新宿末廣亭の苦境とクラウドファンディング
新宿末廣亭のHPに、経営が苦境に陥っていて、当面の資金繰りのためにクラウドファンディングでの協力を訴えている。
①コロナ前に比べ、観客が7割減になっている。そのため毎月赤字が続いている。
②コロナ前にあった積立金数千万円は1年半で底をついた。前回の寄席へのクラウドファンディングで頂いた2千万円も一定期間の運営を支える形になった。
③現在はコロナ対策の融資を受けているが、このままでは今年の夏頃には経営破綻に陥る。
④席亭としては何とか存続したいと思い、クラウドファンディングへの協力をお願いする。
他の寄席のように新宿末廣亭は不動産収入がないので、厳しい経営環境に置かれているようだ。
振込先などの情報は新宿末廣亭のHPに書かれているので、志のある方は協力ください。
« あの歌は「ロシア民謡」ではなく「ソ連歌謡」だった | トップページ | 「原敬」の潔さを見習ったらどうか »
「寄席・落語」カテゴリの記事
- 「落語みすゞ亭」の開催(2024.08.23)
- 柳亭こみち「女性落語家増加作戦」(2024.08.18)
- 『百年目』の補足、番頭の金遣いについて(2024.08.05)
- 落語『百年目』、残された疑問(2024.08.04)
- 柳家さん喬が落語協会会長に(2024.08.02)
昨年(1991年)に落協・芸協が中心となって寄席経営救済のためのクラウド・ファンディングでは、及ばずながらヤマ万くらい送りましたが、末廣亭での“贈呈式”では、席亭が「一時しのぎ…」のようなコメントを付け加えてたのには何か違和感のようなものを覚えました。
別に恩に着せるつもりは毛頭ありませんが、1年後に独自にクラ・ファンを始めるのは、まさに“二匹目のドジョウ”といった印象から、今回は見合わせようと考えてしまいました。8月末までの期限ですが、7月末現在で目標額の1/3ほど。達成するのは、正直、厳しいかと感じました。
まぁ末廣亭が閉場して欲しくはありませんし、他の演芸場のように別収入(?)が得られない事情もあるようで、建物自体の老朽化とかで永続は難しい…ということは、約30年前のバブル終末期にもあったのを、TVドキュメンタリーで放映されたのを視た覚えがありましたし…。
でも“良心の呵責”もあるから、多少なりとも善意の浄財を…とも思っているところです。
投稿: 与太 | 2022/08/04 14:23
与太さん
確かに今回も一時しのぎに終わる可能性があり、抜本的な解決にはならないと思われます。ただ国立演芸場も建て替えのため閉館となり、このままでは寄席という文化が先細りになってゆくのを心配しています。
投稿: home-9 | 2022/08/04 16:24