何の為の新札発行
20年ぶりとなる新紙幣が本日7月3日に発行され、流通が始まる。
新札の肖像は、1万円札が渋沢栄一、5千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎となる。実際に金融機関で新紙幣を入手できるのは4日以降になるケースが多いとみられる。
この新札だが、何を目的にして旧札から切り替える必要があったのだろうか。
一般に新札への切り替えは偽札を防ぐためだが、昨年発見された偽造紙幣は681枚で、2000年以降でみるとピーク時の30分の1にまで激減している。実際の被害額は不明だ。
それに対して、新札発行に伴う券売機・自動釣銭機、セルフレジなどのアップデートやリプレイスが必要になり、その費用は莫大だ。
金融機関や駅、コンビニなど利用者が多いところは未だしも、一般の商店やバス、タクシーなど利用者が小規模のところも両替機を用意せねばならない。
偽札偽造も微々たるものであり、世の中はキャッシュレスが進んでいる時期に、これほどの負担をかけて新札を発行する意味があるのだろうか。
無駄遣いをとしか思えないのだが。
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同感です。
財務相はメリットも理解してほしいと語ってましたが、わかりやすい説明がない。
閉店に追い込まれるなど、論外です。
投稿: 佐平次 | 2024/07/03 10:09
佐平次さん
TVでは新札発行をお祭り騒ぎの様にとりあげ、岸田は歴史的だと語っていますが、意味が分かりません。
投稿: home-9 | 2024/07/03 15:45