「LGBTQ」への疑問
最近「LGBTQ」という用語を眼にすることが多い。それぞれ性的指向や性的自認の頭文字を取ったものの様だ。
L…Lesbian(レズビアン:女性同性愛者)
G…Gay(ゲイ:男性同性愛者)
B…Bisexual(バイセクシュアル:両性愛者)
T…Trans-gender(トランスジェンダー:生まれた時の生物的な性別と、自分の認識している性別が一致していない人)
Q…Questioning(クエスチョニング:自分の性について分からない人や、特定の枠に属さない人)
又は、Queer(クィア:セクシュアルマイノリティ全体を指す、包括的な言葉)
先ず疑問に思うのは、これほど細かな分類をする必要があるだろうかという点だ。
人間の性的指向には
①明確に分類できないグレーゾーンが存在している
②性的指向や自認は年齢や環境によっても左右され、固定的なものではない
ことから、却って型にはめて固定化してしまう弊害もあるのではなかろうか。
性的指向は人間の人格の一部に過ぎず、過大にとりあげるのはどうかと思う。もっとおおらかで良いのではないか。
閑話休題。
ジャニー喜多川による性暴力が過去に糾弾されてこなかったのには、いくつもの要因はあるだろうが、一つには男性が男性を犯すという行為が世間一般に理解できないことがあったのではなかろうか。もし被害者が女性たちだったら、とっくに性犯罪として刑事事件になっていただろう。
ジャニー喜多川の場合は明らかに異常者であり、異常者が権力を持つといかに恐ろしいかという典型である。
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