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2022/03/30

時代の変化についてゆけない爺さんたち

ここでは「爺さん」を70代後半から80代以上の人を対象とする。
爺さんたちが会社に入った当時は、定年が50歳だった。入社したばかりの人にとっては、50歳はすごい年寄りに見えた。
終身雇用が一般的で、給料は年功序列だったから、真面目にコツコツ働いていれば馘首になることもなく、給料は自動的に上がっていった。
特別に忙しい時期を除けば、定時に退社できた。
植木等じゃないけれど、「タイムレコーダーガチャンと押せば、ちょっくらちょいとパーにはなりゃしない」という時代だった。
慰安旅行となると、女子社員への今で言うセクハラが公然と行われていた。なにせ「悪い時はどうぞぶってね、あなた好みの女になりたい」なんて歌が、ヒットしていた時代だから。今なら犯罪だもんね。
30代になる頃に、合理化の波が押し寄せてきた。人員を出来るだけ切り詰め、余った人は「希望退職」という名の「強制退職」させられた。
いきなり別の会社に行かされる「出向、転籍」制度が導入された。給与体系も年齢給から能力給に変わった。
国際競争に勝ち抜くためとして業界再編が進み、企業合併があちこちで行われ、弾き出された社員は退職に追い込まれた。
50歳前後に職場にコンピューターが導入され、馴れない手つきでキーボードを叩く日々が始まる。社内資料は全てデジタル化された。
50代半ばになると、携帯電話が持たされた。出張や外出先にも容赦なく電話やメールがくる。
やれやれと思っていたら、ようやく定年だ。
爺さんたちの中には、時代の変化についてゆけない人もいるから、そこは大目に見てあげて欲しい。
当ブログでも時に失礼な事を書いているでしょうが、どうか温かい目で見てください。

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2022/03/28

【大相撲春場所】影の殊勲者は「正代」かな

「荒れる春場所」の諺とおりに、本命の横綱照ノ富士が早々と休場して混戦模様となったが、高安との決定戦を制し、関脇若隆景が初優勝。新関脇の優勝は86年ぶり、福島県出身の力士が優勝したのは50年ぶりという記録ずくめとなった。故郷の福島に明るいニュースが届けられたのは良かった。
祖父の若葉山は私が小学生時代に活躍した力士で、「足取りの若葉山」として有名だった。若隆景はそうした奇襲ではなく、強烈な「おっつけ」で相手の体を下から起こし攻め立てるという技能派のイメージだったが、今場所はそれに「強さ」が加わった。幕内力士としては小柄の方だが、かつての千代の富士を思わせるような精悍な取り口を見せる。
ただ、ここのところ、照ノ富士を別にすれば優勝しても後が続かない力士が多いので、若隆景についても来場所の成績に注目したい。
もう一人場所を盛り上げた高安だが、終盤戦に崩れて、絶好のチャンスを逃してしまった。過去にもこうした傾向がみられ、精神的に脆いのだろうか。実力は折り紙つきなんだから、来場所からの捲土重来に期待したい。
出だしで連敗が続き、「不甲斐ない、やる気がない、大関失格」と散々叩かれた大関正代だったが、終盤は見違えるような相撲っぷりで、面目を保った。特に14日目の若隆景と千秋楽の高安と、二日続けて優勝候補を破り場所を盛り上げた。優勝決定戦という舞台を整えた点で、影の殊勲者は正代と言える。
逆に不甲斐なかったのはもう一人の大関貴景勝で、8勝してカド番を脱出して気が緩んだか、終盤は精彩を欠いた。
新大関の御嶽海は11勝をあげて及第点だ。ここから上を目指すなら、時折り見せる脆さを克服する必要があろう。
若手では、琴の若の活躍が目についた。父親に似た長身を活かした突き押しで相手を圧倒する取り口は魅力だ。未だ技術的には粗削りだが、スケールの大きい力士になることが期待できる。
昨年、2度ほど国技館に足を運んだが、その時に注目したのは若隆景と、もう一人明生がいた。その明生の方は、今場所は別人のようで1勝14敗の成績に終わった。TV画面で見る限りでは、体が小さく見えて、どこか具合が悪いのだろうか。元々は力のある力士なので、来場所以降の活躍する姿を見たい。

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2022/03/27

Answer to Vladimir Putin, it's because the Japanese are open-minded!

Russian President Vladimir Putin, in a speech to Russian cultural figures on April 25, said, "In Japan, we are not supposed to say who dropped the atomic bombs, even on Remembrance Day. He also stated that "Japanese textbooks do not explain that the U.S. committed the massacre and ignore the truth," although the basis for this statement is unclear. He developed his own theory that Japan is following the US.

