スポーツ

2009/10/25

安藤美姫、GPロシア杯で優勝!

24日に行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦ロシア杯で、SP3位の安藤美姫が自由で114.75点をマークしてトップとなり、合計171.93点で逆転優勝を果たした。
GPシリーズで安藤美姫は、2006年のアメリカ大会以来、3季ぶりの2勝目となった。
GPファイナルで表彰台に上がれれば、バンクーバー五輪の女子フィギュア代表の道が開かれるので、次のNHK杯での活躍に期待したい。

ネットの画像ランキングでは、相変わらず安藤美姫は断トツの人気を保っている。
男性フアンの根強い支持にささえられているのだろう。
人気の秘密は、男の目から見て安藤は「大人の女性」にうつる。
早くいえば、世の男どもの劣情をくすぐるのだ。
そして、あのモロゾフコーチの魔手から逃れられるよう、きっと心の中で祈っているのだろう。
ピュアだなぁ。

Gp2009

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2009/10/18

【野村解任】「楽天」の危機管理の甘さ

楽天イーグルスのパ・リーグCS第二ステージへの進出がきまった。リーグ戦では2位だったが、短期決戦に強い野村監督のことだから、事によれば事によるかも知れないという期待を抱かせる。
とにあれ、あれだけのオンボロ球団をここまで押し上げた野村監督の手腕はたいしたものだ。

さて、その野村監督だが、楽天球団との契約が今季で切れ、退陣することが決定している。
このことを巡ってシーズン終了時から、ノムさんの球団批判がボルテージを上げている。
楽天からしてみれば、3年契約をさらに1年に限り延長して、その契約が終了したのだから退団は当然だということになる。つまり理屈の上では楽天側になんら誤りはない。
しかし野村監督側からみれば、ここまで成績を上げたのだから、契約の再延長は当然だと受け止めていたのだろう。

ここのところのスポーツ紙は、毎日のように野村監督のボヤキ談話が掲載されている。最近は「ボヤキ」を通りこして、「恨み節」である。
CS第一戦試合前のミーティングで、ノムさんは珍しく選手たちの前で涙を流したそうだ。
「悔し涙だよ。一生懸命やって、良い結果出して、悔しくて、血も涙もない」と、楽天球団に対する批判を口にした。
この一言は新聞やTVニュースを通して、全国に伝わることになる。
企業が球団を保有するのは、偏に企業イメージを上げるのが目的であり、特に今季のようにチームの成績が上がったときは、その絶好のチャンスの筈だった。
しかしどうだろう。
連日こうした報道により、「楽天という会社は、なんて冷酷なんだろう」と受けとられかねない。
法的にはなんら落ち度が無いにも拘らず、いつのまにか楽天は悪者扱いされることになるのだ。
ここが恐い。

「大物」を切るというのは、実に厄介なことなのだ。
これは何もプロ野球に限ったことではない。ビジネスの世界でもしばしばあることで、切り方を誤ると後でとんだしっぺ返しを受けることになる。
退陣は既定路線だったとしても、球団側は野村監督に礼を尽くし、「顔を立てる」ことに努力すべきだった。
それをシーズン終了後に、とってつけたように「名誉監督」を持ち出しものだから、余計に本人の怒りを買ってしまった。
野村解任騒動が、楽天にとってダメージになるようであれば、これは企業の危機管理が甘かったといわれても仕方がない。
楽天は若い会社だけに、そうしたことに気配りできる企業風土も人材も欠けているのだろう。
「成り上がり」の弱点である。

昨日の落語会で桂文珍がこう言っていた。
「野村さんは野球が好きなんです。野球を続けたいんです。野球を辞めて家に帰ると、あの奥さんがいるんですよ。辛いですよぉー。」
その辺りが真相かも。

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2009/10/10

【阪神4位確定】建て直しには時間がかかるかも

阪神タイガースは10月8日の対ヤクルト戦に連敗し、今年のセ・リーグの4位が確定した。
昨シーズン後半の失速をそのまま引きずるようなスタートでの出遅れが最後までひびいた恰好だ。
今シーズンは開幕前に優勝はムリと予測したが、残念ながら予想が当たってしまった。
敗因は色々あるが、最大の問題はチームの若返りが進まなかったことにある。この点は優勝した巨人とは対照的だった。
ここ数年、阪神は投攻守のカナメを金本、下柳、矢野のいわゆるアラフォー・トリオに頼ってきた。その3人がケガなどで衰えをみせた途端、成績が下降してしまった。ツケがまわってきたのだ。

タイガースの来季からのチーム建て直しには、多くの課題が残されているが、大きな項目だけでも次の通りだ。
・エースを誰にするのか。下柳や安藤にはもう頼れない。
・4番に誰をすえるか。金本の衰えは隠しようもない。
・若手の内野手、特に足のある選手の育成。
・補強体制の見直し。オフシーズンに獲得した外国人選手とドラ1に、ことごとく失敗している現実をどう解決するのか。

新たなチーム作りには時間がかかるだろうし、阪神フアンも2-3年は早急な結果を求めないで辛抱することが必要かも知れない。
一方、主力選手が入れ替わってもAクラスを維持し続けている中日の落合監督や、あのオンボロチームを率いて2位にまで躍進させた野村監督をみるにつけ、やはり指揮官は大事だと認識させられる。
チーム作りに真弓監督がどこまでリーダーシップをとれるのか、そこは未知数だ。

いずれにしろ、下の写真のようなピチピチしたイキのいい選手が出現することが望まれる。
あれー? 画像を入れ間違ったかな。

Photo
 (クリックで画像が拡大)

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2009/10/06

石原知事は「ガキの使い」か

2016年夏季五輪開催都市に選ばれたリオデジャネイロは5日、国際オリンピック委員会(IOC)総会での選定について不適切な発言をしたとして、東京都の石原慎太郎知事を批判する声明を発表した。
声明では「(発言は)遺憾であることに加えてIOCのルールに反する」と指摘、「石原知事の失望させるような態度に驚いており、6日にIOCに正式に通知する」としている。

問題となっている発言内容には言及していないが、おそらく帰国直後の4日の記者会見での石原都知事の次の発言だろうと推測される。
「ブラジルの大統領が、聞くところ、アフリカの人にかなり思い切った約束をしたというようです。サルコジ大統領もフランスの戦闘機を買ってくれるなら、ブラジルを支持するとか」などと語っていた部分だ。

東京五輪に落選した石原知事だが、帰国してからの発言は上記のような言い訳と泣き言のオンパレードである。
IOCがやれ政治的だったとか、自民党の総裁選みたいだったとか、今ごろになってそんなゴタクを並べている。
IOC総会でのプレゼンテーションが東京が一番だったとも語っているが、そんなもの所詮はセレモニーであり、結論には影響しない。
オリンピックの世界は表面こそ華やかだが、一皮むけば魑魅魍魎の跋扈する汚い世界であることは夙に知られている。
IOC委員に対するすさまじい接待攻勢、そして最後は札束で頬っぺたを叩くというのが招致活動の基本だろう。
石原知事のリオに対する発言は多分その通りだろうが、それはお互い様で、他国のことをあれこれ批判するのは筋違いだ。

もし本気でそんなナマちょろいことを言っているとしたら、石原慎太郎は「ガキの使い」だったということだ。
これ以上晩節を汚さぬよう、知事を早く辞任すべきだろう。

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2009/10/04

二つのオメデトウ

Photo_2先ずは2016年夏季オリンピックの開催が決まったリオネジャネイロにオメデトウを言いたい。
同じ地球に住んでいながらオリンピックが南半球で開かれる機会は極めて少なく、南米大陸では初めてだ。
G7からG20へ、あるいはBRICsという言葉に代表されるように、ここのところ新興国の発展は著しいし、それに伴って発言力も増してきている。
オリンピックが開催できるということは、新興国にとっては国際的に認知されたという自信につながる。
それに比べ今さら東京で五輪をやったからといって、何が変わるわけではない。
そういう意味で、リオに決まったのはとても喜ばしいことだと思う。
どうせ大多数の人々は、オリンピック競技はTV観戦になるのだから、どこで開催されようと同じだ。
リオネジャネイロは治安が悪く、市内は排気ガスモウモウという環境ではあるが、これも五輪開催を機に改善されていくことだろう。

次のオメデトウは、楽天イーグルスのCS進出が決まったことだ。
5年前は、こんなオンボロ球団、一体どうなるのかと思っていたが。
昭和25年にプロ野球のリーグが分裂してセ・パ両リーグができたとき、急造の新チームの中にはひどい弱小球団があった。そうしたチームの大半は数年を待たずに消えていった。
楽天もその轍を踏むのかと危惧していたが、いやいや立派なものだ。
最近、選手交代を告げるときに名前を間違いないようにコーチが付いてくるようになった野村監督だが、色んな意味でこの人がいなかったら楽天がここまで成長することは出来なかったろう。

ここまできたら是非パ・リーグを制してくれ。
オレたち阪神タイガースが、甲子園で待っているぞ!

