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2022/04/10

ヤングケアラーって、不幸ですか?

厚労省によれば「ヤングケアラーとは」、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされている。最近の調査によれば、小学6年生の6.5%がなんらかの家事にたずさわっているという。
気になるのは、ヤングケアラーが否定的に扱われていることだ。
厚労省のHPでは、ヤングケアラーについて次のように結んでいる。
”「子どもが子どもでいられる街」を、みんなでつくっていきませんか。それはきっと、すべての人が幸せに暮らせる社会をつくる一歩になるはずです。”
ヤングケアラーの子どもたちが、学校教育や部活、友人関係などでハンディを負うことを心配しているようだが、家族の一員として大人がやるべき家事や家族の世話の一部を子どもが日常的に分担することは、決して悪い事とは思えない。
私事にわたり恐縮だが、私の妻は子どものころは典型的なヤングケアラーだった。
家が農家だったので、小学低学年のころから畑仕事を手伝っていた。11歳で実母が亡くなると、それに加えて家事全般から幼い妹や弟の世話まで、彼女の肩に負わされた。
だからか、小学から中学を通して家で勉強した記憶がなく、高校に入るための受験勉強も特にしなかったと言っている。
しかし、そうした経験が彼女の生き方や人生観、仕事に対する取組み姿勢に大きな影響を与えたように思える。看護師という仕事を選んだのも、その一つだろう。
それは、私の妻だけの特別な事情ではなく、同世代の農家に育った子どもたちの多くが同様の状況にあった。都会の子どもたちも、家が商店など自営業の場合は、店を手伝ったり弟妹の面倒を見たりしていた。
ヤングケアラーだからといって、一律に「子どもが子どもでいられない」なんて事はないのだ。

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