人道支援を攻撃する卑劣な連中
報道に接して怒りと悲しみを覚えるのは、幼い子どもたちが殺害されたりする事件だ。
読んでいて怒りで胸が張り裂けそうになる。
多くは不幸な家庭で育った子どもが多いように思う。
この豊かな筈の日本で、経済的な理由から貧困に陥っている子どもたちも少なくない。
特に夏休みになると給食が無くなるので、昼飯を抜いて一日2食しか食べられない子どももいる。
そうした子どもたちに食事を提供する福祉活動に従事している人たちには頭が下がる。
私自身は何も出来ないので、僅かだが寄付をさせて貰っている。
もう子育ても孫育ても卒業しているので、この程度の協力しか出来ないが。
ところが、そうした福祉活動を非難中傷するような輩がいるというのだ。
例えば、ニューズウイーク日本版によれば、貧困やDVなどの困難を抱えた10代女性を支援する団体Colaboが様々な誹謗中傷を受けている問題で、7月18日に中心人物と目され「暇空茜」(本名:水原清晃)を名乗る人物に対して220万円の賠償と投稿の削除を命じる判決が出た。
暇空らが主張したColaboの貧困ビジネスについては、判決で否認されている。
しかし暇空らとその同調者は敗訴にも拘わらず、別の福祉団体への攻撃を行っている。
いま事故や事件の被害者やその遺族に対して執拗な攻撃を繰り返す輩がいるが、その連中と変わりない。
人として最低である。
ここで問題なのは、被告が裁判費用をよびかけたところ、1億円近い寄付が集まったそうだ。
つまり誹謗中傷がビジネスになっているということ。
恐ろしい世の中になったもんだ。
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