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2009/07/13

阪神フアンの憂鬱

全国1000万人の阪神フアンの皆様、いかがお過ごしでしょうか。きっとワタクシ同様、辛い苦しい日々を送っておられるのでしょう。
7月12日現在の成績は借金12、首位巨人とのゲーム差は実に17、この段階で既に自力優勝が消えてしまいました。このままでは優勝はおろか、CS進出さえ見通しが暗くなりました。
最後はぬか喜びに終わったとはいえ、昨年の今ごろとは天国と地獄の違いです。
ニュースで試合の途中経過を見ても、リードされていれば今日もまたダメかと諦め、リードしていればいつ逆転されるかと怯え、新聞のスポーツ欄を開くのさえ億劫になります。

どうして、タイガースはこんな風になったのでしょうか。
真弓監督の采配を責める声もありますが、チーム力が落ちたところに根本原因があります。
今年前半のチーム力=昨年後半のチーム力-矢野-岩田
と考えれば分かり易い。
大ベテランとしてチームを支えてきた投打の柱・金本と下柳に、さすがに衰えが見え始めました。いかに鉄人といえども、体力の衰えはいかんともし難い。
中軸に座るべき新井と鳥谷の不調も誤算でした。2人揃って目を覆いたくなる不振ぶりです。
大砲と期待された桜井と林は伸び悩み、かといって活きの良い若手が上がってくるわけではない。
開幕前に獲得した外国人選手は、ハズレ続き。
先発が手薄なところへもってきて、抑えの藤川が今年は不安定。中継ぎのウイリアムスは力が落ち、久保田は故障。
言うなれば麻生太郎首相みたいに、八方ふさがりの状態なのであります。

どう立て直してゆくかですが、特効薬はありません。
先ずは基本に立ち返って、チーム作りを見直すことでしょう。
阪神タイガースというチーム、振り返ってみればチームの柱である選手たち、金本、新井、矢野、下柳ら、皆よそのチームからFAやトレードで獲得した選手です。
かつて巨人が金にモノを言わせて他球団から優秀な選手を引き抜いたと批判を浴びましたが、今やこの批判は阪神に当てはまります。
戦力が不足すれば他球団から引き抜いてくる、一時的には好成績が期待出来ますが、これでは自前の若手が育たなくなります。
二、三年の低迷は覚悟して、長期のチーム作りを考えるべき時期に差し掛かったのではないでしょうか。
幸いタイガースの二軍には、素質のある若手が沢山います。
私たちフアンも、辛抱強く成長を待つ心のユトリを求められているのかも知れません。

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2009/04/21

ドコを見てるのやら




コネタマ参加中: 思わずチラチラ見ちゃう?!気になって仕方のないもの


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ビーチバレー、かおる姫こと菅山かおる選手の試合を見つめる”熱心”なフアン。

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2009/04/19

転んでも「美姫」

4月18日東京で行われたフィギュアスケート・世界国別対抗戦最終日フリー女子で安藤美姫(ミキティ)は、4回転ジャンプで転倒し5位に終わった。
安藤はこの日の競技、直前の6分間練習で転び右肩を痛めるアクシデントで、肩が抜けた状態になった。痛めた肩の状態を心配したモロゾフ・コーチは4回転回避を勧めたが、本人の「強い気持ちでトライ」したいという意向で果敢に挑戦したが、結果はSPから順位を下げて5位に沈んだ。
いよいよ来季は五輪シーズンを迎える。
今年復活のきざしが見えてきた安藤美姫の、オリンピックに向けての巻き返しを期待したい・・・

・・・とは、あくまでタテマエです。
転倒したっていいじゃないですか。それはそれで十分魅力的だ。
かつて札幌オリンピックの頃に、女子フィギュアスケーターとして活躍したジャネット・リンという選手がいた。彼女も競技中によく転んで、むしろ転ぶことがトレードマークになっていた感があった。金メダルこそ取れなかったが人気が高く、今でも伝説的な存在となっている。
美姫チャン、金メダルは浅田真央チャンに譲ろう。
それより五輪の本舞台でカッコウ良く転び、スポーツ史上に名を残そう。

Photo
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2009/04/06

阪神フアンは「メンチ」にもう少し辛抱を

4月5日の大阪ドーム球場の阪神応援団から、途中交代したメンチ選手に「もう(アメリカへ)帰っていいぞ!」のヤジが飛んでいた。無理もない。開幕スタメンに起用されながら好機に凡退を繰り返し、ここまで3三振、8フライの無安打。「メンチ」勝つどころか、「メンチ」フライだと揶揄される始末だ。
しかし、これまでの成績だけでもう使い物にならないという烙印は、少し早すぎるのではなかろうか。

1983年5月の神宮球場での阪神-ヤクルト戦で、スタメンが発表されると3累側から溜め息がもれた。「7番、ライト、バース」と場内放送されたのだ。
ランディ・バース、その年に入団したが極度の不振で打率は1割台、おまけに足は遅いし守備は下手、打てず守れず走れずの典型的なダメ外国人選手だった。
試合が始まって間もなくライトにフライが飛びバースがキャッチすると、フアンは「バースが捕った」と胸をなでおろす始末だ。
それが2か3打席目にバースが二塁打を打ったときは、阪神応援席は「おい、バースが二塁打を打ったぞ」と大騒ぎだった。結局この試合でバースは確か3安打を放ち、この日がきっかけになって、タイガースの中心バッターにすわっていく。
1985年の阪神優勝は、バースの活躍なくしては語れない。
巨人で活躍したクロマティだって、最初の頃は内野ゴロの山を築き、「ゴロマティ」と呼ばれていた。
外国人選手は、何かのきっかけで大化けする場合がある。

今年の阪神の打線についていえば、真弓監督の構想の中心に「6番、ライト、メンチ」があることは確かだ。鳥谷を3番に上げ、新井をサードにコンバートして5番にすえたのも、全てメンチが6番に固定できると踏んだからだ。
もしメンチが使えないとなれば、真弓構想は根本から練り直しとなる。
そうであれば、いま少し見守ろうではないか。
メンチの現状は日本人投手にてこずり、変化球には身体がつっこみストレートには振り遅れるという状態だ。打ちたいという焦りが悪循環を生んでいる。だから、一つ良い結果が出れば、様変わりする可能性があると考えたい。
切るのはいつでも切れる。
だからタイガースフアンよ、もうしばらく辛抱してみようではないか。

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2009/04/03

「姫」と「妖精」

よく幽霊とTUBEは夏に出るといわれますが、ブログのアクセスにも季節感は影響します。
特に画像へのアクセスでは、ここの所めっきり暖かくなると、ビーチバレーの浅尾美和へのアクセスが急増してきました。やはりあの格好は、寒い時期には似合わないんですかね。
彼女の画像へのアクセスは毎年5桁を超える、当ブログのドル箱(お金になりませんが)の中のひとつです。今年は元女子バレー全日本代表の「かおる姫」こと菅山かおるがメンバーに加わり、「妖精」+「姫」で、ますます盛況間違いなしですね。

女子ビーチバレーという競技、一応スポーツには違いないでしょうが、かつて流行った女子プロレスみたいな見世物的要素をついつい感じてしまいます。
以前パナマに行った時に、飛行機が遅れてロビーで3時間ほど待たされたのですが、その間TVモニターでずっと女子ビーチバレーの試合が放映されていました。
パナマでも人気が高いようで、大型画面に食い入るように観ている人が沢山いましたが、殆んど男性でしたね。あれが男子の競技なら、きっと見向きもしないでしょう。

