候補者は演技者だ
7月14日におきたトランプ元大統領への暗殺未遂件で、銃撃で右耳を貫通したトランプが血を流したまま拳を振り上げた姿が賞賛され、アメリカのリーダーに相応しいと評価されている。
私はそうは思わない。
トランプは今回の米国大統領選挙の候補者になる予定で、しかもかなり有力な予定候補だ。
襲撃には一時的なショックを受けただろうが不幸中の幸いで命に別状はなかった。
我に返れば、先ず頭を過ぎったのは大統領選挙の事だろう。
そこで暴力は屈しないぞとファイティングポーズをとったのは、予定候補としてある意味当然だろう。
どの選挙でも同じだが、立候補した途端にその人は「候補者としての演技者」になるのだ。
立候補した人物の人格や人間性を知ってる人は極く少数なので、有権者は候補者の演技に基づいて投票することになる。
その演技の良し悪しが得票に大きく影響したのは、7月7日に行われた都知事選でも立証済みだ。
不幸を幸に変えたトランプは、益々大統領候補として有力な立場を築いたと言える。
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