古今亭八朝の死去
落語家の古今亭八朝が6月26日、老衰のため死去した。71歳だった。
八朝の経歴は、1970年4月に三代目古今亭志ん朝に入門。73年5月に志ん吉の名で前座。75年11月、二ツ目昇進し、八朝に改名。1984年9月に真打に昇進した。
残念ながら八朝のナマの高座には接していないが、ラジオ番組に出演した時の録音が残っていて、マクラで自己紹介をしている。
時期は不明だが、これから入院するような事を語っていたので、もともと持病があり、それが71歳で老衰になった原因だったのかも知れない。
前座時代に、柳家権太楼や立川談四楼と共に「仁義なき落語会」という名称の会を開いていたと言う。前座は独自の落語会を行うのは禁止されていて、それが師匠の志ん朝にばれて大目玉を食ったとある。
演じたネタは『真田小僧』だったが、志ん朝の芸風を継いだものだった。
ご冥福を祈る。
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