遺言の届け出
先日、遺言の届け出に公証役場に初めて出向いた。東京法務局の組織で各地方ごとに公証役場という役所がある。
ここでは様々な登記や届け出を扱っているが、遺言もその一つで、今回「自筆証書遺言書保管制度」に基づき届け出を行ったもの。
もう80代になったから何があってもおかしくない。
いま住んでいるマンションの部屋以外に大した資産がないのだが、残された家族、特に妻に面倒がかからぬようにと思ったからだ。
先ずは本人名義の預金などが、死後に口座が封鎖される恐れがあるが、正式な自筆証書遺言書があれば直ぐに解除されるそうだ。
それと私の死後に家族間がもめないように、家族の同意を得て遺言にして置いた方が後顧の憂いもなくなる。
・遺言として定められた書式の作成
・そのために必要な資料の準備(これが結構手間だった)
そうした書類を作成するために行政書士に依頼し、以後はそのアドバイスに従って遺言を作成した。
当日は、役場の職員、当方、行政書士、立会人がテーブルを囲み、
・印鑑証明書で本人確認(ここは他の役所と異なる)
・予め提出していた遺言を役場でタイプアップしたものを確認
・最終的に書類に本人が署名捺印して提出
・遺言は法務局で保管し、原本と謄本は本人に渡される
を確認。
デジタル化した書類は法務局で保管するので、災害その他に遭っても書類は残る。
そういった分けで無事終了したが、遺言の届け出が終わると何となく思い残す事が無くなったような気分にはなる。
ガックリ来ないよう気をつけよう。
【訂正】一部「遺言」が遺書となっていましたので訂正します
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