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2022/02/03

「金もらってデモ」があり得ない理由

NHKが、東京五輪についての報道で、「金をもらって五輪反対デモに参加した」という声があることを紹介し、問題になっている。最近のNHKの報道姿勢の一端がうかがえる。
「金もらってデモ」があり得るかどうかだが、かなり以前の(つまり若い頃の)私自身の経験からいえば、答はあり得ない。
デモといっても大きく二種類あり、政府系デモ(官製デモ)と反政府系デモに分かれるが、ここでは反政府系デモに対象を限定する。
先ず、デモの主催者には資金がない、貧しいのだ。集会やデモをするにも、会場費や宣伝カー、音響設備など費用がかかる。金を配るどころか、デモの参加者からカンパを募るのが実態だ。
集会とデモ行進で、3時間程度を要するので、夏季や冬季は身体にこたえる。雨に降られると、傘がさせない時もある。
デモ行進の最中に、交差点で直角に曲がる所があると、数人の公安職員と思しき人物が、参加者を片っ端から撮影している。何かの時に利用するつもりだろう。
デモの周囲を固める機動隊から、汚いヤジを飛ばされることもあった。端を歩いている参加者の腕を引っ張って、振りほどこうとして警官の体に腕が当たれば、公務執行妨害で現行犯逮捕だ。だから警官と面対するときは、両腕は身体の後ろに回しておくことを心がけた。
学生運動が最盛期だったころ、お茶の水駅付近で学生と警察が衝突した時に、たまたまその場を通りかかった女子社員が現行犯逮捕された事があった。事情聴取で誤認逮捕であることが分かり釈放されたのだが、警察から会社に連絡が入り問題にされてしまった。こういう汚い手も使うのだ。
デモ参加者はこれだけ多くのリスクを抱えるわけで、「金もらってデモ」なんて、ハナから絵空事だ。

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