私たちは少数派だという自覚が必要
中国の習近平独裁体制がますます強化され、台湾への軍事侵攻が現実味を帯びつつある。
ロシアのプーチンはウクライナ戦争の劣勢を盛り返すためとして、核兵器を使用するのではという憂慮がなされている。
しかし、国際的にこれらを止める動きは鈍い。
私たち西側(日本も西側)にとって歯がゆい思いであり、国連が機能していないせいだという声もある。
しかしながら世界を冷静に見てみれば、民主主義国の退潮は明らかだ。
スウェーデンの調査機関V-DeMによれば、2021年時点で民主主義国は89で、権威主義国は90。世界人口の7割にあたる約54億人が権威主義国で暮らしていて、10年前の49%から急増している。
私たちは民主主義が正しいと信じているが、世界の趨勢はその逆に動いている。残念ながら、私たちは世界では少数派なのだ。
その点を自覚して出発するしかない。
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