ガマンの限界だ「鎌倉殿の13人」
何年ぶりかのNHK太河ドラマ、今年の「鎌倉殿の13人」は、1年間通してみるつもりでいたが、10回目で断念することにした。理由は、つまらないから。
三谷作品の「軽さ」は好きだが、それが「軽妙」ではなく「軽薄」になっている。内容が薄い、もっと言えば「薄っぺらい」。個々の登場人物の掘り下げが足りない。
戦国武将にとって合戦は、敗れれば領地は奪われ、一族郎党が滅亡する危機に陥る。従ってリーダーは情報を集め、誰と組み誰を敵にするかを選択し、戦略と戦術を編み出す。そうした鋭利な感覚を持った者だけが勝者となる。状況に流されたり、出たとこ勝負では勝てない。それは現代社会にも通じるもので、そこに時代劇の魅力がある。
ドラマ「鎌倉殿の13人」には、そうした感じを持てない。
時代考証がどうのと、うるさいことは言いたくないが、あの時代の女性の地位はどうだったんだろう。視点が現代的すぎないか。「~をお願いして貰っていい?」なんてセリフが飛び出すと、愕然としてしまう。
時代劇を演じられる役者が少なくなってしまったのか、一部を除き今の若者がただ鎧を着て刀を差して歩いているとしか見えない。
もはや、質の高いドラマは期待できないのか。
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たしかに、あの時代の人物描写には、問題がありますね。
私は、もう少し、付き合ってみます。
投稿: 小言幸兵衛 | 2022/03/15 11:23
小言幸兵衛さん
私の期待が大きすぎたかも知れません。
投稿: home-9 | 2022/03/15 15:45