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2021/09/07

「色は年増にとどめさす」

「色は年増にとどめさす」、落語の中にも出てくるフレーズですね。語源はよく分かりません。長久保甚句の中に、「帯は筑前 博多に限る 色は年増に とどめさす」という歌詞がありますが、こうした俗謡の中に取り込まれていることから、以前から花街では通用していたんでしょう。ここで「色」については、女性の「色香」という説もありますが、「色事」とした方が自然です。「年増」の定義は時代によっても変わりますが、落語の中で年増は「二十七、八、三十凸凹(にじゅうしっぱちさんじゅうでこぼこ)」とされていますから、20代後半から30歳前後といった所でしょう。「色事の相手は年増に限る」という意味になるので、これは男の側から出た言葉です。
この事に関して、『東スポWeb』で医学博士の志賀貢氏が興味深い記事を書いています。アメリカの社会学者モージス博士が、男女の性に関して、数十のチェック項目を用意して、重点的に統計調査をし、アメリカ人の男女の精力に関するデータをまとめたものを紹介したものです。

縦軸に精力の強さ、横軸に年齢を指標として、統計データを並べてみると、アメリカ男性の精力は25歳頃がピークと分かる。それ以降は、山の頂上から転げ落ちるようにして、年とともに急激に精力は落ち、40代、50代になると山の裾野のように低い曲線を描いて、それ以後は精力は弱いままかろうじて持続する。
一方、女性の方は、女性の精力が上昇するのは25歳過ぎから。そして、30~33歳頃にピークを迎え、その後は男性と同じように年齢とともに減少し始める。ただし、男性のように急激な、山から転げ落ちるような減り方はせず、40代、50代、60代とわずかずつ減少して、そのまま70代、80代になっても衰えない。

上記は、アメリカ人を対象にしたデータですが、日本人も同様の傾向を示すとすれば、女性のピークは30代の前半ということになり、「色は年増にとどめさす」は、的を得たものと言えましょう。
但し、当方は色事とはとんと縁の無い人生を送ってきましたので、真偽の程は確かめておりません。

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コメント

私なぞより一層真偽のほどは・・。(哄笑)
最近、藤純子の昔の映画を観たんですが、ご指摘の魅力を感じました。

投稿: 福 | 2021/09/08 06:42

福さん
藤純子,良かったですね。でも、菊五郎ぐらいでないとやはり相手にならないでしょう。

投稿: home-9 | 2021/09/08 09:13

落語の短命、強情灸、野ざらしに出てくるおつな年増というのは、この精力のピークとぴたり一致しているなって思いました。30~40年くらい前で、色気のある女優さんで同性からみても色気のある松坂慶子や多岐川裕美が妖艶立ったのはこの頃ではないかと勝手に思っております。

投稿: ぱたぱた | 2021/09/23 18:40

ぱたぱたさん
ホステスの理想は、30代バツイチだと聞いたことがあります。年増盛りということでしょう。

投稿: home-9 | 2021/09/24 08:05

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