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2024/07/31

人道支援を攻撃する卑劣な連中

報道に接して怒りと悲しみを覚えるのは、幼い子どもたちが殺害されたりする事件だ。
読んでいて怒りで胸が張り裂けそうになる。
多くは不幸な家庭で育った子どもが多いように思う。
この豊かな筈の日本で、経済的な理由から貧困に陥っている子どもたちも少なくない。
特に夏休みになると給食が無くなるので、昼飯を抜いて一日2食しか食べられない子どももいる。
そうした子どもたちに食事を提供する福祉活動に従事している人たちには頭が下がる。
私自身は何も出来ないので、僅かだが寄付をさせて貰っている。
もう子育ても孫育ても卒業しているので、この程度の協力しか出来ないが。
ところが、そうした福祉活動を非難中傷するような輩がいるというのだ。
例えば、ニューズウイーク日本版によれば、貧困やDVなどの困難を抱えた10代女性を支援する団体Colaboが様々な誹謗中傷を受けている問題で、7月18日に中心人物と目され「暇空茜」(本名:水原清晃)を名乗る人物に対して220万円の賠償と投稿の削除を命じる判決が出た。
暇空らが主張したColaboの貧困ビジネスについては、判決で否認されている。
しかし暇空らとその同調者は敗訴にも拘わらず、別の福祉団体への攻撃を行っている。
いま事故や事件の被害者やその遺族に対して執拗な攻撃を繰り返す輩がいるが、その連中と変わりない。
人として最低である。
ここで問題なのは、被告が裁判費用をよびかけたところ、1億円近い寄付が集まったそうだ。
つまり誹謗中傷がビジネスになっているということ。
恐ろしい世の中になったもんだ。

2024/07/28

「世界遺産」観光目的なら意味はない

7月27日に「佐渡金山」が世界遺産に登録された。
江戸時代に金山の採掘から精錬まで手工業で行っていた遺構が残るのは、世界に例がないと言われる。
その文化遺産としての価値は高いと言える。
同時に明治以降の遺構は除外することが求められた。
この登録については、韓国から戦前に朝鮮労働者が金山で働かされたという指摘があったが、世界遺産の対象は江戸時代でありピントが外れている気がする。
世界遺産に登録に地元は歓迎の声が高いようだが、文化的な遺産を地元で守っていこうというより、観光に利するのを期待している向きが多いと思われる。
現在、我が国の世界遺産は26ケ所になるが、日本人でも全部を憶えている人は少ないだろう。
このうち、私が訪問したことがある世界遺産は10ケ所だけ。これとても世界遺産を目的にしたものでなく、最初から行きたいと思っていた場所ばかりだ。
なかには名前をきいても思い出せないような世界遺産もあるし、観光客が当初から激減し閑古鳥が鳴いているケースもあるようだ。
私も世界各地で廃坑になっている世界遺産をいくつか見てきたが、大きな洞穴と作業を再現している人形が置かれているだけで、文化的な価値を別にすれば観光としても魅力はない。
それと、世界遺産をありがたがるのはもうやめた方がいい。
ドイツのドレスデンの街では、傍のエルベ河に生活のための橋を架けるために世界遺産を返上した。
それでも、第二次大戦で瓦礫の山と化した建物を、その瓦礫を拾い集めて建て直し、戦前と同じ街を再現した努力に感動する観光客が大勢押し寄せていた。
世界遺産を観光目的にするのは的外れだ。

2024/07/27

The U.S. presidential election is getting interesting.

Until recently, the Republican candidate Trump was seen as the overwhelming winner, but with the withdrawal of Democratic President Biden, Kamala Harris has come forward as the vice presidential candidate, and suddenly things are getting interesting.
The combination of Harris, a black Asian-American, against the white-first Trump is also strange.
In either case, we Japanese do not have the right to vote, but as an American dependency, we are anxious to see what happens in Japan.
Trump's strength is his charm. He is picturesque and attractive.
Also, it seems that Trump hates war.
But his biggest drawback is that he is a liar. And he lies with impunity.
This is not a good quality for a leader of a country.
It is a wonder that Trump supporters in the U.S. don't mind lying.
I have no prior knowledge of Harris, so I cannot comment on her, but her stance of supporting Israel but not sympathizing with Netanyahu is promising.
I will continue to keep a close eye on the U.S. presidential election.

