コント「イエス・キリストの誕生」
エルサレム旧市街を観光していると宗教施設だらけで、とりわけキリスト教系の教会の多さが目につく。
なかでも印象的だったのは、キリストの父親であるヨセフを祀った教会だ。
大きな肖像画に描かれているヨセフは、何か深刻な顔をして悩んでいる様子(ここまでは事実です)。
そりゃそうだろう。
妻であるマリアとの間は何も無かったにも拘わらず、子どもが出来たのだ。
これはどう考えたらいいんだろうか、ヨセフは悩んだに違いない。
マリアは「この子は神のお告げで妊娠したんだから、神の子よ」と言うのだが、どうも納得がいかない。
ヨセフは赤ん坊に「お前は本当に神の子なのか?」と尋ねると、
赤ん坊が「イエス!」。
かくして、イエス・キリストが誕生した。
このエピソードには、産まれた子どもの父親が誰か知っているのは母親(パートナー)だけという、永遠の真理が提起されている。
ヨセフの悩みは全ての男性の悩みを代表しているとも言える。
しかし、ヨセフは自分の子ではないと知りながら、キリストを育てあげた。
ヨセフは、男の鑑である。
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