The reason for this is that Japanese people are open-minded.
Even though cities all over Japan were bombed by the U.S., and even though hundreds of thousands of civilians were killed by the atomic bombs dropped on them, the Japanese people resigned themselves to the fact that they had lost the war and it was inevitable.
Until yesterday, the Japanese people were shouting "Kichiku Beiei" (the devil, the US and Britain), but as soon as the war was over, they became "Long live MacArthur".
The Japanese army insisted on a decisive battle on the mainland until the very end, but not a single Japanese resisted the Occupation forces.
When Japan signed the San Francisco Peace Treaty and became independent, Okinawa was allowed to remain under U.S. rule. Please feel free to use it.
In the Peace Treaty, Japan renounced its territorial rights to the Kuril Islands and south Sakhalin. This was not requested by the Soviet Union.
When Japan and China restored diplomatic relations, Japan did not assert its sovereignty over the Senkaku Islands.
How about it, Putin, did you see how open-minded the Japanese people are?
At the very least, why don't you emulate this open-mindedness in Russia?

(Translated with www.DeepL.com/Translator)

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2022/03/26

プーチンへ、日本人は心が広いんです

ロシアのプーチン大統領は4月25日、ロシアの文化功労者へのスピーチで「日本では追悼の日にも誰が原爆を落としたのかは言わないことになっている」などと発言しました。また、日本はアメリカに追従しているとも。

その理由は、日本人が心が広いからなんです。
原爆を落とされようと、全国の都市が空爆され数十万人の人が死のうと、戦争に負けたんだから仕方ないと諦めたんです。
昨日まで鬼畜米英を叫びながら、戦争が終わった途端にマッカーサー万歳となりました。
軍人たちは最後まで本土決戦を主張しましたが、進駐軍に抵抗した人は一人もいませんでした。
講和条約を結び日本が独立した際にも、沖縄だけは引き続き米軍占領下で良いですとなりました。どうぞ自由に使ってくださいと。
また講和条約では、日本は自ら進んで千島列島の所有権を放棄しました。ソ連から要求されてもいないのに。
日中国交回復の際に、尖閣諸島の領有権が日本にあることを主張しませんでした。
どうですプーチンさん、いかに日本人の心が広いのが分かりましたか。偉いでしょ。
せめて、この心の広さをロシアも見習ったらどうですか。

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2022/03/25

ウクライナ民謡「小さなグミの木」

ウクライナ民謡の中で、日本で最も親しまれていたのは「小さなグミの木」です。
若い頃は、歌声喫茶でよく歌いました。
女性をグミに例え、樫の木に例えた男性への切々とした思いを歌った美しい曲です。
下記のタイトル部分をクリックすると、YOUTUBEに接続します。

「小さなグミの木」

1.
なぜか揺れる 細きグミよ
かしらうなだれ 思いこめて
かしらうなだれ 思いこめて

2.
広き川の 岸をへだて
高き樫(かし)の木 ひとり立てり
高き樫の木 ひとり立てり

3.
グミの想い 樫に伝えん
わが身ふるわせ 語るときに
わが身ふるわせ 語るときに

4.
細き枝を 君によせて
日ごとささやく 若葉のこえ
日ごとささやく 若葉のこえ

5.
グミの心 とどかざれど
永遠(とわ)の願いは やがて結ばん
永遠の願いは やがて結ばん

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今季の阪神で気がかりなのは、スアレス・ロスと矢野リスク

いよいよ2022年プロ野球の開幕だ。
昨シーズンの阪神タイガース、途中までは優勝を確信していたが、後半の足踏みが響き、ヤクルトに優勝をさらわれてしまった。
今シーズンだが、とりわけて補強もしていないので、ほぼ昨年なみの戦力で戦うことになるが、気がかりな点が2点ある。
①絶対的な抑えの存在だったスアレスが退団して、穴埋めが未だ定まっていないこと。今季は昨年までと違い、延長が12回になるので、リリーフやクローザーの役割が特に重要になる。いずれにしろ、スアレス以上の成績は期待できないだろうから、マイナスの懸念が強い。
②矢野リスク、矢野監督がシーズン前に今季で退団することを公表してしまった。本人の真意はともかく、非常識な判断と言わざるをえない。特に大事なシーズン後半になると、来期の監督が誰になるかが大きな話題となる。それにより選手が動揺したり、浮足立つことも起こりうる。
今季のセリーグも混戦状態が続くだろうし、どのチームが出てきてもおかしくない。少しの戦力の差が、順位に大きく影響を及ぼすことになる。阪神も優勝の可能性もあれば、Bクラスに沈むこともありうる。
カギを握るのは、今年も藤浪の出来だろう。藤浪がシーズン通して先発ローテを守れるようであれば、優勝のチャンス有りと見ている。
シーズンが終わった時には、美味い酒を呑みたいものだ。

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2022/03/24

ウクライナ侵略と真珠湾

昨日、ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説が行われた。率直な感想を言わせて貰えば、あまり心に響くものがなかった。内容はニュースなどで既に報じられているもので、これだとわざわざ日本の国会で演説する必要性があったのかどうか。それと、もうちょっとマトモな日本語が話せる通訳がいなかったのかな。
核攻撃や原発の危険性を述べるなら、広島と長崎の原爆投下や福島の原発事故は外せないのでは。前者はアメリカへの配慮があったのかも知れないけど。日本への予備知識や関心が高くなかったのかな。
もっとも日本でさえ、今回の戦争が起こる前は、ウクライナという国がどこにあるのかさえ知らない人が多かったのでは。

