やはりあの「宗教団体」の名が
安倍元総理を銃撃し死亡させた山上容疑者は「宗教団体のメンバーを狙おうとしたが、難しいと思い、安倍元総理を狙った」と供述した報じられていたが、その宗教団体とは多分アレだと思った方が多いだろう。私もそう思った。
「現代ビジネス」(7/9(土) 23:22配信)では、宗教団体の名が「旧・統一教会(世界平和統一家庭連合)」だと明らかにしている。かねてより霊感商法や集団結婚で話題になってきた韓国で生まれた新興宗教だ。国内外に多くのフロント組織を持っている。
山上容疑者は「自分の母親が統一教会の信者で、安倍晋三が統一教会と親しいと知って狙った」と供述している。
韓国の宗教団体と自民党右派の結びつきを怪訝に思う人もいるだろうが、ごく最近までは右派は親韓国だった。それは今でも続いている。
政治団体である「勝共連合」の設立には祖父である岸信介が協力しているし、父親の安倍晋太郎は有力な「韓国ロビー」で、文鮮明主催のパーティーに参席したり、同僚議員を教義セミナーへ勧誘するなどして尽力していた。
2021年9月12日(日本時間)に開催された統一教会系の「天宙平和連合主催」のイベント『THINK TANK 2022 希望前進大会』には、安倍晋三はビデオメッセージを寄せている。
統一教会が支援している国会議員は他にも沢山いるが、山上容疑者が特に安倍元総理が特に親しいと考えたのは理由があったということだろう。
こうして見ていくと、今回の事件はいわゆる「政治テロ」というよりは、「個人的な怨恨」、それもかなり屈折した怨恨、ないしは逆恨みによる殺人事件の様相を呈している。
もちろん、動機や犯行理由にかかわらず許されるものではないのは、言うまでもない。
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宗教団体がまるで“集金マシーン”と化して、様々な軋轢を生み、社会問題を生むケースは、よく聞かれる話かと思います。私とて電話勧誘や戸別訪問をうけることもしばしばです。まして大政治家となると献金や集票目的もあって、それらの集団に近づくことがあるのでしょうが、ある意味、双方にとって“持ちつ持たれつ”の間柄になるのでしょうが、それでもスキャンダルを恐れて、決して“相思相愛”とはならず、利害損得て結びついた“腐れ縁”として繋がっているのが一般的かと…?統一教会は安倍氏が関わったその種の団体の一つと言えるかもしれませんが、それにしても高い“代償”を払わされたものと、哀惜の気持ちを禁じ得ません。
そもそも新興宗教団体の教祖と呼ばれる方々は、脱税や女性問題、それらに纏わる内紛が絶えませんなぁ!?
投稿: 与太 | 2022/07/11 20:02
与太さん
容疑者の身上には同情すべき点はありますが、殺人に関しては弁解の余地はありません。本人も極刑は覚悟しているでしょう。
投稿: home-9 | 2022/07/11 21:12