追及されれば逃げ回るは杉田水脈の常套手段
衆院倫理選挙特別委員会での杉田水脈総務政務官の答弁が問題になっている。
過去の杉田の発言に対して野党の委員から追及されると、答弁が逃げの一手なのだ。
「統一教会の信者の方にご支援、ご協力頂くのは何の問題もない」とツイートした件については、「個人的な投稿について見解の表明は差し控えたい」。
性暴力の被害を受けた伊藤詩織を「枕営業の失敗ですね」というツイートに「いいね」を押して、東京高裁から名誉棄損と認定された件については、「係争中なので詳細は控えたい」。
総務省がSNS上の誹謗中傷防止のキャンペーンを行っていることについては、「存知あげません」。おいおい、仮にも政務官だろう、自分の省庁のことさえ存知あげないのか。
過去のツイートで「子どもを家庭から引き離し、保育所で洗脳教育する。コミンテルンは息を吹き返しつつある。夫婦別姓、ジェンダーフリーなどを広め、『家庭』を崩壊させようと仕掛けてきた」と投稿した件については、「個人的な投稿なので差し控えたい」。もうここまで来ると、妄想としか言いようがない。
それにしても薄ら笑いを浮かべながらの答弁には、質問者から「笑ってる場合じゃないですよ、政務官!」と注意があった。どういう神経をしてるんだ。
調べてみると、追及されれば逃げ回るは杉田水脈の常套手段のようだ。
2018年、月刊誌「新潮45」に杉田は次の様に投稿した。
「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら、彼女らは子どもを作らない。つまり『生産性』がないのです」
この主張はその後大きな問題となり、国会内で記者たちから質問されると逃げ回り、説明責任を一切果たさなかったのだ。
もちろん、国会議員であっても思想信条は自由だが、それなら過去の発言には責任を持たねばならない。
杉田は、安倍元首相の庇護をうけて政務官までのし上がった。
岸田首相としては安倍派に配慮しての人事かも知れないが、こういう無責任な人物を任官したのは、果たして適切だったのだろうか。
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