ウクライナへの侵略ではすっかり悪者になってしまったベラルーシだが、首都ミンンスクにある有名な聖シモン聖エレーナ教会では、敷地内にヒロシマ、ナガサキ、フクシマの土がカプセルの中に入って埋められている。教会の脇の入り口には、長崎から贈られた鐘が設置されていて、ツアーに参加した私たちは、一人一人が鐘をついてきた。
ウクライナ同様、チェルノブイリ原発事故により大きな被害が出たベラルーシでは、それだけ日本への関心が高まったのだ。

先にゼレンスキー大統領が米国議会で演説した際に、ロシアの侵略を真珠湾攻撃に例えたことが、ネットの一部から非難を浴びている。基地を攻撃したのであって、民間施設ではなかったと言う事らしい。戦闘開始は、軍事施設への攻撃が常套手段であって、この点はウクライナ攻撃も真珠湾攻撃も違いはない。
真珠湾攻撃は追い詰められた日本がやむにやまれず行ったという主張もあるが、この理屈が通るなら今回のロシア侵略を非難できない。
NATOはもともとソ連(ロシア)を封じ込めるための軍事同盟であり、隣国のウクライナがNATOに加盟したなら、ロシアの安全保障にとって脅威となると考えたとしたら、追い詰められたからやむにやまれずという理屈も成り立つ。
どちらの場合も、客観的にどうかということより、先制攻撃の理由づけにしている点が共通である。
つまりは屁理屈。
近ごろ、「第二次世界大戦の真実」といったタイトルの本が眼につくが、いくつか内容紹介を見ると、戦争の原因がユダヤと共産主義者としているようだ。そう、ヒットラーと同じ主張で、ナチス思想は消滅していない。

 

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2022/03/22

近ごろの日本ちょっと変だぜ

札幌で開催予定だった文学展「疫病とロシア文学」が延期となった。理由は参加者に危害が加わる恐れがあるから。東京のロシア食材店の看板が破壊されたことから、主催者が自粛したとのこと。
この文学展は、19世紀のロシアで科学的な考えが浸透するなかで、文学者が疫病をどう表現してきたかを紹介する内容だった。コロナ感染下の日本にとっても時宜を得たテーマだったと思う。
現在のロシアへの非難と、ロシア文学や文化に関心を持つこととは全く別の問題だ。
こういう事が理解できない人間は、戦時中に「鬼畜米英」さけび、英語を話すことや、英米の音楽を聴くことを禁じた精神構造と同じだ。そういう連中に限って、戦争に負けるやいなや「アメリカ万歳」に変身してしまった。
月刊誌「選択」3月号の巻頭で、ロシア人作家のボリス・アクーニンがこう語っている。
プーチンの強権的な政治支配は、やがてロシアがソ連崩壊に続く、第二の崩壊に導くと。
反面、プーチン時代のプラス面として、ロシア人の日本への関心が激増した。誰もが日本食や日本アニメを愛し、日本文学を読むようになり、俳句を作る。日本人とロシア人は気質やメンタリティーが近いと思うと述べている。
こういう時だからこそ日本とロシア双方が、お互いの国の実情や国民性を理解し合うことが大切ではあるまいか。

 

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2022/03/21

東京新聞主催の落語会「ひびらく」がスタート

3月20日付東京新聞で、東京新聞主催の落語会「日比谷らくご倶楽部」(「ひびらく」)がスタートすると報じられている。全国紙主催の落語会は出揃っているが、東京の地方紙では初だろう。
特長は、
・二ツ目を対象にしたレギュラー制
・3つのグループに分けて毎月開催
グループ分けは次の通り(*チームリーダー)。
「花言葉」*三遊亭わん丈、春風亭昇りん、昔昔亭昇
「飴御前」*林家つる子、林家あんこ、春風亭一花
「らくご少年」*桂竹千代、春風亭昇咲、立川談州
わん丈はバンドのボーカルからの、竹千代は漫才からの転身という変わり種だ。わん丈は独演会に何度か行ってるし、つる子と一花はお馴染みだが、他は未見。
第1回は4月20日午後7時開演で、「花言葉」が出演。会場は日比谷の中日新聞東京本社1階ホール。