そんなわけで、「姫」と「妖精」のツーショットの画像を紹介します。
それにしても浅尾美和のアンダーですが、競技中にずり落ちてくることは無いのでしょうか。
とても心配です。

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2009/03/29

美姫、復活へ「銅メダル」

フィギュアスケートの世界選手権最終日は28日、ロサンゼルスで女子フリーを行い、安藤美姫が190・38点で3位に入り、2連覇を狙った浅田真央は188・09点で4位だった。金妍児(キム・ヨナ 韓国)が207・71点で初優勝した。
バンクーバーオリンピックに向けて復活を目指していた安藤美姫が、いよいよその第一歩を踏み出した。

現状では浅田真央や金妍児に比べ遅れをとっていることは確実だが、美姫の演技には他の二人にない何かがある。一口にいえば、演技が大人の観賞に堪えるということだ。
技術技術とそればかり強調されるが、それだけで良いのだろうか。クルクル回ればいいとゆうもんじゃ無いだろう。

かつての五輪の花形は、女子の体操だった。
わたしが若い頃は五輪の中継ともなると、TV画面に映る体操女子のチャスラフスカやコマネチの姿に、お父さんたちは釘付けになっていた。
それが技術ばかりに走ってしまった結果、今はどうだろう。女子の体操競技は子どもの軽業みたいになってしまい、すっかり人気が落ちてしまった。
しょせんは採点競技だから、やはり見栄えが大事なのだ。

そんなわけで、わたしは「美姫一筋」であります。

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2009/02/02

相撲界の不祥事はなくならない

外国人力士に引き続き、若麒麟が大麻吸引で相撲協会を解雇された。
大麻問題にゆれる相撲界だが、こうした不祥事はこれからも無くなることはないだろう。それは相撲の力士というのは、かなり特殊な世界にいるからだ。
子どもの頃、隣家の主人は一時期タニマチをしていた。未だ幕下だか三段目の二人の力士だったが、頻繁にこの家を訪れていて、新番付が発表されると直ぐに届けにくる。我が家もそのお裾分けにあずかり、お陰で相撲の番付というのを初めて目にすることができた。
力士が訪れるとその主人と共に外出するが、行く先は飲食の場である。飲む量も食べる量も半端でなく、とにかく相撲取りは金がかかるとその主人は言っていた。

小学生だった私は熱烈な相撲フアンだったが、この光景が不思議でならなかった。どうして力士がしょっちょう隣家に訪れ、また主人がその度に飲み食いに連れていくのか疑問だったからだ。
かつて水商売をしていた母の説明は次のように明解で、子どもの私にも良く分かった。
(1)力士というのは昔から「男芸者」と言われていて、宴席では歌や踊りを披露したり酌をしたり、とにかく宴席に侍らせると面白い人たちだ。
(2)力士は大男で着物姿で髷を結っている。こういう男を連れ歩くと、その人にハクがつく。金はかかるが、引き立て役にはもってこいだ。
確かに力士二人を従えて町内を歩くと、その主人がとても大人物に見えた。

その後、隣家の主人が実は詐欺師で、周りの人々から金を巻き上げ夜逃げしてしまった。もちろん贔屓にしていた力士に罪はないのだが、結果的に詐欺の演出の道具に使われていたわけだ。
相撲取りに近付きタニマチになる人には、むろん相撲が大好きで、あるいは特定の力士のフアンでという人が多いだろう。しかし思惑があって近付き、接待をしながら自分の商売に利用しようという人間がいても不思議はない。

一方、力士というのは何かと金がかかる職業なのだ。先ず飲食代だけでも大変な金額になる。身なりを整えるのだって費用がかかる。若いから遊興費もいるだろう。
しかし幕下以下というのは無給だから、親方や先輩から小遣いをもらうしか収入の道がない。それだって限界があるので、贔屓の客を見つけて、悪く言えば金づる(パトロン、タニマチ)を確保する必要はあるのだろう。
関取になったらなったで、今度は化粧まわしだの何だのと、体面を保つためにはこれまた何かと出費がある。とても相撲協会からの給料だけでは足りないのだ。
引退して親方になっても、部屋を持つとなればこれは膨大な費用がかかる。
とにかく力士というのは、金がかかるものなのだ。

そこで、熱心なフアンがある一方、時にはいかがわしい人物が近付いてくるのも避けられまい。「遊び人」のような暮らしをしていれば、怪しい人物との接触もおきる。
現在も、協会幹部や人気力士と暴力団との付き合いがしばしば報道されるには、理由があるのだ。
引退した元大関が、暴力団の用心棒になっていて世間を賑わしたこともあった。
世間知らずの若者がこうした環境におかれれば、悪事に手を出す機会も生じるのは避けられないだろう。

それでは、そうしたシガラミを全て断ち切って、「清く正しく美しく」という相撲界にしたら、これはこれでツマラナイものになってしまう。「水清きに魚棲まず」である。
歌舞伎や浪曲、落語の世界に描かれる江戸時代の相撲取りの世界というのは、概していかがわしい世界だ。
ヤクザの世界と隣り合わせであり、八百長も美談として扱われる。
こうした伝統も含めて今の大相撲の伝統ができているとすれば、リスクを完全に失くすことは不可能ではなかろうか。

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2009/02/01

「ガッツポーズ」なぜ大相撲だけダメなの?

Asashoryu私はかねがね、スポーツ選手のガッツポーズを不快に感じていた。勝者の向こうには必ず敗者が存在している。勝利に驕るだけでなく、敗者への思いやりも必要だと思うからだ。
だから大相撲初場所千秋楽(1月25日)で優勝を決めた朝青龍が土俵上でガッツポーズをした問題で、横審から苦言を呈され、武蔵川理事長から高砂親方を通じて注意があったのは当然だと思っている。朝青龍は一応反省の言葉を口にしたらしいが、本心から謝っているとは誰も信じないだろう。

ガッツポーズが品格を欠くということなら、別に大相撲だけに止まらないはずだ。
例えば柔道で、やはり勝者がガッツポーズをしているのを度々見ている。同じ伝統的競技なのに、柔道なら構わないのだろうか。
やってはいけないのであれば、どのスポーツでも同じではなかろうか。
今は日常的な光景になっている日本のプロ野球でも、かつてはガッツポーズをする選手は少なく、特にスター選手や一流選手はやらなかった。ホームランを打った選手は嬉しいだろうが、その反対側には打たれた投手がいる。三振を取れば、その裏に三振に倒れた打者がいるのだ。ガッツポーズは相手方への侮辱とも受け取られるから、相手の目の前ではやらなかった。
聞くところでは、米大リーグでは今でもガッツポーズは避けているようで、そうなると武士道精神うんぬんというわけでもなさそうだ。

競技中は、勝利の喜びは静かに抑えて表現したらどうだろうか。ゲーム終了後に、いくらでも爆発したら良い。
プロスポーツの場合は、ガッツポーズがショーアップや観客サービスという意味会いを持つというのも否定できないが、むしろアマチュアスポーツこそ原則禁止にしたらどうだろうか。
特に高校野球でのガッツポーズは、実に見苦しい。教育の一環として行う競技こそ、選手にマナーをしっかりと躾けることが肝要だろう。

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2008/12/25

来年の阪神はメンチで勝つ、か

当ブログで今年のシーズン前に、初めて阪神タイガースの優勝を予言したが、結果は見事に外れてしまった。
評論家たちの事前の予想では3番手というのが大勢を占めていたが、私には優勝の確信があった。
金本、矢野、下柳の熟年トリオがシーズン通して活躍できる最後の年だと思ったのが第一の理由、
第二は新井の加入で打線に芯が出来ると期待できたこと、
そして第三は抑えを含めた投手陣が6球団の中で最も安定していると判断していた。
中盤までは正に私の予想通りの展開で、早々と勝利宣言までしていたが、終盤まるでツキに見放されたように崩れてしまった。それでも例年なら優勝は出来ただろうが、巨人が余りに調子良過ぎた。
今年優勝出来なかったのは、返す返すも残念だった。

