ブランド品争奪戦
能登半島地震で被害を受けたり苦しんでいる人がいるのに、こんな話題をとり上げるのは些か恐縮だが、これも世の中の一断面と思って頂きたい。
孫娘が今年成人を迎えるが、今まで貯めていたお年玉や今回の成人祝いをまとめて、あるブランドのバッグを購入しようとしている。
今まで何度かブランド品を販売している店に通っているが、入手できないのだ。
人気商品で店に入荷するの数も不安定で、少ない商品を買うために開店前の早朝から並んでいる人も少なくないという。
孫娘は、商品の下見に銀座にあるブランド品の販売店が並ぶ商店街を行ったが、どの店も行列が出来ていたそうだ。
数十万円もするバッグを買いたい(買える)人がそんなにいるんだね。
この店では購入にあたって写真付きの身分証明書が求められるそうで、転売防止のためだという。
片や無料の食料品を求めて行列する姿がある一方、ブランド品を求めて行列する人もいる。これも日本の現実なのだ。
ブランド品といえば、偽物がしばしば問題となっている。
精巧なコピー商品が製造され、最近では商品タッグやICチップまで偽造されているようだ。
最近あるデパートで販売したブランド品が偽物だったとして謝罪したことが報じられたが、プロでさえ見分けが出来なくなっているのだろう。
もう20年以上前に中国で偽ブランド品専門の店に行ったことがあるが、当時から商品を包む布製の袋から、製造番号まで入った専用のケースまで用意されていて、価格は10分の1以下だった。今ではより技術が進んでいるのだろう。
ブランド品といえども、アジアの低賃金の労働者に製造委託しているので、簡単にコピー商品が出来てしまうのだ。
本物と本物そっくりな偽物、これからどうなって行くんだろう。
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