リニア新幹線工事の遅れは川勝知事のせいなのか
リニア中央新幹線の工事遅れが川勝静岡県知事に原因があるかのような報道が行われて、非難を一身に浴びた形で知事を辞任することになった。
しかし、リニア中央新幹線工事の遅れはかなり深刻で、川勝知事の抵抗はそのごく一部に過ぎない。
JR東海が進めている東京~名古屋間の工事では、2027年の開業計画を断念した。
用地買収も残されていて、停車駅も確定できていない。工事の入札も未着手の所が残っている。
難関とされている南アルプスのトンネル工事では、2026年完工予定のところ未だ4割程度の進捗状況、大幅の遅れは避けられない。
都市部で行われている大深度シールド工法も大きな壁にぶつかっており、2021年に始まった品川の工事では300mを半年で掘る予定が、2024年4月段階で120mに留まっている。
こうした工事も遅れは工事費の膨張を招き、当初5兆5千億の予算が、3年前に1兆5千億に上積みさいるが、今後は更に増加するのは避けられまい。
予算の膨張は、運賃の高騰に跳ね返ってくる。
ここまで来ると、リニア中央新幹線が果たして必要だったのかという疑問が生じる。
東海道新幹線の時は、当時は東京~大阪間の輸送能力が限界に達していて、高度経済成長む迎えて新幹線がどうしても必要だった。
それに比べて、リニア新幹線はどうか。
人口減少と共に、東京~名古屋を利用するビジネス客は大幅に減少するだろう。
開業は恐らく2040年頃を見込むとして、その時点で高い運賃を支払ってまでしてリニア新幹線を利用する人間はどれだけいるだろうか。
計画自体に無理があったとしか思えない。
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