(Translated with DeepL.com (free version))

2024/07/26

アメリカ大統領選挙が面白くなってきた

つい最近まで共和党のトランプ候補の圧勝と見られてきたが、民主党バイデン大統領の撤退に伴い副大統領候補としてカマラ・ハリスが名乗りをあげ、俄然面白くなってきた。
白人第一主義のトランプに対して、アジア系黒人のハリスという組み合わせも妙だ。
どっちがなったにしても私たちには選挙権がないのだが、アメリカの属国日本としては行方が気になる。
トランプの強みは愛嬌だ。絵になるし見ていて惹きつけるものがある。
それと、どうやらトランプは戦争が嫌いなようだ。
しかし最大の欠点はウソつきであること。しかも平然とウソをつく。
この点は国のリーダーとしての資質に欠ける。
米国のトランプ支持者たちが気にならないのが不思議だ。
ハリスについては全く予備知識がないので論評はできないが、イスラエル支援はするがネタニアフには同調できないというスタンスには期待が持てる。
これからもアメリカ大統領選挙の行方に注視してゆきたい。

2024/07/24

共産主義は素晴らしい、か?

最近、日本共産党の幹部から共産主義や社会主義の素晴らしさを語る場面が増えた。
マルクスやエンゲルスが描いた本来の共産主義のあり方は、階級社会を解放し自由で豊かな(経済的、精神的)な社会を実現するというものだった。
その思想ゆえに20世紀の初めから半ばにかけて、東欧や東アジアを中心に多くの国が社会主義国となり、資本主義国内でもこうした考えを支持する人が少なくなかった。
しかし、ソ連崩壊が示すように実態は理想とは大きく食い違い、消滅していった国が多数を占めた。
現在、社会主義国を標榜するのは中国、ベトナム、ラオス、北朝鮮(共産主義は放棄してる)、キューバのみであり、いずれも独裁国である。
いま共産主義の素晴らしさを語るなら、社会主義や共産主義を目指した国が、なぜ似ても似つかぬ国に変貌してしまったのか、その点の解明がなければ説得力がない。
旧ソ連については主にスターリンによって歪められたという指摘があるが、では他の国ではどうなのか。例えば中国はどこで道を間違えたのか、あるいは最初から間違えだったのか、その所は疎かにされている。
更に言えば、社会主義を標榜した国が揃いも揃って道を誤ったのはなぜか。
そこを抜きにしては、今日の日本で社会主義や共産主義を広めるのは無理がある。

2024/07/21

恐ろしい「子ガチャ」

「親ガチャ」という言葉がある。
「生まれてくる子供は親を選べない」ことで、容姿や能力、家庭環境によって人生が大きく左右されるのをゲームに例えたものだ。
特に経済環境のせいで進学を諦めるなど、子どもの人生に係る場合に使われえるているようだ。
子どもを持ったことがない人や、子どもが問題なく順調に育った人にはピンと来ないかもしれないが、「親もまた子どもを選べない」のだ。
同じ環境で同じ育児をしていたのに、性格が正反対ということがままある。
事件を起こすような非行少年少女が、その兄弟姉妹は真っ直ぐに育っていたなんて例も多い。
なかには悪魔の様な子どもを持った親もいて、人生がメチャメチャにされた例もある。
「子ガチャ」である。

2023年7月、ススキノで62歳の男性の首が切断され、主犯の田村瑠奈被告、父親の修被告、母親の浩子被告の一家3人が逮捕された殺人事では、公判が開始され父母の証言から次第に事件の、特に娘の瑠奈の異常さが際立つ。
・小学2年から休みがちになり中学からは不登校
・以後は自宅に引きこもり
・中学の頃から人体に興味を持ち、頭骸骨の模型を部屋に飾る
・自殺未遂、自傷行為を繰り返す
・自分は死んだと言う
・自分の死体に複数の人が入りこんでいると主張
・精神科を受診するも通えなくなる
・ホラー映画やSMプレイに興味
・怪談バーに通う
・実際にSM男性を相手にSMプレイを行う
・被害者の頭部を切断し、皮を剥いでつるす
・一部始終を親のビデオ撮影させる
ここから浮かび上がってくるのは、明らかな精神異常をきたしているにも拘わらず精神科への通院を拒み、自殺未遂、自傷行為を繰り返すので親も手をつけられず、娘に逆らえなくなったという親の悲劇だ。
一部には親の責任を問う声もあるが、どんな親でも子供の育児や教育にミスしたことがあるだろう。
自分自身を振りかえっても反省するばかりだ。
自分の子どもがと想像したら、ゾッとする。

