極右団体の男性と写真を撮ったりした過去を書き連ねている。

「ナチズムを信奉する極右団体の男性と写真を撮った」というのは、2011年に、ナチス・ドイツを信奉するネオナチ系の日本の市民団体「国家社会主義日本労働者党」の代表である山田一成と高市が、日本国旗の前でツーショット写真を撮影していたことが、海外のマスメディアで報道された件だ。
この件について高市は、記者会見で「所属団体や思想信条がわかっていたら、会わなかった」と主張した。しかし、面識のない一般の人が国会議員といきなり面会することは不可能だろう。紹介者、あるいは秘書の取次がなければ会えない。面会者の素性を全く知らかったとは思えないし、「類は友を呼ぶ」だったと推測する。
「ヒトラーの選挙戦略に賛意を示した」というのは、高市が1994年の書籍『ヒトラー選挙戦略』に推薦文を寄せていたという件だ。高市は、同書への推薦人として「著者の指導通り勝利への道は『強い意志』だ。国家と故郷への愛と夢を胸に、青年よ、挑戦しようよ!」と書いていたとされる。本書はその後発禁となり、高市の事務所は「推薦文については記憶が無く、コメントできない。本人も著者を知らない」と回答した。
それ以外にも高市は、2013年に東日本大震災の影響で停止していた原子力発電所について、再び稼働させるべきと主張し、「福島第一原子力発電所事故で死亡者が出ている状況ではない。」などと述べた。この発言について与野党から批判の声があがり、高市は「福島の皆さんが辛い思いをされ、怒りを持ったとしたら、申し訳ないことだった。お詫び申し上げる」と謝罪し、「私が申し上げたエネルギー政策の全ての部分を撤回する」と述べた。
歯切れのいいトークと笑顔で、高市は熱狂的な支持を集めているようだが、「能ある鷹は爪を隠す」の理(ことわり)あり。

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