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2023/11/16

これってパワハラかい?

以下はプレミア上場企業で実際にあった話。AIではありません、AIの使い方を知らないんだから。
ある営業所の課長が新人の部下を飲みに誘い、自分の経験に基づく営業のやり方や、新人の仕事の悩みを聞いてあげた。その内容がとても良かった
ので新人は大喜びしていて、同僚にもそのことを伝えた。
処がその件で課長は本社の管理から呼ばれ注意を受けた。
①上司が部下を飲みに誘うこと自体がパワハラだ。なぜなら部下は断ることが出来ないからだ。
②新人の仕事の悩みを聞く専任の社員がいて、それも勤務時間内と決まっている。
課長としてみれば良かれと思ってやったことなので釈然としない気持ちだったという。
社員同士のコミュニケーションには私的な場が欠かせない。勤務時間中の会話では本音がだせないし、細かな機微は勤務中の会話では伝えられないことが多い。
上司と部下という関係だけではなく、同僚や他部署の人とのコミュニケーションも大切で、それには飲み会などの私的な会合が欠かせない。大事な情報は得てしてそうした私的な会合で得ることが多かった。
いま、働き方改革が却って社員を追い詰めているという批判があるようだが、この企業のやり方は社員同士のコミュニケーションを委縮させるのではなかろうか。

別の営業所の出来ごとで、所員たちが電話を受けているなかで、一人の社員だけが電話を取らない。見かねた所長が、一人だけ電話に出ないのは困るので、電話に出るようその社員に指示したところ、「そういう言い方はパワハラです」と言われてしまった。その企業ではパワハラを受けた場合、専門部署に届け出ることがルール化されている。所長としてみればそれは避けたいということで、注意することもままならぬ。
特に若い人の中で電話を掛けたり受けたりすることが出来ないという人が増えているようだ。ある調査によれば半数以上に達しているという結果も出ている。
しかし、電話を掛けたり受けたりが出来ないなら、社会人として失格と言わざるを得ない。字が書けません、計算が出来ませんという人と変わらないからだ。
そうした従業員が注意を受けるのは当たり前のことだ。
何だか日本の企業はこの先どうなって行くんだろうと心配になるね。

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