2024/07/19

19歳で喫煙、何が悪い!

パリ五輪体操の女子日本代表主将の宮田笙子(19=順大)が、代表行動規範に違反した疑いでチームを離脱することが18日、分かった。関係者によると、喫煙の疑いが浮上。調査を進めている日本体操協会が宮田を事前合宿地のモナコから帰国させる見通し。
(以上、スポニチアネックスの記事より)
成人年齢が18歳に引き下げられても、健康被害への懸念から、飲酒や喫煙はこれまで通り、20歳未満は禁止されている。
しかし可笑しな話だ。
成人が18歳と決めた以上、喫煙や飲酒も同様の扱いにすべきだろう。
そんな制限を加えるのであれば、何のための18歳に引き下げをしたのだろうか。
喫煙や飲酒に健康被害への懸念があるのなら、年齢に関係なく制限すべきではなかろうか。
かっつては20歳未満の飲酒や喫煙は禁止していたが、社会人になっていたら20歳未満でも大目に見られた。働いていたなら構わないという社会的合意があったように思う。
例えば大工の仕事では中卒で就職する場合があったが、建て前などで飲酒しても許されていた。
せっかく日本代表に選らばれながら、たかが喫煙程度のことで競技を諦めざるを得ないというのは気の毒だ。
18歳以上を大人として扱うのなら、意味のない制限は取っ払った方がいい。
因みに、私は喘息の持病がありタバコを吸ったことがない。
しかし周囲の人の喫煙には寛大だし、喫煙の精神安定効果も承知している。

2024/07/17

人工透析は「無限地獄」だ

人工透析の実情を紹介しようと思う。
1透析は通常週に3回(月水金or火木土)
2透析にかかる時間は通常4時間程度
3通院の送迎時間や準備時間を含めるとおよそ6時間を要す
4透析中は片手は注射針(通常の注射針に比べ太い)が2本刺さっているから固定状態
5一定時間毎に血圧を測定
6注射針の痛みや、医師や看護師が巡回して声をかけてくるので眠れない(個人差あり)
7透析が始まると残っていた腎臓機能が失われる 
8定期的に血液、レントゲン、尿検査、心電図、CT検査を行う
9検査結果により薬が処方され渡される

以上の様に人工透析は他の加療や施術と異なり、病気の回復は望めず、現状を維持するだけ。
人工透析は義務となり、患者の都合で中止できない。
各種検査は(本人の意志とは無関係に)自動的に行われ、結果は薬の処方となってフィードバックされる。
つまり患者は死ぬまで透析に依存せざるを得ない。
人工透析が「無限地獄」であることがお分かりでしょう。
そこに至らぬよう、腎臓病の悪化には十分に注意して下さい。

2024/07/15

候補者は演技者だ

7月14日におきたトランプ元大統領への暗殺未遂件で、銃撃で右耳を貫通したトランプが血を流したまま拳を振り上げた姿が賞賛され、アメリカのリーダーに相応しいと評価されている。
私はそうは思わない。
トランプは今回の米国大統領選挙の候補者になる予定で、しかもかなり有力な予定候補だ。
襲撃には一時的なショックを受けただろうが不幸中の幸いで命に別状はなかった。
我に返れば、先ず頭を過ぎったのは大統領選挙の事だろう。
そこで暴力は屈しないぞとファイティングポーズをとったのは、予定候補としてある意味当然だろう。
どの選挙でも同じだが、立候補した途端にその人は「候補者としての演技者」になるのだ。
立候補した人物の人格や人間性を知ってる人は極く少数なので、有権者は候補者の演技に基づいて投票することになる。
その演技の良し悪しが得票に大きく影響したのは、7月7日に行われた都知事選でも立証済みだ。
不幸を幸に変えたトランプは、益々大統領候補として有力な立場を築いたと言える。

