書店員って皆さん読書家ですか?
最近、目につくのは書籍の広告に書店員の推薦がのっているこっとだ。書店に行くと平積みの本の背後に、やはり書店員の推薦文がたてられている。そればかりか、書店員が選ぶ賞まで存在する。
書店員って、一般の人と比べ読書家なんだろうか?
若い頃、神保町の古書店をみて歩くことが多く、店のいちばん奥に店主の席があり、例外なく本を読み続けていた。当たり前だが本は売るほどあるし、古書店の本だから読み終わったあとも商品として売れる。こういう人が読書家で、書籍に詳しいのは納得できる。
しかし、新刊の書店員はどうだろうか。忙しく働いていて、勤務時間中の本を読む暇はないだろう。それなら普通の勤め人と条件は変わらず、書店員だけが特別に読書家にはなりえない。
一つ言えるのは、新刊を片っ端から読める経済力があるのかという疑問だ。古書店とはちがって、読み終わった本は新刊で売るわけにはいかない。おそらく日々数十冊の新刊が発行されているだろうし、それを読むためには購入せねばならず、かなりの費用がかかる筈だ。書店員の人たちは特別に給料が高いのだろうか、そうとも思えない。
考えられるのは、出版社が新刊書籍を宣伝用として、無料で書店に配っているのではという疑問だ。それなら経済的な問題は解決する。
もし、そうした事が慣例化しているとすると、その分に掛かったコストは、私たち一般読者が負担していることになる。
どうも、モヤモヤしてしまう。
私の勝手な予想が外れていたら、ゴメンなさい。
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