海外は右翼、国内は保守のダブスタ
ここんとこニュースは米国大統領選挙と自民党総裁選報道で持ち切りだ。
関心はあるが何せいずれも選挙権がないもんで、どうこう仕様もない。
処で、海外の政治家を語る時に右翼や極右が普通に使われているのに、国内の政治家については保守という言葉が使われている。ダブルスタンダードだ。
保守とは国語辞典では次の様に定義されている。
【保守】 旧来の風習・伝統・考え方などを重んじて守っていこうとすること。また、その立場。「—派」⇔革新。
ここで日本の政治を考える時、保守といった場合戦前の体制を対象にするか、戦後の体制を対象にするかで守るべき内容は違ってくる。
保守という定義は曖昧さが避けられない。
政治家個人あるいは政治集団の思想傾向を海外の報道並みに区分するなら、左翼は日本共産党と立憲民主党の一部となり、右翼は自民党の一部となるだろう。
今回の自民党総裁選の予定の顔ぶれからすれば、小林鷹之、高市早苗の二人は右翼政治家と呼んでも差し支えなさそうだ。
ただ、一般に右翼といわれるのを嫌う傾向がある。
理由は次の通り。
①右翼というと、街宣車で軍歌を流す街宣右翼のイメージが強い
②右翼は戦前鬼畜米英を煽っておきながら、戦後はアメリカ万歳になった節操のなさ
③左翼崩れという言葉はあるが右翼崩れはない、それだけバカにされている
欧州の一部では右翼の政権が生まれたり、極右が伸長したりしている。
左翼右翼は相対的な表現だから、呼ばれてもそれほど神経質になる必要はないだろう。
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