2024/07/12

ことば遊び

英語の問題です。
Oh, my march march care no thought.
中学生の時、英語の教師にこの問題を出したらニヤリとされ「知ってるよ」。
近所のインテリオジサン(よく英語やドイツ語で歌を歌っていた)に問題を出したら、2日考えて答えが分からないと言う。
正解は「お前待ち待ち蚊帳の外」だと言ったら、純情な中学生が大人を騙したと烈火のごとく叱られた。
シャレの分からない人は困るね。
オリジナルは「こちゃえ節」で、歌詞は次の通り。
♪お前待ち待ち蚊帳の外
 蚊にくわれ 
 七つの鐘の鳴るまでは
 こちゃ 構やせぬ
「お江戸日本橋七つ発ち」で始まるメロディの方が有名かな。
江戸時代にはこんな替え歌が流行っていたそうだ。
♪箱根山(アア、コリャコリャ)
 晴れたとて
 お江戸が見えるわけじゃなし
 こちゃ 構やせぬ
もう一つ英語の問題。
You might or more head today's some fish.
答は「言うまいと思えど今日の寒さかな」
お粗末さま。

2024/07/10

石丸伸二の底が割れた

【以下、共同通信の記事より引用】
日本維新の会の藤田文武幹事長は9日の記者会見で、先の東京都知事選に際し、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏から「応援」を打診されたことを明らかにした。
藤田氏によると、告示前、石丸氏側からの求めで面会。馬場伸幸代表と藤田氏らが対応した。この場で石丸氏から「維新に何らかの形で応援してもらうことは可能か」と水面下での支援を持ちかけられたという。
これに対し、藤田氏は「推薦して全力でやるか、やらないかの二択で、ステルス(での支援)は難しい」と返答。その後、石丸氏から「今回は自力で頑張りたい」と伝えられたという。

以前の当方の記事で、石丸伸二の行く末は既存政党に吸収されるか、あるいは表舞台を去るかしかないだろうと予測していたが、既に都知事選に立候補する前に日本維新の会に対して応援を打診していたのだ。
「既存の政治は全否定」や既成政党批判を鵜呑みにして、石丸に投票した方にはお気の毒としか言いようがない。
今から振り返って、あの時がピークだったんだなと思い起こす時が来るかも知れない。

2024/07/09

大瀬うたじの訃報

大瀬うたじ(おおせ・うたじ、本名藤沢能仁)が7月6日に脳幹出血のため死去した。76歳だった。
訃報では漫談家という紹介だが、寄席フアンにとっては、漫才師の大瀬ゆめじ・うたじ時代の記憶を思い出す。
ゆめじが駄ジャレを言うが、うたじはそれがシャレであると分からず、テーマに関する薀蓄を述べる、独特のスタイルだった。
その二人の行き違いが絶妙なタイミングで、真面目な顔をしたうたじの解説を、ゆめじがウンザリした表情で受けるのだ。
主なネタは、うなぎ、割箸など。
このコンビが好きで、寄席では出番が楽しみだった。
残念ながら2013年に解散してしまい、二人揃っての舞台は見ることが出来なかった。
相方のゆめじは昨年11月26日に既に死去している。
ご冥福を祈る。

2024/07/08

いま話題のあの人

今回の都知事選立に立候補し、予想外の健闘をしたいま話題の人
喋り方から話の内容まで
詐欺師の匂いがしますね。
詐欺師だから人の心を掴むのが上手く
ついつい周囲も騙されるんでしょうね。
自分が発した言葉に自分自身が酔っている、
そんな姿がこちらから見て良く分かります。
まあ、それも一つの才能ではありますが。

 