さて来年のタイガースだが、優勝はかなり難しいだろう。
FAもドラフトも思惑通り行かなかったのが痛い。最大の弱点だった先発陣の補強に失敗したツケが、来年回ってくるだろう。
依然として熟年3人組の奮闘に頼らざるを得ない現実が、その全てを物語っている。
フル出場が危ぶまれる矢野の控えにいた野口が移籍したのも痛い。
若手の底上げには期待したいが、それは他球団も条件は一緒だ。阪神だけ飛び抜けるのは考えにくい。
真弓新監督の手腕に注目したいところだが、これも未知数だ。

そうなると外人選手ということになるが、今年は新外国人選手としてケビン・メンチ外野手(30=ブルージェイズ)を獲得したが、不安要因としてここ数年タイガースに入団した外国人選手は、総じてハズレが多い。
いま欲しいのは大砲であり、メンチの実績を見るとアヴェレージヒッターのようだ。クリーンアップを打てるようなら嬉しい誤算となるが、こればかりはシーズンに入ってみなければ分からない。
果たして「メンチで勝つ」となるか、期待ハズレに終わって「メンチを切る」となるか。

阪神ファンとしては、頭の痛い年になりそうな、嫌な予感がする。

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2008/09/30

阪神タイガースの優勝を信ず

Photo「いよいよ今日からプロ野球のセ・リーグが開幕する。今年の阪神タイガースだが、評論家などの下馬評では3位との予想が大勢を占めている。この予想は恐らく外れて、今年こそ優勝だろう。」
セ・リーグ開幕日に当ブログの記事で、こう今季の阪神の優勝を予測していた。そういうとお前はトラキチだからと思われるだろうが、シーズン前から優勝を断言したのは今年が始めてだ。それだけ確信があったからだ。

一番の理由は、金本、下柳、矢野の熟年トリオが、しっかりとチームの屋台骨を背負ってくれるだろうという期待からだった。裏返して言えば、彼らが揃ってフルシーズン活躍できる最後の年になるとの危惧でもある。
バッテリーと4番打者、それに抑えがしっかりしていることは、チームが優勝できる最大の要因だ。それに昨年のチーム力からマイナスになることは何も無く、FAで新井を獲得したことは明らかなプラス効果を生むと判断した。

大半の外国人選手が期待はずれだったことや、今岡や林といった中軸が、怪我や不振で一軍を外れたという読み違いもあったが、阪神はシーズン開始とともに快進撃を続け、一時はブッチ切りの首位を独走していた。
変調をきたしたのは北京オリンピックで、主力の藤川、新井、矢野がチームを抜けた時期からだ。投・打・守の要がいっぺんに抜けた穴は、チームにとってあまりに大きかった。勢いがそがれ、成績が急降下して、遂に調子を上げてきた巨人に追いつかれてしまった。
それでも競り合った試合に勝ち星を上げてきたのは大きい。抑えの藤川が8勝を上げていることが、それを如実に示している。

ここに来て新井が怪我から復帰し、今岡も戻ってきてようやく戦力が整ってきた。ジャイアンツとのデードヒートはシーズン最終盤まで続くだろうが、最後に笑うのはタイガースだ。
ここのところ出来過ぎだった巨人はこれから下降線をたどるだろうし、逆に調子が上がり始めた阪神がクライマックスシリーズも制し、久々の日本一に向かって前進してくれると確信している。

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2008/08/26

華美リンピックから地味リンピックへ

一昨日で北京オリンピックが終わったが、国威発揚と商業化がますます露骨になったと言える。もはやオリンピックはスポーツ競技大会というよりは、政治ショーの場と化した感がある。
何も中国だけのことではない。東京オリンピックの誘致についても、元々は石原都知事が進めてきた新銀行東京の乱脈経営による公金食いつぶしを覆い隠すために言い出したのだ。そういう意味からすれば、東京オリンピックも政治の道具として使われている。

大会前の聖火リレーで、チベット弾圧への抗議として聖火リレーを妨害する事件があったが、この中心となった国境なき記者団は、アメリカ政府が設立した全米民主主義基金と自由キューバセンターから資金提供を受けていた。何のことは無い、スポンサー向けの茶番劇だったわけだ。

ショーアップは同時に莫大な費用を要することとなる。資金集めのためにはスポンサー企業が必要だ。
水泳競技で、スピード社の水着を着用するかどうかでさえ、スポンサー企業にお伺いを立てねばならない。メダルを獲得して選手がインタビューを受けるとき、スポンサー企業の製品やマークを一生懸命カメラに向けている姿は、毎度お馴染の光景だ。

金が集まるところには、必ず利権が生まれる。オリンピック招致のために、候補となる国が使う費用とマンパワーは莫大なもので、これらは無駄としか言いようがない。
ウチでやりたいという国があれば、さあどうぞと譲れば済むことではないか。

オリンピックは国際スポーツ大会であり、それ以上でもそれ以下でもない。それなら純粋なスポーツ競技大会の姿にして、見世物的な要素は排除し、費用も出来るだけ節減すれば、もっとマトモな姿に戻れるのではないだろうか。

そこで、いくつか改善策を提案してみたい。
1. 聖火リレーはやめる。
聖火リレーを五輪の伝統行事と思われている向きもあるが、元々は1936年に開催されたベルリンオリンピックで、ナチスドイツが国威発揚の演出として始めたものだ。もういい加減にやめたらどうか。
2. 開会式や閉会式は選手の入場行進だけにする。
オリンピックの主役は選手であり、スポーツ競技大会らしくシンプルに、選手の入場行進だけで良い。
余計な演出をするから、口パクだのCG合成画像だのが出てくる。
3, 選手は全員、選手村で生活する。
全員が選手村で共同生活することも、競技大会の一部だ。外部のホテル住まいが必要だという競技や選手は、オリンピックに参加しなければ良い。
4. 競技種目の削減
私はプロ野球のファンだが、以前から野球をオリンピック種目とすることには反対だった。野球やサッカー、テニスのように単独でプロスポーツとして国際競技が定期的に行われている競技については、敢えてオリンピックに参加する意味がないのでは。
どうしても五輪種目に入れたいなら、アマチュア選手だけが参加できるようにすべきだろう。
それからこれは私見であるが、スポーツというのは一番速く走る人、一番高く跳べる人、一番遠くに飛ばせる人、一番重いものを持ち上げる人、一番強い人が勝つ、そういうものではなかろうか。選手の演技を第三者が採点して順位を決めるというのは、スポーツと言えるのだろうかという疑問を持っている。
子供の軽業みたいな競技をやるから、年齢詐称問題などが起きるのだ。

近代オリンピックが始まった頃と比べると、現在のスポーツをとりまく環境は激変している。様々な国際競技大会が定期的に開かれているし、日常的な国際交流も行われている。
その中でオリンピック本来の在り方を、もう一度検証してみたらいかがだろうか。

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2008/08/17

成功的五輪

China_2

成功的五輪

民族的抑圧
統制的言論
迎合的報道
暴力的拘束
詐称的年齢
合成的映像
吹替的歌唱
居直的反論
熱狂的応援
威嚇的非難
拡大的格差
蓄積的不満
爆発的抵抗
崩壊的社会

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2008/04/12

祝!金本選手の2000安打達成!