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2022/03/20

ウクライナ問題に関する多様な意見を排除すべきでない

ウクライナ戦争(防衛戦争、ロシアにとっては侵略戦争)について、国内で様々な意見がある。この中には、戦争を早く終わらせ犠牲者を出来るだけ少なくするために、早期に妥協点を見出すべきと主張もなされている。こうした主張が、ウクライナ人の命がけの戦いを無視しているとか、結局はロシアの言いなりになれということか等の批判を浴び、いわゆる「炎上」状態になっている様だ。
しかし、こうした主張をしている人の多くは、決してウクライナを非難したりロシアの正当性を主張しているものではなく、いかにこれ以上の市民の犠牲を防ぐのかという視点に立っている。であるなら、こうした意見を頭から排除すべきではない。
ウクライナ支援について、アメリカもNATOも腰が引けてるのは事実だ。軍事的に全面対決となれば、第3次世界大戦を招きかねないことを恐れている。戦争の前面に立つことは避け、様子を見ながら出来る範囲の支援を行い、経済封鎖によりロシアが戦闘を断念するよう働きかけている。ウクライナはNATO加盟を申請しているが、現状ではNATOがこれを受け入れる可能性は無いだろう。
一部にプーチンの失脚やクーデターを期待する声があるが、しょせんは他力本願であり、この戦争の帰趨がどうあろうともロシアという国は存在し続けるし、プーチンは大統領職にとどまるだろう。国民の支持率は70%を超えているのだ。
この様な情勢をふまえた上で、国民の命をあずかる政治家が妥協点を見出しながら最終可決を図るのは当然のことである。
自分たちは安全な外野席にいて、とにかくウクライナよ頑張ってロシアをやっつけてくれと応援するのは、むしろ無責任と言えよう。

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2022/03/19

「ウクライナ大統領の国会演説」には慎重であるべきだ

ロシアによるウクライナ侵略に対する当方の姿勢は明確で、当ブログでもロシアを非難し、ウクライナへの支援を訴えてきた。この態度は今後も変わることがない。
しかし、ウクライナ大統領が日本の国会で演説することに関しては異論がある。
先ず考慮せねばならないのは、これが今後の前例となることだ。前例は基準となるので、これから同様の事象が起きた時に、国会で同じ対応が取れるかどうか、取るべきかどうかが問題となる。
世界的に見れば、ある国(個別又は集団)が自分たちの主張を押し通すために他国に侵攻したり、軍事行動を取ったりしていた例は、枚挙に暇(いとも)がないほどだ。
思いつくだけでも、
・ロシアによるチェチェン及びジョージアへの侵攻
・アメリカなどによるアフガニスタン及びイラクへの侵攻
・NATO軍によるセルビアへの空爆(1万人の市民が犠牲になった)
・アメリカとNATOによるリビアへの軍事介入
・サウジアラビアとイランによるイエメンへの軍事介入
上記のうち、アフガニスタン、イラク、リビアに関しては、専制政治から民主主義国家への移行という大義名分があったが、その結果は国内の部族や政治勢力の対立を招き、長期にわたる内戦が続いて、その被害はウクライナ戦争の比ではない。当時の日本政府の立場としては、いずれも欧米側を支持していたが、今となってはその判断は誤りだったと言わざるを得ない。
現在のロシアのウクライナ侵略が最後のケースになってくれる事を祈るが、そう断言はできない。
それらを考慮するなら、ウクライナ大統領が国権の最高機関である国会での演説に対しては、慎重であるべきと考える。もし行うなら、別の形態を取った方がいい。

次に、ウクライナ側の現状や主張は日々細かく報道されており、ウクライナ大統領が国会で演説しても、今と異なった状況は生まれまい。打つべき手は打ってあるし、日本として出来る事には限度がある。例えば、ウクライナが要求している領空の飛行禁止は、日本としては手の出しようがない。
日本が、ウクライナの難民を積極的に受け入れるのは大いに賛成だ。その際に特例措置を検討しているようだが、他の難民との扱いに不公平が生まれないよう考慮すべきだ。ミャンマーなどアジア諸国で弾圧されている人々も、今後は積極的に受け入れる覚悟と、国民的合意の形成が必要だ。

コロナ感染が起きれば「非常事態法」を制定しろとか、ウクライナ問題が起きれば「核保有」とか、近ごろの世論は浮足立っているのでは。
こういう時こそ、冷静な態度が求められる。

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2022/03/18

Two Significances of the Condemnation of Russia for Invading Ukraine

There is growing condemnation in many countries of Russia's invasion of Ukraine. However, even after World War II, similar invasions of other countries, mainly by the United States and the Soviet Union (Russia), were not so widely condemned and protested.
In past wars, the military facilities of the other side were destroyed first, and if they still did not surrender, attacks on non-military facilities were carried out, killing and wounding civilians.
We are now in an era in which such acts are no longer tolerated.
With the rise of international public opinion this time, it is expected that the following will happen in the future.
First, an international consensus will be formed that invading other countries for the sake of one's own interests will not be tolerated, regardless of the circumstances.
Second, in military operations, the destruction of non-military facilities and infrastructure of the other country, as well as civilian
Killing or wounding people is condemned as an inhumane act (or war crime).

