カタール批判への疑問
現在開催されているサッカー・ワールドカップの開催国カタール国に対して主に西欧諸国から批判が起きている。理由は、同性愛など性的マイノリティの存在をカタールが禁止しているからだ。
それぞれの国の法律や慣習は、宗教や固有の歴史、地政学上など様々な経緯の上に成り立っている。国によって違いがあるのは当たり前のことだ。
西欧諸国の主張は正当だとしても、それに反するからと言って批判するのは大いに疑問だ。
こういう事を言い出せば、これからイスラム教の国々では国際大会が開けなくなる。
今では西欧諸国では性的マイノリティを承認しているが、長い歴史からみればごく最近のことだ。
国の発達段階にも違いがある。そこは認めなくてはいけない。
ロシアがスポーツの国際大会から閉め出されているのも賛成できない。
もちろんドーピングなどの不正が理由であれば、除外は当然だ。しかしウクライナ戦争を理由としているのは正当とは思えない。
それなら、米国がベトナムや湾岸やアフガン、イラクとの戦争の時に、国際大会から除外されただろうか。
これは完全なダブルスタンダードだ。
政治とスポーツを切り分けろとまでは言わないが、節度が必要だ。
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