Kanemoto本日、阪神の金本知憲外野手(40)が、横浜スタジアムの横浜5回戦で7回に寺原隼人投手から右前タイムリーヒットを放ち、待望の通算2000安打を達成した。
大記録に王手をかけてから、実に19打席目の達成であった。鉄人にしてこのプレッシャー、金本も人の子である。
プロ野球37人目で、40歳での達成は史上3番目の高齢達成となった

金本選手は1992年にドラフト4位で広島に入団。いわゆる天才型のバッターではなく、典型的な努力の人である。トレーニングにより、強靭な肉体に鍛えあげてきた。
それだけに、阪神ファンのみならず、多くの、特に中年野球ファンに大きな励みとなったと思われる。
金本選手はこの他に、1999年7月21日から続く連続試合全イニング出場という、前人未踏の大記録が続いており、これからもますますの活躍が期待される。

現在阪神タイガースは、未だ序盤とはいえ首位を独走している。
開幕前に、今年は阪神が優勝すると予言したが、実現は間違いないだろう。
タイガースの実力をみくびった世の野球評論家どもの目は、節穴である。

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2008/03/28

桑田選手に見るヒーロー像の変貌

Kuwata_masumi大リーグに挑戦していた桑田真澄選手が引退を発表したニュースは、各メディアで大きく扱われた。引退についての街の声では、「もっと続けて欲しかった」「挑戦する姿に励まされた」「巨人の時代からファンだった」など賞賛の声に溢れていた。いつの間にか、桑田投手は中年の星になっていたのである。

ジャイアンツの現役時代、特にエースとして活躍していた時代の桑田は、常にダーティなイメージがつきまとっていた。江川卓と同様に、入団の経緯からバッシングを受け、「投げる不動産屋」とか「投げる借金王」などと呼ばれ、漫画やイラストでは三白眼に多数の黒子という姿が描かれていた。
巨人では永年エースとして活躍し、通算で173勝をあげ、MVP、沢村賞など数々のタイトルと獲得しながらも、他のスター選手のような高い人気は得られなかった。その時代を知る者としては、昨今の桑田への賞賛は、苦笑するしかない。
いつの時点から、桑田は「偉い人」に分類されたのだろうか。

野球選手に限らず、いわゆる有名人に対する世間の評価など、所詮はイメージでしかない。本当の姿は家族や周辺の近しい人しか知らないわけで、世間は作られたイメージで判断しているわけだ。だから状況が変われば、評価も180度変化するのである。
この分でいけば10年後には、朝青龍は相撲史上に残る大横綱になっているかも知れないし、亀田が伝説のチャンピオン扱いされている可能性だってある。
本人に全く関係ないところで、持ち上げられたり落とされたり、付和雷同型のネット社会はそれを更に増幅している。情報化社会になって、却って本質が見失われる傾向が強まったのではなかろうか。
桑田選手の引退の記者会見の映像をみながら、ふと考えてしまった。

閑話休題。
いよいよ今日からプロ野球のセ・リーグが開幕する。今年の阪神タイガースだが、評論家などの下馬評では3位との予想が大勢を占めている。
この予想は恐らく外れて、今年こそ優勝だろう。
世間の人は知らないだろうが、阪神には育成枠に3人の「秘密兵器」が隠されていて、彼らがある日突然支配下登録され、一軍で大活躍するのだ。
名前は誰かって? 「秘密」だから言えません。

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2007/10/15

「亀田一家」のどこが悪い!

Photo_2日本ボクシングコミッション(JBC)は今日、東京都内で倫理委員会を開き、11日の世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトル戦で反則を繰り返した亀田大毅に1年間のボクサーライセンス停止、セコンドについた父親の亀田史郎氏に無期限のセコンドライセンス停止処分を科すことを決めた。兄の亀田興毅(同)は厳重戒告、協栄ジムの金平桂一郎会長はクラブオーナーライセンス3カ月間停止とした。

しかし、このJBCの処分は、噴飯ものだ。
今回のタイトル戦では、家族である父親や兄のセコンドを認めたのは、他ならぬJBCであったし、何よりああした展開は事前に予測されていたにも拘らず、タイトルマッチを承認していたのは、JBC自身では無かったのか。
批判が高まるとそれを棚に上げ、全ての責任を亀田一家に負わせるのは、相撲協会と同じ手口だ。

TBSなどのマスコミは、亀田兄弟を最初から悪役スターとして売り出していた。決して正義のヒーローという役回りなど、期待していなかった。
本人たちのキャラもあるだろうが、亀田一家は、その役回りを忠実に実行していただけではないだろうか。
現に今回のタイトル戦は大いに話題になったし、視聴率も稼いでいた。

スポーツといえども、入場料を取り、TVの放映権で稼ぐ以上は、見せ物(ショー)としての要素は欠かせない。
特に格闘技には、悪役スターの存在が必要だ。
戦後あれだけ日本人がプロレスに熱狂したのは、正義のヒーロー力道山と、それに対抗する悪役スターが揃っていたからだ。
シャープ兄弟、「動くアルプス」プリモ・カルネラ、キング・コング、ミスター・アトミック、「シベリアの密林男」グレート・アントニオ、そして「吸血鬼」フレッド・ブラッシー(左上の写真)ら、数々の魅力的な悪役スターが、リングを盛り上げていた。

プロレスはショーだという反論があるかもしれないが、ショーの要素が全く無いプロスポーツなどあるのだろうか。
相撲界でいえば、朝青龍が悪役スターだ。
大相撲を観戦に来る人の大多数は、朝青龍が負けるのを楽しみに来ている。彼が敗れれば、その相手が誰であろうと館内に座布団が飛ぶのは、その何よりの証拠ではないか。
ナンノカノ言っても、朝青龍のいない大相撲は、面白さに欠けるだろう。

誤解を恐れずに言わして貰えば、亀田一家のパフォーマンスと、ビーチバレーの女子選手の小さ過ぎる水着と、その本質は変らないと思う。

亀田一家の振る舞いは悪質だという声があるが、彼ら(父親を含め)のやっていることはまるで子供騙しだ。
彼らは、「お約束」とおりに、与えられた役割を果たしていたに過ぎない。
ヤラセを煽った背後の大人たちの方が、よっぽど悪質だと思うが、どうだろうか。

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2007/09/08

遂に首位へ!阪神奇跡の追い上げ

Hanshin2007年9月8日土曜日、遂に阪神タイガースがセ・リーグ首位に躍り出ました。
一時は多くのファンが、「今年はダメかな」と思ったでしょう。
首位に12ゲームと話され、数字からいえば絶望的でした。
それが球宴が終わって後半戦に入るや、様相がガラリと変わりました。

前半何とって言っても、井川の抜けた穴が大きかった。それを埋めるべき福原が不調、安藤が怪我で出遅れて、先発のコマが足りなかった。
加えて打撃人では、本来中軸を打つべき今岡が絶不調、浜中が開幕からスランプに陥り、共に1、2軍を行ったり来たりでした。シーツの不振も大きかった。
しかし阪神のスゴイ所は、こうした災いを福と転じ、将来を期待されていた林、桜井、関本、葛城らが、この機会をとらえて頭角を現し、立派に穴を埋めたことです。

投手も、ここ数年入団したが今一つ伸び悩んでいた選手たちが、ローテーションの一角に食い込んできました。
能見、杉山、そして新人の上園らです。
何より、JFKの黄金リレーが万全な体制で、僅少差ゲームを確実にものにしています。
後世に、あれが阪神の黄金時代だったと、語り継がれるようなチームが出来上がりました。

せ・リーグのシーズンが終わってみれば、やはり今年も阪神が優勝、これはもう間違い無いでしょう。
そして、パ・リーグの覇者、まあどこが出てきても同じことですが、これを打ち破り日本一に輝く、もう光景が眼に見えるようです。
奇跡の逆転による日本一目指して、ここから阪神はまっしぐらに進んで行きます。

阪神タイガース! フレー、フレーフレー!

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2007/08/28

女子スポーツ界は美女の時代

開催中の世界陸上のTV中継を見ていると、女子(男子は見ていない)の種目に出場する選手、キレイな人が増えましたね。選考基準が「美女」になってるんでしょうかね。
テニスだったらシャラポア。普段テニスなんか関心がないお父さんたちも、シャラポアだと見てますからね。セリーナ・ウィリアムズ対リンゼイ・ダベンポートの試合なんか、絶対に見ない。
映像の時代とはいえ、スポーツまでルックス偏重になっているのは、考えモノではあります。

「最近、我が競技連盟の女子の種目が、どうも人気がパッとしない。客の入りもイマイチだし、TV中継もガクンと減ってしまった。その反面、やれビーチバレーだのバトミントンだの、子どもの遊びみたいな競技に人気が集まっているそうだが、君はどう思うかね?」
「理事長、今どきの女子のスポーツは、完全なビジュアルな時代に入りまして、可愛い選手がいないと人気が出ないんです。」
「可愛い選手か。それならウチにも一人いるぞ。ほら、『田村で金、谷で金、ベッドでもキン』とか言って、子供を作った・・・」
「古いですよ。そんなんじゃもう客は呼べませんよ。理事長はオグシオをご存知ですか?」
「知ってるよ、料理に入れるヤツだろう。」
「それはアジシオ。バトミントンの選手ですよ。こっちの背の高いのが小椋久美子で、こっちが塩田玲子、それで『オグシオ』って言うんです。」
Ogushio2