(Translated with www.DeepL.com/Translator )

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2022/03/17

ウクライナを侵略したロシアに対する非難の二つの意義

ウクライナを侵略したロシアに対して、多くの国で非難の声が高まっている。しかし第二次世界大戦後においても、主にアメリカやソ連(ロシア)が、他国への同様の侵攻を行ってきたが、これを非難し抗議する声はそれほど大きくなかった。
過去の戦争においても、先ず相手の軍事施設を破壊し、それでも降伏しない場合は非軍事施設への攻撃が行われ、民間人が殺傷されてきた。
今回の国際世論の高まりによって、今後は、
第一に、自国の利益のために他国に侵攻(侵略)することは、どの様な事情に拘わらず許されないという国際的合意が形成されうる
第二に、軍事行動において、相手の非軍事施設やインフラを破壊し、民間人を殺傷することは非人道的行為(戦争犯罪)として非難される
ことを期待したい。

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2022/03/16

常に誰かを差別しないと気が済まない人たち

小学5年の時に、クラスに在日韓国人の男子生徒が編入されてきた。両親は長く日本に住んでいたようで、彼は日本語の読み書きができたが、発音には訛りがあった。この発音に数人の生徒が嘲笑したり馬鹿にしたりするのだ。私たちより一回り体の大きな彼は、その度に背中を丸くして俯いて耐えていた。周囲の生徒の多くは彼に同情し、虐める生徒を非難したが、いっこうに止める気配がなかった。そういう連中は揃って頭の悪い生徒たちだったと記憶している。
いわゆる「部落差別」については、私の周辺では見聞きしたことがなかったので、差別そのものを知ったのは文学作品や映画などからだ。20代のはじめ頃に出張で大阪に行った時、先方の社員と世間話しをしていたら、部落への非難と、同和地区には近づかない方が良いとアドバイスされたことがある。「〇〇線の電車に乗ると、そういう人が多いので気をつけた方がいい」という、具体的なことだった。関西では部落差別が未だ存在しているのだなと実感した。
仕事の関係で、ある大阪の会社に下請けをお願いしていた。従業員はとても仕事熱心な人たちで、何度も助けられた。あるとき地元の人から、あの会社は社長以下全員が部落の人だと言われた。こちらからすれば、「だから何だ」である。仕事とはなんの関係も無い。
ウクライナ戦争との関係で、ロシア人への嫌がらせが起きてるとか。被害はロシア料理店にまで及んでいるとの報道もある。海外でも同様のヘイトが報じられているが、全く意味のないことだ。
「クーリエジャポン」によると、香港の女性ジャーナリストがロシア大使館前でウクライナデモを取材中、たまたま居合わせた右翼団体の男から罵声や威嚇を受けたという。「おまえらは中国共産党」と言いながら詰め寄ってきた。止めに入った大学生に殴りかかろうとして、警官に阻止されたとのこと。
終戦の日の8月15日、靖国神社からの中継中には投石された。12月13日の南京事件について国会議事堂前から中継しているとき、元航空幕僚長の田母神俊雄率いる右派政治運動団体「頑張れ日本! 全国行動委員会」の水島総会長らに取り囲まれ、「皆さん、この人は中国人ですよー」と指差しされながら、同会のライブ中継で晒し者にされたという。
こんな右翼連中は日本の恥だ。
彼女の所属するフェニックステレビは、中国メディアの中では数少ない知日派で、それゆえに彼女の発信したSNSには、中国人からの脅迫や嫌がらせが絶えないという。どの国にも「どうしようもない」連中がいるということだ。
常に誰かを差別しないと気が済まない人たちは、こうした行為でのみ、自己の平衡心が保てないのだろう。もはや病気だね。
ある調査によれば、ネットで嫌がらせや中傷を書き込む常習者は、利用者の0.5%だそうだ。
根絶するのは難しい。

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2022/03/14

ガマンの限界だ「鎌倉殿の13人」

何年ぶりかのNHK太河ドラマ、今年の「鎌倉殿の13人」は、1年間通してみるつもりでいたが、10回目で断念することにした。理由は、つまらないから。
三谷作品の「軽さ」は好きだが、それが「軽妙」ではなく「軽薄」になっている。内容が薄い、もっと言えば「薄っぺらい」。個々の登場人物の掘り下げが足りない。
戦国武将にとって合戦は、敗れれば領地は奪われ、一族郎党が滅亡する危機に陥る。従ってリーダーは情報を集め、誰と組み誰を敵にするかを選択し、戦略と戦術を編み出す。そうした鋭利な感覚を持った者だけが勝者となる。状況に流されたり、出たとこ勝負では勝てない。それは現代社会にも通じるもので、そこに時代劇の魅力がある。
ドラマ「鎌倉殿の13人」には、そうした感じを持てない。
時代考証がどうのと、うるさいことは言いたくないが、あの時代の女性の地位はどうだったんだろう。視点が現代的すぎないか。「~をお願いして貰っていい?」なんてセリフが飛び出すと、愕然としてしまう。
時代劇を演じられる役者が少なくなってしまったのか、一部を除き今の若者がただ鎧を着て刀を差して歩いているとしか見えない。
もはや、質の高いドラマは期待できないのか。

