日本は身の丈に合った海外支援を
ここの所、岸田首相は国際会議や要人との会見などで海外を飛び回ることが多い。国内では批判が多いが、海外では歓迎を受けるので気分が良いせいか表情も緩んでいるように映る。
支援を約束してくるケースも増えて、先方から感謝されるから気分が良いのだろう。自分の懐が痛むわけじゃないしね。
しかし、国民の経済実態からすると、日本は先進国とは言えない。
1人当たり名目GDPの世界ランキングでは31位で、韓国や台湾より少し上でイタリアより下だ。
1人当たり購買力平価のGDP世界ランキングでは38位で、チェコとアルバニアの間に挟まれている(以上はいずれも2022年IMF統計より)。
とても海外に大盤振る舞いする余裕などない。
先日のニュースで、ウクライナ支援についてアメリカ国内では反対が賛成を上回ったと報じられていた。
トランプはウクライナを支援しないと公言しており、そういう主張が一定程度浸透していることを窺わせる。
いま林外相がウクライナを訪れ、復興支援を約束しているようだが、戦争はどう終結するかの見通しがないまま、安易な約束は避けた方が良い。
第二次世界大戦後には日本やドイツをはじめ各国は、焼け野原の中から自力で復興してきた。誰も助けてくれなかった。ウクライナもそれは覚悟してもらわねばなるまい。
岸田は各国に福島の処理の安全性を科学的に説明しているようだが、真向から反対しているのは中国で、それも専ら政治的意図によるものだから聞く耳を持たない。
いずれ中国自身が不利な立場に追い込まれれば、方針を変えざるを得なくなる。それまで待つのが最善の策だろう。
« クズ | トップページ | アメリカは特別な存在だった »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- The Nazification of the State of Israel(2023.11.19)
- ナチス化するイスラエル国家(2023.11.19)
- Israel is insane.(2023.11.09)
- イスラエルは狂ってる(2023.11.09)
- だからイスラエルは嫌われる(2023.10.15)
コメント