日本の保守派は「反皇室」
以下、10月2日付「南日本新聞」の記事より引用。
眞子さまは2018年7月、ブラジル・サンパウロ市であった日本人の移住110周年を記念する式典に出席された。ブラジル鹿児島県人会の文岡セルジオ正樹会長は、現地で日本文化が引き継がれていることに謝意を述べられたのが印象に残っている。「皇族の役割を果たされ、しっかりとした話し方で素晴らしかった」と振り返る。
県人会によると、ブラジル国内各所も視察。子どもや高齢者に自ら声を掛けて握手し、戦没者慰霊碑に深々とお辞儀する姿が称賛を集めた。文岡さんは「(結婚後の)異国での暮らしは大変さもあるだろうが、自分で選ばれた道を幸せに生きてほしい」と願った。
10月1日に発表された秋篠宮家の長女眞子さんと小室圭さんの結婚に関して、「選ばれた道、幸せに生きて」というメッセージだ。結婚が決まった二人への温かいエールだが、今のネットの世界では袋叩きにあいそうだ。
この期に及んで、まだ二人へのバッシングをやめようとしない、その神経が分からない。この結婚を破談に追い込めば、眞子さんは幸せになるのだろうか。皇室の権威は保たれるというのか。
今回の眞子さんに対するバッシングで思い出すのは、1990年代に起きた当時の美智子皇后へのバッシングだ。この時は、皇后が声が出なくなるという事態に陥った。
2010年代には、当時の雅子妃への激しいバッシングがあり、その結果は長期にわたって「適応障害」に苦しむことになった。批判の矛先は当時の皇太子(現天皇)にまで及んだ。
こうしたバッシングは、いずれも主に保守派(右翼)の側から行われたもので、今もその構図は変わらない。
この先、未婚の皇族の婚姻が話題になるたびに、相手先が気に入らないからとバッシングが行われることだろう。
かくして、皇室の権威は次第に失われていく。
日本の保守派は、「反皇室」だ。
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