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2022/03/12

恐怖心は人を狂わす

以前にイスラエルを訪問した際に、現地ガイドに、なぜイスラエルという国はあそこまで攻撃的なのかをたずねた。ガイドの答えは、「イスラエルの人は怖いんです。何もしないと、いつやられるか、怖くて仕方ないんです。だから過剰反応してしまう」。納得。
ユダヤ人の歴史をみれば、常に迫害を受けてきたわけで、そうした恐怖心に支配されたしても不思議ではない。
翻って、今のプーチンによるウクライナ侵略だが、根底にあるのは恐怖心だろうと思う。
ソ連崩壊後のロシア経済を立て直してきたが、気がつけばかつてのソ連邦の構成国や衛星国が、次々とNATOに加盟し、遂にはお膝元のウクライナまで加盟を図っている。
城に例えるなら、既に外堀は埋められ、遂には内堀が埋められる事態に至った。
ロシアは大国だが、ロシア革命以後は常に外国からの干渉戦争に脅かされてきた(日本も参戦していた)。共産主義が広がらぬうちに叩き潰しておこうと、周囲の国は考えたわけだ。その典型はナチスドイツだ。
今は、誰もロシアを征服しようなどと思っていないだろうが、ロシアにしてみれば決して安心していられない心境だろう。
加えて、プーチンは恐怖政治で国内を支配してきた。そうした独裁者は、何かのきっかけで民心が離れてしまうと、待ち受けるのは処刑であることは歴史が証明している。
プーチンは怖いのだ。その恐怖心が判断を狂わしているのだろう。
日本でも、ウクライナの状況を見て、明日は日本の運命だと恐怖心が煽られている感がある。
日本の安全保障に関しても、過剰に浮足立つことなく、冷静な議論が望まれる。

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2022/03/10

トランプ大統領と安倍首相だったら

現在のプーチンによるウクライナ侵略について、ネットの一部に「トランプ大統領と安倍首相だったら」戦争は防げたといった論調がある。つまり、この二人ならプーチンの暴走を止められたと。安倍を特使としてロシアに派遣という案も、国会でとり上げられていた。プーチンへの説得を期待したものだろう。
確かに、トランプと安倍に共通するのは、二人とも親プーチンであることだ。個人的な親しさをもアッピールしていた。しかし、プーチンという人物は、そうした「友情」で信念を曲げるタマではないことは明白だ。

先ずトランプ元大統領だが、2016年の大統領選挙で勝利したが、この選挙にロシアが介入していたことは、これを調査していた「モラー特別検察官の捜査報告書」が証明している。トランプが僅差で勝利できたのも、ロシアによる介入が大きかったという観測は当時からあった。
2018年6月14日、カナダで今月開かれた先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)で夕食会の席上で,トランプ大統領がロシアによるウクライナ南部クリミア半島併合を正当化する発言をしたと伝えられた。また席上でトランプは、「ウクライナは世界中で最も腐敗した国の一つだ」と、他の首脳のウクライナへの支持を疑問視するような発言をしたと報じられていた。
トランプは、G7にロシアを参加させてG8とするよう再三主張したが、他の首脳の反対で実現しなかった。
ロシアによるクリミア半島併合に対して、当時の欧米諸国が一致して毅然とした態度を取れなかったのが、今回のウクライナの事態を招いたと思われ、むしろトランプの姿勢が足を引っ張った可能性が高い。

安倍元首相については、2018年11月のシンガポールでの首脳会談で、北方四島のうち、歯舞群島および色丹島の二島の日本への引き渡しが明記された「1956年日ソ共同宣言」を基礎に、平和条約交渉を加速させることでロシアと合意した。それまでは北方四島の返還を求めてきたが、二島返還へと大幅に譲歩した。
しかし、プーチンはこうした交渉を無視しただけでなく、領土割譲禁止条項が新たに加えた改正憲法を成立させ、「日本との間に領土問題は存在しない」ことを確定させた。
安倍は、プーチンの意図を完全に見誤ったのだ。

以上の結果からすれば、「トランプ大統領と安倍首相だったら」ウクライナ戦争は防げたというのは、幻想でしかない。
もっとも穿った見方をすれば、もしトランプが大統領だったら、アメリカはロシア-ウクライナ問題には全く関与しないと明言していたかも知れない。その場合、ロシアへの制裁措置は効果が無くなり、ウクライナは最初からロシアの提案をそのまま受諾し、戦闘そのものも起きなかったかも知れない。その可能性は否定しきれないが。

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2022/03/08

Обращение к российским солдатам.

Люди дома.
Мы ждем ваших новостей.
Мы ждем вашего возвращения.
На далеких, чужих полях сражений.
Прекратите борьбу.
Убийство невинных людей.
Давайте больше не будем этого делать.
И вернуться домой.
Обнимайте своих близких.