「ほう、二人ともなかなか可愛いじゃないか。首筋に光る汗が、ナントモ堪らんな。君は、どっちの方がいい?」
「そういう話じゃないでしょう。」
「ビーチバレーの選手で人気のある、ほら何とか言う。」
「えーと、こちらがビーチバレーの浅尾美和選手です。」
Asao_yumi6


「おうおう、この子なら良く知っておるぞ。ワシはこの子が乗馬マシーンに乗ったCMが大好きでな。あれ見ていると、変な気分になってきて・・・」
「理事長、ヨダレを拭いて下さい。こういう可愛い選手がビキニ姿で試合に出るから人気が出るんですよ。それも段々ビキニの面積を小さくしてるでしょ。あの協会のやること、エゲツナイ。」
「向こうはビキニか。それならこっちは、フンドシを締めてかからねばな。」
「ダメだ、こりゃ。」

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2007/08/21

協会に「朝青龍」復帰のシナリオがあるのか

Sumo_ishiここの所「朝青龍」問題の迷走が連日報道されていますが、一番大切なことは、やがて処分が終わり復帰してくる朝青龍を、果たして相撲ファンが受け容れてくれるかどうかです。
日本相撲協会の動きを見ていくと、そうした観点が欠落しているとしか思えません。

協会側の朝青龍処分の基本は当初、
①興行面と対モンゴル政府との関係から、朝青龍は引退させない。
②形の上では厳しい処分を出して、ファンを納得させる。
③記者会見を開き、本人から謝罪させる。
③謹慎については、本人の意向を聞いて弾力的に運用する(モンゴル帰国は認める)。
を想定していたと思われます。

処分発表早々に、朝青龍の家族はモンゴルに帰国しましたが、この時点で協会は本人の帰国は認める腹だったと思われます。
協会のシナリオが狂ったのは、朝青龍が謝罪の記者会見に応じなかったことです。
本人は何も悪い事をしていないと思っているのですから、謝罪は拒否し、最後はダンマリを決め込むという戦術に出たわけです。
どうせ引退勧告など有り得ないと確信していますから、いわばケツをまくったわけです。

膠着状態に悩んだ協会側の次の一手は、何かしら適当な精神的な病名を付けて、モンゴル帰国を認めよう。人の噂もナントヤラで、時間を稼いで沈静化を図ることでした。
先ず色々な医師が入れ替わり立ち代り接触して、朝青龍の「心の病」を印象づけました。
19日には相撲診療所の吉田博之所長が本人を診断した結果、「横綱は解離性障害の可能性が最も高く昏迷(こんめい)状態にある」とし、「今後は横綱が望む治療環境を最優先させるべきだと、精神科医も私も考えており、帰国が最良だと思う」との所見を述べています。

勿論、これは協会の意向に沿った診断であることは、言うまでもありません。団体の顧問医師などは、所詮そんなものです。
これを受けて20日、北の湖理事長は「理事会の決定事項があるが、治療については医師の意見を聞き、指示に従って適切に対応したい」と語り、モンゴルでの帰国治療を容認する方向を示唆しています。
ここから先は、朝青龍をモンゴルに帰国させ、適当な時期を見計らって謝罪の記者会見を開き、一件落着させる算段でしょう。

プロスポーツである以上大事なことは、相撲ファン、特にお金を払って本場所に足を運んでくれる観客が、このシナリオを納得してくれるのか、来年早々に復帰する朝青龍を温かく迎えてくれるのか、ここが最大の問題です。
私は、現状のままで行けば、ファンの多数は拒絶するのではないかと想定しています。
その時に協会は、朝青龍は、どうする心算なのでしょうか。
引退しか、道が無くなるでしょう。

協会と朝青龍が、もしこのまま相撲ファンを無視し続けるなら、必ずしっぺ返しがきます。

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2007/08/03

似たもの横綱「前田山と朝青龍」

Asasyouryuu日本相撲協会は8月1日、腰骨の疲労骨折などを理由に夏巡業の休場を届け出ながら、モンゴルに帰国しサッカーをしていた横綱朝青龍(高砂部屋)に対し、秋場所(9月)と九州場所(11月)の出場停止と4カ月間の30%減俸とする処分を決めました。
世間では、ヤッパリ外国人力士はマナーがという声もありますが、実は日本人横綱であり高砂部屋の大先輩にも、今回のケースとよく似た不祥事がありました。
それは戦前から戦後にかけて活躍した第39代横綱・前田山英五郎の「シールズ事件」です。

年配の方はご存知かも知れませんが、戦後間もない1949年、オドール監督率いるサンフランシスコ・シールズが来日し、日本のプロ野球全日本チームと交流戦を行いました。
シールズは3Aチームであり、我が方は当時のスタープレヤーを集めた選抜チームだったのですが、これが全く歯が立たない。確か全敗した筈です。
戦争で負けた上に、野球でも日米の力の差を見せ付けられ、屈辱的な思いをした日本人も多かったと記憶しています。

横綱前田山は大の野球好きで、本場所を休場中だったのにも拘らず、後楽園で行われた交流試合を見に行きました。
間が悪い時はしょうがないもので、横綱が見に来ているというので、オドール監督と握手したのですが、これが写真に撮られて新聞に掲載され大騒ぎとなりました。
この時は相撲協会からは特段の処分は無かったのですが、前田山自身がその責任を取り、そのまま引退しました。
これが「シールズ事件」で、引退後は高砂親方として横綱朝潮太郎を始め多くの弟子を育て、特に外国人力士第一号となる高見山をスカウトした事でも知られています。

前田山と朝青龍、およそ60年の時を隔てていますが、構図はそっくりです。
本場所が巡業に、野球がサッカーに、オドール監督が中田英寿に、後楽園がモンゴルに変わっただけです。
共に高砂部屋の横綱というのも共通してますね。あまり人気がないところも一緒です。
前田山が三代目朝潮を育て、四代目朝潮の弟子が朝青龍というのも、妙な因縁を感じます。

前田山はそのまま引退しましたが、朝青龍はどうするんでしょう。
力士も人気稼業ですから、復帰は難しいと思いますが。

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2007/05/30

祝!白鵬69代横綱昇進

Hakuho本日30日午前、大関白鵬の横綱昇進が正式に決まりました。
69人目の横綱となり、新横綱の誕生は朝青龍以来で4年4カ月ぶりです。
22歳2カ月での昇進は北の湖、大鵬に次ぎ史上3番目の若さです。

白鵬については入幕当時から注目していて、このブログでも過去2回記事にしています。
自分が注目し応援してきた力士が昇進するというのは、とても嬉しいことです。
今年の阪神タイガースの不振をしばし忘れられる快挙であります。

白鵬の父親はモンゴル相撲の横綱で、5年間一度も負けたことが無いという大記録を持っています。レスリング選手としても、オリンピックでモンゴルに初めてメダルをもたらした国の英雄ですから、正に「父子鷹」です。

白鵬は大相撲入門を目指して、2000年に数名のモンゴル人青年と共に来日しましたが、当時体重が軽くて、他の仲間が次々入門を決めた中で取り残されてしまいました。諦めていよいよモンゴルに帰国する数時間前に、モンゴルの先輩である旭鷲山の口利きで宮城野部屋への入門が許されました。
白鵬は後年、「数時間で人間の運命が変わることがあるんだ」と語っています。
こうした運も、実力の内なのでしょう。

以前、記者とのインタビューで、土俵に上がった時どんなことを考えるかという質問に対して、白鵬はこう答えています。
「目をつぶります。そうするとモンゴルの草原が浮かんでくるんです。そして、両親や苦しい稽古のこと、親方の言ったことを思い出す。その後は相手に集中します。」
なんと青年らしい、瑞々しい感性でしょうか。

外国人力士ばかり増えてと訝る声もありますが、どのスポーツでも国際化は避けられない。
日本人精神ウンヌンいうけれど、今時は外国人の方が却って、かつての日本人の精神を持っていたりしますから、これも気にしなくて良いでしょう。

