不可思議な東京都の「重症者データ」
コロナ感染者数の発表で、東京都の「重症者数」が異常に少ないことに、いつも疑問に思っていた。
国による重症者の基準が、患者が「ECMO(エクモ、患者が)を使っているか」、「ICU(集中治療室)で治療しているか」とされている。
それに対して東京都の基準は、「人口呼吸器か、ECMOを使っている」となっていて、ICUで治療していても重症者としてはみなされない。
この結果、2月1日での東京都の重症者数は29人だが国の基準なら546人に達しており、大きな差異が生まれている。
重症者数は、「まん延防止」や「緊急事態」発出の重要な判断基準となるもので、東京都だけが勝手に基準を決めていいものだろうか。
また、特定の自治体だけが独自の基準を設ければ、全国の統計データが狂ってしまう。
こういう状態を、なぜ専門家たちは放置しているのだろうか、大いに疑問だ。
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