我が青春の愛読書(上)
中学頃に読んだ小説を思いだすままに列記してみる。
12歳年上の兄の本棚を漁って最初に目に留まったのは次の通り。
・芥川龍之介はほぼ読了 「蜘蛛の糸」「杜子春」「藪の中」「鼻」「地獄変」「侏儒の言葉」「トロッコ」が印象に残る また「歯車」は龍之介が私と同じ症状だったので親近感を覚えた
・志賀直哉の短編 「清兵衛と瓢箪」「正義派」「城崎にて」「菜の花と小娘」が印象に残る 後年「暗夜行路」を執筆した旅館に泊まりに行った
兄が2年間ほど単身赴任していて、週末に家に帰る時に「夏目漱石全集」を1冊ずつ買ってきたので、漱石の小説はほぼ全部読んだことになる
ただ面白いと思ったのは「坊つちやん」「三四郎」「野分」「こゝろ」で、他は中学生では面白さが理解出来なかった
・親との関係に悩んでいたので ヘッセ「車輪の下に」 ツルゲーネフ「父と子」を読んだ
・小学高学年から中学にかけて ケストナー「飛ぶ教室」 ラーゲルレーヴ「ニルスのふしぎな旅」などの児童文学を夢中で読んだ
最近の若い人はどんな本を読んでいるのだろうか?
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コメント
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「ニルスの不思議な旅」。
なんだか自分がニルスのような気がして読みました。
>若い人の読書
例えばですが、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」
人気があるようです。
現代の高校生の女子がタイムスリップして、戦時中に。
そこで特攻隊員と恋に落ちる、そんな話なんだとか。
投稿: 福 | 2024/06/11 06:34
福さん
「ニルスの不思議な旅」の影響で、海外旅行に行ってみたいと思いました。
投稿: home-9 | 2024/06/11 14:24