白鵬に一つ注文があるとすれば、決して稽古が多いという方ではありません。むしろ素質の良さでここまで上がってこられたと言って良い。
昇進の口上で、「横綱の地位を汚さぬよう、精神一到を貫き、相撲道に精進致します」と述べましたが、今後はその気持ちを忘れずに努力して欲しい。
横綱土俵入りは両腕を伸ばしてせり上がる不知火型ですが、不知火型は悲劇の横綱が多いというジンクスを、是非打ち破って欲しいものです。

横綱朝青龍は以前から、「大関には琴欧州が先になるかも知れないが、横綱は白鵬が先になる」と言っていましたが、見事に的中しました。
ここの所、何かと悪役に回っている朝青龍ですが、その炯眼畏るべし。

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2007/05/08

「ビーチバレー」狂想曲

Asaomiwa先日の旅行の際に、パナマシティの空港で航空機の出発が遅れ、待合室で2時間以上TVを見るはめになった。
大形スクリーンではその間ずっとビーチバレーの試合の様子が流されていて、殆どの客は食い入るように熱心にモニターを見つめていた。
むろん女子ビーチバレーの試合である。
男子の試合なら、見る人はいないだろう。

私は、ビーチバレーの試合と言うのを始めて見た。
小さなビキニ姿の女子選手が、砂浜の上を駆け回り転げ回る姿は、とりわけ多くの男性にとっては魅力的な映像だ。
純粋な気持ちでスポーツを観戦しているとは、とても思えないけど。

中学校のプールの隣が民家の庭だったが、そこの主というのが定年を過ぎたオヤジさんだった。
なぜ知っているかといえば、学校の体育の時間でプールが始まると、必ずそのオヤジが庭の手入れをやりだす。
真夏の炎天下にご苦労様なことだが、実はチラチラと女生徒の水着姿を観察していた。
視線の先が、男子に向けられたことはない。
恐らくこのオヤジにとって、人生最大の楽しみだったのではなかろうか。
かくも、男の品性と言うのは下劣であり、そこが本質でもあり、悲しい“性(さが)”でもある。

人気スポーツに女子のフィギュアスケートがあるが、あれを単なるスポーツとして見ている男は、100人に一人だろう。99人はイヤラシイ目で見ている筈だ。
いやオレは純粋に競技を見ている男がいたら、あなたがその残った一人だ。
私が若い頃は、圧倒的に女子の体操が人気だった。チャスラフスカやコマネチというスター選手が活躍した時代だ。
それがすっかり人気凋落してしまったのは、競技がすっかり「子供の軽業」になって、観るに堪えなくなったからだ。

これも以前、イスラムの国のホテルに数日滞在したことがあって、TVをつけるといつもジェーン・フォンダのエアロビクスビデオ『Jane Fonda Workout』を流していた。
恐らくは朝から晩まで、一日中やっていたのだろう。
肌の露出した女性の姿が禁じられているこの国の男性にとって、唯一のお色気番組だったと思われる。
どこの国の男も変らないのである。

我が国でもここ最近、女子ビーチバレーの人気が高まっているそうである。
浅尾美和という美形の選手を目当てに、多くのファンが会場に押しかけ、その結果写真を撮ったの撮らないのと係員との間でトラブルがおき、時には警官まで出動する騒ぎになっているとのことだ。
ネットのニュースでも、浅尾選手の画像が常に人気の上位にランクされている。
浅尾美和自身もDVDを出したり、CM(大きな声では言えないが、その乗馬マシーンのCMは大好き)に出て文字通り「露出」を増やしていることも、混乱に拍車をかけている。

選手たちのユニフォームを見れば、競技団体側も人気を高め、観客を増やして収益を上げるために、男性の下劣な品性を多いに利用している意図は明白だろう。
選手たちが必死で競技をしていることは疑いないが、果たしてこれがスポーツなのだろうか。
とはいえ、確かに浅尾美和選手の姿は美しく、この点に異存はない。

Asao_miwa


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2007/04/21

脇役の活躍が勝ちをよんだ 阪神vs.巨人4回戦

Hanshin_kano1塁ベースを回った背番号99が弾けていた。1対1の緊迫した投手戦が12回表、阪神のリーリーフ陣の不調とエラーで3点が入り、恐らくは大半の阪神ファンが今日はダメかと思っていただろう。二死満塁から、プロ入団7年目の狩野の一打は左翼線に飛び、阪神の今シーズン初のサヨナラ劇となった。

狩野の一打は正に値千金だったが、ここの至る道のりは決して平坦ではなかった。
矢野という攻守の要の選手が、長い間正捕手としてポジションを守っている。不動のレギュラーが定位置にいる時の控え選手は辛いものだ。
プロ野球の華やかな歴史の陰には、王や長島ら、スター選手の控えだった選手たちの悲しい物語がある。
昨年ウエスタンリーグ(2軍)の首位打者だった狩野も、これが今季の初打席だった。

前日まさかの逆転劇で中日に敗れた阪神にとって、20日の試合の最高殊勲選手は、狩野であるのは間違いない。
しかし私は、それ以上に先発した杉山のガンバリに拍手を送りたい。
相手が絶好調の内海投手の前にヒットすら打てない味方打線、しかも巨人に先取点が入る中で、7安打されながら7イニングをよく1点でしのいだ。
杉山のガンバリがなければ、昨日は最初からゲームにならなかったろう。

12回裏の阪神の反撃も、途中交代で出場していた藤本、林(リン)の連打がお膳立てしたものだ。
戦力が整っている中日、チームに芯が生まれた巨人、セントラルの今年のペナントレースを勝ち抜くには、脇役の活躍が欠かせない。
今季、阪神が最後に笑えるかどうかは、彼らの踏ん張りにかかっている。

パ・リーグでの楽天、セ・リーグでの横浜という意外なチームの健闘で、混戦が予想される今シーズンのプロ野球。
NHKも米大リーグだけを偏重せず、民放が中継を減らした時にこそ、日本のプロ野球の放送を増やして欲しい。
なにせ受信料を払っているのは、我々日本の人間なのだから。

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2006/04/10

「アニキ」金本選手の世界記録

Kanemoto
「アニキ」の名でファンに親しまれている、阪神タイガースの金本知憲(かねもとともあき)選手が、4月9日の横浜伝戦で、連続試合フルイニング出場を904試合に伸ばし、世界新記録を達成しました。
これまでの記録は、米大リーグのカル・リプケン内野手が1982年~87年に作った903試合です。大リーグとは同じ条件で比較できないものの、前人未到の大記録であることは間違いありません。
野球選手にとって、約7年間1日も休まず、連続して試合に出るだけでも大変なことですが、金本選手の場合は全イニングに出ているわけですから、これはもう超人的としか言いようがない。

記録達成には不可欠な要素がいくつかあります。
先ずレギュラーとしての実力があること、極端な好不調の波がないこと、打つだけではなく守りも良いこと(試合途中から守備要員と交代されない)、足が速いこと(代走をだされない)、これらが先ず必要です。
加えて病気や怪我をしないこと、そしてもし怪我をしても、痛みに耐えて試合に出る不屈の精神があることが要件です。
今回の大記録にとって最も大きなピンチは、2004年7月に死球で左手首を骨折した時でした。金本はその時も一日も休まず、右手1本で打撃を行い、骨折した左手にグローブをはめて守備につきました。どうやってボールを捕るかと聞かれると、金本は腹で捕ると答えたそうです。

金本選手は1992年に広島カープに入団しましたが、身体は決して大きい方ではなく、体力に恵まれていたわけではありません。それを筋力トレーニングによって鍛え、怪我をしない、又怪我に強い身体に作り変えていきました。
そうして広島カープの中心選手となり、FA移籍後2003年のシーズンから阪神の選手として活躍しています。プロデビュー戦も、大記録のスタートとなった試合も、相手は阪神タイガースでしたから、元々阪神とは運命的な出会いがあったのでしょう。