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Песни изгнания

1
Красивые горы, красивые реки.
Погоня и преследование, бесконечный путь.
Дорога полна слез, счастья нет.
За пределами страны и в стране
2
Где дом? Где мои родители?
Страна украдена, родственники убиты.
Блуждание, дрейф, некуда идти.
За пределами страны и в стране
3
День радости, страна сокровищ.
Ноги, растоптанные под ногами Голод и страдания
Дни закончатся, гнев содрогнется.
За пределами страны и в стране

(Переведено с помощью www.DeepL.com/Translator )

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Song of exile

1
Beautiful mountains, sweet river
Chased and pursued, endless journey.
The road is filled with tears, and there is no happiness.
Out of the country and in the country
2
Where is home? Where are my parents?
Our country's been stolen, our people killed.
Wandering, drifting, nowhere to go
Out of the country, in the country.
3
A day of joy, a land of treasure.
Feet trampled underfoot Hunger and suffering
Days will end. Anger will tremble.
Out of the country and in the country

(Translated with www.DeepL.com/Translator)

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2022/03/07

戦争報道には注意が必要だ

いま多くのメディアがロシアのウクライナ侵略を批判し、世界的にも反戦運動が大きな拡がりを見せている。プーチンの仕業からすれば当然の反応だ。ただ、ここで注意が必要なのは、戦争報道は一般に当事国から発せられるプロパガンダが含まれることが多く、一方の善に対してもう一方の悪が強調されることだ。
例えば、2003年に起きた米国のイラク戦争(侵攻)だが、本質的に今回のウクライナ侵略とどこが違うだろうか。当時は、イラクが大量破壊兵器を所有し、フセイン大統領は国民を弾圧し世界にテロをふりまくとんでもない指導者だという米国の宣伝が浸透していた。日本政府はこの宣伝に全面的にのっかり、イラクを非難し米国を支持した。日本のメディアもこの報道を垂れ流し、国内で反対の声をあげたのは一部の人々だった。
旧ユーゴの内戦では、後に判明したのは片側の陣営が広告宣伝会社に依頼し、プロパガンダを行っていた。ここでは、セルビアが相手国の子どもや女性たちを鉄条網の向こうに閉じ込める写真が全世界に公開され、セルビアへの非難の声が高まり、NATO軍がセルビアに空爆するに至った。しかし、その写真はフェイクであったことが分かったが、後の祭り。
いま、ロシアのウクライナ市民の無差別攻撃が非難されているが、日米戦争の後半には、米軍による日本全国の都市への無差別空爆により、40万人以上の市民が殺害された。だが、当時はこれを非難する者はいなかったし、むしろ終戦を早めたとの評価があったくらいだ。
ことほど左様に、戦争報道というのはバイアスがかかったり、その時の空気に左右される事が多い。
だからこの度の戦争報道についても、当時国はもちろんのこと、日本を含む関係国の報道にも冷静な判断が要るだろう。

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2022/03/06

柳家小三治とその周辺(上)

月刊誌「図書」3月号に、芸能評論家の矢野誠一の「柳家小三治とその周辺(上)」が掲載されているので、中身のいくつかを紹介したい。
小三治の経歴は、
1959年 5代目柳家小さんに入門、前座名は小たけ
1963年 さん治で二ツ目
1969年 10代目小三治を襲名真打昇進
二ツ目から真打までが6年間と、かなりのスピード出世だ。私が未だ若い頃に、小さん門下で、さん治(後の小三治)とさん八(後の入船亭扇橋)という有望な若手がいると聞いていたので、以前から注目を集めていたんだろう。
矢野は当初は新劇を目指していたが、60年安保の挫折のなかで寄席通いが始まり、未だ三遊亭全生時代の5代目圓楽と知り合う。ただ当時の寄席は落語の口演時間が短く、色物が多かったため、物足りなさを感じていた。そこで、好きな落語家の好きな落語を自分の手で聴きたいと考えて全生に相談したところ、「どんな大看板でも口説いてあげる」と、落語会のプロデュースの背中を押してくれた。
会場は出来たばかりのイイノホールに決め、出演者として8代目桂文楽、6代目三遊亭圓生、5代目柳家小さん、8代目林家正蔵、8代目三笑亭可楽をリストアップし、出演依頼した。27歳の若造に大看板たちが快諾してくれたのは、全生の尽力のお陰だった。かくして、毎偶数月に開催の「精選落語会」が発足した。
開口一番は、圓楽、談志、柳朝、志ん朝の4人の輪番制だったというから、贅沢な顔ぶれだ。その後、吉生(圓窓)、さん八(扇橋)、さん治(小三治)を加えて7人制にした。この時、矢野が初めて小三治との出会いになったのだが、出演依頼を喜んで引き受けてくれると思っていたら、小三治は不愛想な表情で、「あ、そう」と言うだけだった。
若手の中には、目上の人間にへつらう者もいるが、小三治は孤高の姿を見せていた。
1969年1月に、矢野誠一、永六輔、江國滋、小沢昭一、永井哲夫、柳家さん八、桂米朝、大西信行、三田純一、柳家さん治の10人で、「東京やなぎ句会」の第1回を開き、以後は月に一度の句会を重ねた。
1969年9月には柳家小三治の襲名真打披露が行われ、お祝いの「後ろ幕」に句会のメンバーが、小三治得意のネタにかけて作った句を記した。矢野誠一の句は「百川」に因んで、
「風かをる百兵衛も居た山車の列」。
この後ろ幕は概ね評判が良かったが、当の小三治は、「みんな後ろ幕の俳句ばかり読んでて、俺の噺をきいてくれない」と言っていた。
「東京やなぎ句会」は、海外の10回を含め100回以上の吟行旅行を行ったが、これだけの友人を持っている人なんて、世の中にそういるもんじゃないだろうと、矢野は書いている。

