18歳成人に、何をいまさら
今年の4月1日から、成人の年齢が18歳に引き下げられた。つまりは、18歳になれば、精神的にも肉体的にも大人であることを法律で認めたわけだ。
処が、今頃になって18歳では親の承諾なしに色々な契約ができるのだの、詐欺にあわないか心配だという声があがっている。なかには学校教育の場で注意を喚起して欲しいという意見もあるようだ。
過保護もいいとこだ。
先日、国会で18歳以上で20歳未満の人がAV出演契約をした場合は、親が取り消しができるように主張した議員がいた。
冗談いっちゃいけねえ。
18歳だろうと20歳だろうと、娘がAVに出たり風俗で働いたりするのを、承諾する親がどこにいる。親には内緒にするに決まってるだろう。
ひと昔前の春歌じゃないが、
♪ひとり娘と~~時は、親の承諾得にゃならぬ♪
を思い出してしまった。
もう一つ分けが分からないのは、酒とタバコとギャンブルは20歳過ぎてからって、何でこんな例外を作ったのだろう。
18歳は成人なんだから、そこは自己判断にすべきだろう。
酒やタバコは健康上の問題があり、ギャンブルは依存症になるからということらしい。
それなら、酒やタバコを18歳から始めた場合と20歳から始めた場合の、健康状態の比較データを示すべきだ。
ギャンブル依存症がどうのと言っておいて、カジノは推進するというのは平仄が合わない。
私が若いころは、大学生になるか、就職して社会人になれば、酒もタバコもギャンブルもOKという暗黙の了解があった。
それで、どんな弊害があっただろか、訊いてみたいもんだ。
もう一つ、地方自治体でおこなっている成人式、あれこそ無意味だ。
成人を祝ってくれる人は、親や保護者や親類、社会人になっていれば上司や同僚、それで十分。
アタシの頃は成人式なんざぁ無かったが、それでもこんなリッパな大人になってます。
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