柳家さん喬が落語協会会長に
報道によれば、この6月に「柳家さん喬」が落語協会会長に就任したとのこと、協会のニュースを見逃していたようだ。
前任の会長・柳亭市馬の5期10年の後を受けての就任だ。
極めて順当な人事というよりはむしろ遅すぎの感さえある。
この25年ほど、協会の寄席を支えてきたのは柳家さん喬と柳家権太楼だ。
そりゃ、小三治や小朝といった人気落語家もいたが、彼らは寄席に出演する機会が限られたいた。
そこいくとさん喬と権太楼は常に二人どちらか、あるいは二人揃って寄席に顔付けされていた。
お盆興行では、さん喬と権太楼が交互にトリと中入りを務め、番組の眼玉にしていた。
二人が踊ることもあったが、さん喬は踊りの名取りだけあって上手い。この人の所作が綺麗なのはやはり舞踊で鍛えられたいるからだろう。
さん喬は人情噺が得意とされているが、私はどちらかというと浅い出番での短い滑稽噺が好きだ。
例えば「徳ちゃん」は、さん喬らしいユーモアに包んでいて楽しめる。
弟子の喬太郎の人気に嫉妬したことがあると本に書いていたが、こういう事を公表するのもさん喬の率直な人柄のせいだろう。
会長としてどんな色を出すのか楽しみだ。
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市馬とさん喬、順序が逆のような・・・
まだ正蔵では周りが納得しないからという中継ぎでしょうか?
さん喬で好きなのは枕でふるワイン面倒説です。
ブルゴーニュの豚小屋の枯草の匂い、なんていうのに笑います。
投稿: 福 | 2024/08/03 06:38
福さん
さん喬は年齢からいっても長期にならないでしょう。正蔵では軽すぎます。
投稿: home-9 | 2024/08/03 15:17