ウクライナはNATO加盟できないだろう
ウクライナのゼレンスキー大統領が同国のNATO加盟をめぐって、NATO側がウクライナの加盟を認める方針を打ち出したが、その期限が不明確であることに不満を表明している。
ゼレンスキーとしては、各国がウクライナを支援することは当然の義務であるかの様に考えているふしがあるが、支援するかしないか、どの様に支援するかはそれぞれの国の判断だ。
それと各国がウクライナを支援しているのは、ロシアのあまりの暴虐に怒り、ウクライナへの侵攻を食い止めたいというのが本意であって、ウクライナ政府を無条件に支持しているわけではない。
そこは勘違いして貰いたくない。
ウクライナは汚職や賄賂がはびこる、国家としての態を成していない国だった。
この戦争がいずれ終結するだろうが、その後のウクライナが果たしてどれだけ正常な国になるのか、ゼレンスキー大統領がどの程度指導力が発揮できるのかは未知数だ。
それまで様子を見ようというNATOの立場は正解だ。
もし今直ちにウクライナがNATOに加盟すれば、NATO各国はウクライナ戦争に直接参加しなくてはならなくなる。
今までは兵器の供給だけだったたが、今後は各国の兵士が戦争に直接参加することになる。当然、戦死者も出てくる。
それだけは避けたいというのが各国の本音だろう。
また、ロシアとの全面対決となるので、そのリスクも負わねばならなくなる。
それやこれやで、ウクライナのNATO加盟はしばらく先延ばしになるだろう。
岸田首相は最近すっかりNATOにご執心の様子だが、仮に中国の台湾侵攻が始まってもNATO諸国が助けに来てくれるなどと期待しない方がいい。
彼らは極東の島国ことなぞ関心を持たない。
欧州を旅行して感じたのだが、有色人種への差別感情は深い。
ウクライナへの支援は、お互いに白人同士だからだ。
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