フォークダンスdeオクホマミクサー
若い頃のリクリエーション活動では、フォークダンスが定番だった。高校は公立で男女共学だったが、3年間女子の応募がゼロという悲惨な状況だったので、女子と手をつないで踊れるフォークダンスの時は天にも昇る気がしましたね。
フォークダンスで最も多かったのは、次の通り。
・オクホマミクサー(アメリカ)
・コロブチカ(旧ソ連、ロシア)
・マイムマイム(イスラエル)
・ジェンカ(フィンランド)
こうして見ると、選曲に第二次大戦後の反ファシズムの影響を感じる。
舟木一夫の「高校三年生」の歌詞に「僕らフォークダンスの手をとれば 甘く匂うよ黒髪が」という一節があるが、これは「オクラホマミクサー」ですね。男女がペアになって手をつなぎ、男性が女性の後ろに立って踊るのはオクラホマミクサーだけ。だから黒髪が匂ったのだ。
コロブチカも男女でペアになるが、正面で相対するので黒髪は匂わない。
いずれも踊る中でパートナーが交代するので、お目当ての子に回ってくるのが楽しみでしたね。
マイムマイムは全員が丸く手をつないで踊るので、男女がペアになることは無い。YOUTUBEで見ると、イスラエルでは現在もお祝いの時にマイムマイムを踊るようだ。
ジェンカ(レッツ・キス)は、列になって踊る。
さて「オクラホマミクサー(Oklahoma mixer)」だが、アメリカにそんな名前の曲は存在しない。
成立の経緯だが、元は米国人が日本人との会食の席でアメリカのフォークダンスである"Virginia Reel"を自ら踊ってみせ、これに興味を示した日本の出席者たちに手ほどきをしたのが始まりで、これが全国に拡がったとある。
オクラホマミクサーの振り付けはオリジナルとは異なっていて、日本独自のアレンジが施されている。
曲も"Virginia Reel"ではアメリカ民謡のメドレーだったが、オクラホマミクサーで使用されている曲は「藁の中の七面鳥」だ。
タイトルの「ミクサー」とは、欧米の社交ダンスやフォークダンスにおいて複数の男女ペアがパートナーを順に換えながら踊るダンスのジャンルだそうだが、「オクラホマ」の根拠はよく分からない。
だからアメリカ生まれの日本育ちといった所。
それではご一緒に。
タラッタラッタン、タラッタラ、タラッタラッタン、タラッタラ、ターランタンタンタンタリラレラ、ターランタンタリラレランランタン・・・
« 「ひろゆき」って意外に世間知らずだね | トップページ | 「銃撃事件」容疑者には厳罰を »
「音楽」カテゴリの記事
- 桂小すみ「プッチーニが聴いた『越後獅子』」(2024.08.19)
- 好きな民謡7選とその歌詞(2024.06.20)
- 「九ちゃん(坂本九)」に会いたい(2024.05.01)
- 戦後を代表する女性歌手「二葉あき子」(2023.12.27)
- 嫌いな歌謡曲(2023.12.20)
コメント