2024/07/07

蓮舫はなぜ負けたのか

都知事選の結果は小池の当選が確実となった。
都知事選では過去、現役は12勝0敗という圧倒的優位があり、現役の小池に対する蓮舫の戦いは最初から厳しいと思われていた。
それでも蓮舫は果敢に挑戦したのだから、それなりの思いはあった筈だ。
ある新聞社が主要候補者に「小池都政を評価するか」というアンケートを取ったところ、蓮舫だけが未回答だった(他の候補者は全員回答した)。
この姿勢が全てを物語っている。
現職の小池に挑むわけだから、小池の悪政を糺し、その対抗軸となる政策をぶつける以外に勝ち目はなかった。
しかし、蓮舫の政策を見る限り、小池との決定的な差異は感じない。
結局、蓮舫は何をもって都知事になろうとしていたのかが、最後まで不明瞭だった。
それが最大の敗因。

2024/07/05

「既存の政治は全否定」を主張した候補者の行く末は?

都知事選候補者の中に元市長がいて、支持が急伸していると言われている。
この候補者の街頭演説では「既存の政治は全否定し、政治のための政治ではなく、経済や私たちのための政治を、ここから始めていきたい」と述べている。
これにどこか既視感があるのは、過去にも「既存の政治は全否定」を主張した人が何人かいた。
一見勇ましいスローガンで、政治不信に陥っている国民に大衆受けするので一時は支持を集めるのだが、結局挫折して表舞台を去るか、あるいは従来の政治勢力に取り込まれたいった。
本当に「既存の政治は全否定」するなら、最後は革命しかなかろう。
そんな覚悟も展望のないまま、口先だけで勇ましい言葉を吐いても、長期にわたり国民を引き付けるのは無理だ。
この人も先人の轍を踏みそうな気がするのだが。

近ごろ腹の立ったこと

近ごろ腹の立った事といえば、沖縄で相次いで発覚した米兵によ性暴力事件が、現地沖縄に連絡されていなかったことだ。
昨年12月には16歳未満の少女を誘拐し、性的暴行を加えたとして、誘拐と不同意性交の罪で起訴された。
今年5月には、性的暴行を加えケガを負わせたとして、不同意性交致傷のt罪で起訴されていた。
この他に米兵による3件の性的暴行事件が起きていたことが、今ごろになって明らかにされた。
沖縄県は外務省県警からも報告されず、報道発表で初めて知ったというのは驚きだ。
米兵がらみの犯罪は外務省を通して防衛省や県に連絡がいくことになっているが、そのルートが機能していない。
外務省の報道官に至っては、当初は全ての情報を連絡するものでないと居直っていた。
連絡しなかった理由は、被害者のプライバシーを守るためという、取って着けた様な言い訳にしか聞こえない。
勿論、今回の外務省の措置は6月16日に行われた沖縄県議選挙への影響を恐れた政府の方針にあったことは、明白だろう。
今回の件の根底にあるものとして、沖縄への二重の差別を感じる。
一つは、沖縄の米兵たちが、戦後の占領期をひきずって未だに支配者然としている。容疑者の日本への引き渡しを拒んでいるのも、彼らすれば当たり前なのだ。
もう一つは、日本政府の沖縄への差別だ。これらの事件が日本本土で発生していたら、政府の対応は全く異なっていただろう。
日本の安全保障の点から政府は沖縄を重視する必要性を説いているが、空念仏としか思えない。

2024/07/03

何の為の新札発行

20年ぶりとなる新紙幣が本日7月3日に発行され、流通が始まる。
新札の肖像は、1万円札が渋沢栄一、5千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎となる。実際に金融機関で新紙幣を入手できるのは4日以降になるケースが多いとみられる。
この新札だが、何を目的にして旧札から切り替える必要があったのだろうか。
一般に新札への切り替えは偽札を防ぐためだが、昨年発見された偽造紙幣は681枚で、2000年以降でみるとピーク時の30分の1にまで激減している。実際の被害額は不明だ。
それに対して、新札発行に伴う券売機・自動釣銭機、セルフレジなどのアップデートやリプレイスが必要になり、その費用は莫大だ。
金融機関や駅、コンビニなど利用者が多いところは未だしも、一般の商店やバス、タクシーなど利用者が小規模のところも両替機を用意せねばならない。
偽札偽造も微々たるものであり、世の中はキャッシュレスが進んでいる時期に、これほどの負担をかけて新札を発行する意味があるのだろうか。
無駄遣いをとしか思えないのだが。

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