空港保安検査あれこれ
球界のレジェンド村田兆治が、空港の保安検査でトラぶり、検査員に暴力をふるったとして逮捕された。野球ファンとしてショックを受けた人が多いだろう。
暴力は弁解の余地がないが、空港保安検査で理不尽な思いをすることはままある。
南米のある空港の保安検査で何度も警報がなり、そのたびにやり直しさせられた。ベルトも靴も脱いで、ポケットの中身を全部出しても引っかかるのだ。さすがに頭にきて、次のローカル空港では海水パンツにTシャツ、ビーチサンダルの姿になって検査を受け、これでダメなら素っ裸になってやろうと思っていたら、さすがに無事通過できた。ただ、この格好で飛行機に乗るのはちょっと恥ずかしかったけど。
コロンビアの空港で、ツアーのメンバーのスーツケースに麻薬犬が吠えたと大騒ぎになったことがある。係官と本人立ち合いで開けたところ何も問題はなく、どうやら土産に買ったコーヒー豆5袋分の匂いに犬が反応したようだ。国の名産品と麻薬と区別つかないようじゃ、このワンちゃん失格だ。
南アのヨナネスブルグ空港では、検査官に財布の中身を調べるのがいる。二人一組で、一人が財布の中の金を勘定している時にもう一人が後ろから話しかけてくる。後ろに気を取られていると現金を抜くのだ。事前に情報は得ていたので、後ろは無視して財布から眼を離さずにしていたので被害にあわなかった。
成田空港の通関で、係官から一度だけスーツケースを開けさせられた。あれは結構恥ずかしいものだ。ただ、出発がイスラエルのテルアビブ空港で、この保安検査は手荷物はもちろん、スーツケースも全て開けられて、本が入っていると全ページをめくりチェックするほど厳密を極める。だから成田の係官に一言嫌味を言おうかと思ったが、やめておいた。
空港保安検査のあれこれでした。
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