再生エネルギーに立地条件の壁
温暖化防止→脱炭素→再生エネルギーの流れが官民あげて加速している。代表的なものが太陽光発電と風力発電だ。
問題は再生エネルギー発電の場合、火力や原発に比べ広い土地が必要になることだ。
中国のシルクロードに行った際に、広大な砂漠を利用した大規模な太陽光発電と風力発電が設置されていたが、日本では望むべくもない。
風力発電の場合は、周辺の森林を伐採するケースも出てくる。これでは却って環境破壊になってしまう。
観光地に近いと、景観の妨げになる。
現在、ラスエナジー社が青森県八甲田周辺で、大規模な風力発電を計画している。完成すれば国内最大級となる。敷地面積は1万7千ヘクタールで、対象地域は2市4町にわたる。
計画では、高さ200m羽根の直径が150mの風車が約150基並ぶことになる。さぞかし壮観だろう。
問題は次の通り。
①予定地に十和田八幡平国立公園が含まれる可能性がある
②建設のために切り拓かれた森林は元へ戻らない
③景観の破壊
太陽光発電の立地条件としては①日当たりがいい②水はけがいい③人通りが少ない、などがある。
再生エネルギー発電では自然環境の調和が必要で、日本の国土を考慮すれば自ずと限界がある。
いずれにしろ、建設にあたっては地域住民の理解が必要であることは言うまでもない。
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