「見て見ぬふり」と簡単にいうけれど
車内暴力事件が起きるたびに、周囲の人は「見て見ぬふり」と、非難するような報道がなされる。こういう報道をする人は、実際の現場に遭遇したら、勇気をもって制止するのだろうか、いつも疑問に思う。
私は過去に2度ほど車内暴力に出くわした。しかし、2度とも駅員に通報するしかなかった。幸い、両方とも暴力をふるった人物は拘束されたのではあるが。あの暴力行為に立ち向かうのは、訓練を受けた人か、よほど腕に自信がある人に限られると思った。止めるのは命がけだ。
また、暴力には至らずとも、何かきっかけがあれば因縁をつけようとウズウズしている人物に出会うこともある。時には向こうから挑発してくる場合があるので、動きに注意し慎重に行動したほうが良い。
もちろん、悪いのは向こうに決まってるが、犯罪に巻き込まれるリスクは避けた方がいい。
世の中には、常識や理屈が通らない人もいる。
稀に、暴力を阻止する勇気ある人がいて、それは賞賛に値する。だからといって、そうした行動をとらなかったから、「周囲の人は見て見ぬふり」などと安易に断定するのは、不適切だ。
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