「図書」に続編が掲載されたら、改めて紹介する予定である。

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2022/03/04

プーチンによる教科書の書き換え

ロシアのプーチンは、2000年から現在までの22年間(厳密にいえばそのうちの4年間は首相だが)大統領として君臨してきた。これによりロシアの民主化はブレーキがかかり、プーチンによる独裁体制が出来上がった。
この任期中にプーチンが行ったことでは、ソ連時代の政策を肯定するという特長がある。
第二次世界大戦でソ連はナチスドイツを破り、戦争を終結に導いた。その一方、そもそも第二次世界大戦が開始したのは、1939年の「独ソ不可侵条約」の締結により、ポーランドに対しドイツが西側から、ソ連が東側から侵入したのがきっかけだった。プーチンはこれをロシアの黒歴史ととらえたのだろう、第二次大戦の開始を1941年の「独ソ戦」に変えてしまった。
さらに、大戦の戦中や戦後にソ連が行った侵略行為を無かったことにした。こうした自国に都合のよい「歴史修正主義」に基づき、教科書の書き換えを行った。
教科書の記述は単に教育だけにとどまらず、国にとっては正史となる。プーチンのロシア国内の支持率が高いのは、こうした誤った愛国心を国民に植え付けてきたためだろう。
我が国でも、右翼政治家が教科書に書かれた過去の日本の行った行為を「自虐史観」と攻撃して書き換えを求め、一部は既に書き換えが行われている。この勢力が、改憲に前のめりになっていることも偶然ではない。
私たちはプーチンの行為を「他山の石」とすべきだろう。

 

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2022/03/01

「ロシアのウクライナ侵略」怒りと、冷静さと

今回のロシアのウクライナ侵略についての日本国内の反応は、過去に無いものだった。戦後の海外での戦争-朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン戦争、イラク戦争など-については、政党の立場で評価が異なっていたし、国論が分かれていた。今回は自民党から共産党まで同一歩調をとり、国民の大半もロシアを批判し、ウクライナに同情している。それだけプーチンのやり方があまりに無謀であり、世界各国の反対運動がロシアを包囲しつつあるのは当然だ。
ただここで考えておかねばならないのは、この戦争を最終的に解決するのはウクライナ国民とロシア国民であることだ。日本を含め外国のできることは、ウクライナへの支援と、ロシアへの制裁しかない。

ロシアとウクライナへの軍事力との差が大きいので、ウクライナの敗北に終わるのではと悲観的な見方が多い。
しかし、そうとばかりは言えない。
今回に似たケースに、第二次世界大戦の直後にソ連がフィンランドに攻め込んだ「ソフィン戦争」がある。フィンランドは1918年までロシア帝国に組み込まれていて、ソ連がドイツとの戦争に備えてフィンランドを併合しようとしたものだ。ソ連とフィンランドとの軍事力の差は歴然としており、兵力で5倍、大砲や戦車など火力で30倍とロシアが上回っていた。当時のロシアの司令官は、この戦争は4日で片づけると豪語していた。ところが、ロシアは緒戦で手痛い敗北をきっし、以後は一進一退の膠着状態が続き、大戦終了時にフィンランドは独立を保つことができた。
だから、早計な予想は避けた方がいい。

今回の戦争に、アメリカやNATOが軍事介入をしていないことに批判する者もいる。しかし同盟国でもないアメリカが直接軍事介入する大義名分がない。ベトナム戦争からイラク戦争を経て、アメリカには外国の戦争に対する厭戦気分も広まっているだろう。NATOに未加盟のウクライナに対して、NATO諸国が軍隊を派遣するのは難しい。こうした無責任な発言は意味がない。

今回の「ロシアのウクライナ侵略」に乗じて(尻馬に乗って)、日本の軍拡を主張する声が出ている。ウクライナの次は日本だと、不安を煽っている。しかし日本とウクライナとでは置かれている状況が大きく異なる。
なかには安倍や維新のように、核兵器の日本への配備を議論すべきと言い出すのもいる。「議論する」というと体裁がいいが、政治の世界では「推し進める」を意味している。彼らの主張通り、日本が核武装し、先制攻撃を合法化すれば、先のアジア太平洋戦争の記憶をよびさまして、アジア諸国がいっせいに核武装に走るかも知れない。「貧者の武器」である核兵器は、どの国でもその気になれば容易に作れる。
こういう時こそ、冷静さが求められる。

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