イスラエルは狂ってる
今ガザで起きているのは、報復という名のイスラエルによるパレスチナ人への虐殺だ。イスラエルはハマスの幹部を何人殺害したと発表しているが、その数百倍とも思える一般市民殺害し、パレスチナ側の死者は1万人を超えた。「疑わしきは殺す」である。
イスラエルの最終目標は、パレスチナ人への民族浄化ではと疑ってしまう。
その最たるものは、イスラエルの閣僚による「ガザに核爆弾を落とすのも選択肢の一つだ」という発言だ。ネタニヤフ首相は即座に否定したが、こういう政治家がいるというのは恐ろしいことだ。
この閣僚の発言には他に大きな意味がある。イスラエルは核兵器を保有していたが、従来はこれを肯定も否定もしてこなかった。しかし今回の発言によって核兵器の保有を公式に認めたことになる。
イスラエルの核兵器保有は数十年前からと言われているが、これが問題視されてこなかったのは米国の後押し、容認があったからだ。
しかし、イランや北朝鮮による核開発は認めないが、イスラエルの核保有は認めるという米国の主張は、国際的に通用するとは思えない。
日本の諺に「庇を貸して母屋を取られる」があるが、まさしくイスラエルは「庇を借りて母屋を乗っ取とった」国だ。パレスチナ問題の出発点はここにあるが、イスラエルも背後の米国もその自覚は皆無だ。
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