阪神といえば、金本に破られるまでの日本記録(700試合)は、元阪神の三宅内野手が持っていました。三宅は名三塁手で、当時吉田遊撃手(元監督)と鉄壁の三遊間を形成して活躍していました。不幸なことに、練習中ボールを目に受けて選手生命を絶たれてしまい、記録も途絶えてしまったのですが、金本選手が後を立派に受け継ぎました。
広島カープにはもう一人鉄人がいました。17年間にわたり2215試合に連続出場した衣笠選手です。
プロ野球の鉄人が二人とも広島カープ出身であるのは、偶然ではないのかも知れません。

長期に亘って自己を律するというのは、大変な精神力です。金本の場合既に38歳で、引退してもおかしくない年齢です。その中にあって、依然として中心選手として活躍する「アニキ」金本の姿に、多くの中高年の人々が励まされるでしょう。若い人たちには、「継続は力なり」を身をもって示してくれたと思います。
オリンピックの金メダルとは、また別の価値のある大記録です。コイズミさんも良く聞いておいて下さいよ。

これからも金本選手には活躍を続けてもらい、阪神タイガースの連覇達成という悲願も、是非実現して欲しいと思います。

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2006/03/27

大相撲をいっそ「WSC(World Sumo Classic)」にしたら

hakuho
大相撲春場所は、横綱朝青龍の16度目の優勝で終わりましたが、最近になく楽しめました。1年前にこのブログでとり上げた白鵬ですが、2場所続けて優勝争いに絡んできて、場所終了後の大関昇進が当確となりました。元々大器として期待されていたのですが、攻撃性に欠ける面があり、ケガもあってやや足踏み状態が続いていました。先場所から積極的に攻める取り口に変わってきたのが、良い成績に結びついています。
昨年1月のあるパーティ会場で握手した、当時まだ平幕だった琴欧州(実物は映画俳優のようなイケメン)がその後大関になりましたし、応援している力士が出世するというのは、何となく嬉しいものです。

白鵬は大相撲入門を目指して、2000年に数名のモンゴル人青年と共に来日しましたが、当時体重が軽くて、他の仲間が次々入門を決めた中で取り残されてしまいました。諦めていよいよモンゴルに帰国する数時間前に、モンゴルの先輩である旭鷲山の口利きで、宮城野部屋への入門が許されたというエピソードがあります。
白鵬は、「数時間で人間の運命が変わることがあるんだ」と思ったそうです。
父親はモンゴル相撲の横綱で、5年間一度も負けたことが無いという大記録を持っています。レスリング選手としても活躍し、オリンピックのメキシコ大会で、モンゴルに初めてメダルをもたらした国の英雄でもあります。
そうした格闘技の選手としてのDNAを、しっかりと受け継いでいるわけです。
朝青龍が以前から、「大関には琴欧州が先になるかも知れないが、横綱は白鵬が先になる」と言ってましたが、この予想どうやら的中しそうな気配です。

話題の多かった春場所ですが、千秋楽が終わってみれば横綱昇進が絶望視されていた栃東が12勝3敗となって、辛うじて来場所の綱取りに期待をつなぐことが出来ました。協会としては、何としても若乃花(お兄ちゃん)以来という日本人横綱を誕生させたいでしょう。
又場所中に引退をほのめかしていた魁皇は、ファンからの「ヤメナイデ」コールに背中を押され、千秋楽で勝ち越し大関の地位を死守しました。
相撲協会としては、場所全体が出来過ぎと思われるほど万事うまく収まって、ホッと胸を撫で下ろしていることでしょう。

今場所も外国人力士、特にモンゴル勢の活躍が目立ちました。幕内最高優勝と三賞は全てモンゴル力士が独占しましたが、これは無論史上初です。又現在幕内7名十両2名合計で9名のモンゴル人関取がいますが、全員が勝ち越しました。
千秋楽にはモンゴルの首相が来ていましたし、14日目は琴欧州の出身であるブルガリアの国民会議議長が観戦していました。大相撲もすっかり国際化したものです。
十両はというと、エストニア出身の把瑠都(ばると)が全勝優勝しましたが、これは43年ぶりの記録だそうです。下から上がってくる有望力士も又もや外国人というわけです。
グルジア出身で黒海という力士がいますが、あれは”鋼鉄山”とかなんとかにして欲しかった。グルジアといえば、スターリンの国ですからね。
このままいくと、そのうち加寿美海(かすぴかい)とか栄気海(えいげかい)、地宙海(ちちゅうかい)などという四股名が出てくるのも、時間の問題でしょう。
狩武海(かりぶかい)なんざあ、いかにも強そうな名前です。

アメリカと違って、日本人の行司は外国人に不利な”誤審”はしません。一昔前の小錦の時代には、昇進の時に外国人力士が差別されることがありましたが、今は全くその気配がありません。そういう意味では既に国際化が進んでいるのです。

以前の記事にも書きましたが、ここまで来たのならいっその事、大相撲を国際試合にしたらどうでしょうか。WBCの向こうを張って”WSC(World Sumo Classic)”とか。大相撲春場所をWSC大阪大会にするんです。
今場所の場合なら、優勝式はモンゴルの国歌が演奏され、モンゴル国旗がするすると下りてきます。外国人力士は、自国の名誉にかけて更に力が入るでしょう。
「こう毎場所モンゴル国歌を聞かされるんじゃ、たまったもんじゃないね。俺達日本人力士も、ここいらで本家の意地を見せようじゃないか」ってな調子で日本人も頑張って、ますます充実した土俵を見せてくれると思いますよ。
どなたかこのアイディア、採用してくれませんかね。

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2006/02/25

イナバウアーの白うさぎ

arakawa
寄席で紙切りの芸人が言っていましたが、オリンピックが始まって女子フィギュアがスタートする前は「安藤美姫」というリクエストばかりだったが、ショートプログラム(SP)の結果が出た途端「女子フィギュア」に変わり、金メダル獲得後は「荒川静香」一色だとか。

海外メディアの日本の獲得メダル予想では荒川+1個の声が高かったのですが、国内の人気という点では今一つだった荒川選手、クールビューティと呼ばれる冷静な表情が、スポーツに熱血や根性を求める日本人の国民性からややずれていたのでしょう。
表彰式後のインタビューでも「未だに信じられない」という感想を連発した彼女、JOC関係者としては「ようやく日本にメダルを持ち帰ることができます」という一言を聞きたかったでしょうが、そういう“お約束”に乗らない所は、いかにも荒川らしい。
得点に全く貢献しないイナバウアーにこだわる彼女の姿が、二重写しとなります。

2004年の世界選手権で頂点に立ち、一度は引退を考えていた荒川ですが、2005年の大会で一気に9位まで転げ落ち、その屈辱感から「このままでは終われない」ともう一度五輪代表へ執念を燃やしたと聞いて、クールな表情の下にある熱情を知ることができました。
会場に掲げられていた標語の『Passion lives here.』を正に地で行っていたわけです。

他の競技でもそうかも知れませんが、フィギュアスケートは毎回選手達の人生が投影されます。
ロシア代表のスルツカヤは、自身悲願の金メダル獲得という目標に加えて、今回はロシアのフィギュア4種目完全制覇と、ソ連時代からただ一つ実現していない女子での金メダル獲得という国家的な目標が、彼女に重くのしかかっていました。
フリーでは最初から彼女らしからぬ滑り出しで心配していましたが、転倒もあって全般に精彩を欠き、3位に終わってしまいました。
ここ10年近く世界の女子フィギュア界のトップに君臨してきた彼女ですが、万全でない体調に対して余りに過重なプレッシャーが彼女を押し潰してしまったのでしょうか。
インタビューでは「That’s life.(これが人生よ)」と冷静に答えながら、会場裏では悔し涙を流していたそうです。
血管の難病と闘いながらのスルツカヤの競技人生に対して、トリノの観客は大きな声援を送っていたのが印象的でした。

米国代表のコーエン、SPでは1位に立ちながら、フリーでの2度の転倒に沈み2位にとどまりました。
フリー直前のウォーミングアップで度々転倒する彼女を見て、異変は感じていました。恐らくは足に故障があったのでしょう。
コーエンはソルトレーク五輪でメダルを逃し、壁に向かって号泣したと伝えられています。
今回はやはり米国代表であったミシェルクワンが練習で足を痛め、急遽大会出場を断念するというアクシデントがあり、彼女が星条旗の重圧を背負うことになりました。
しかし転倒による精神的落胆と体調不良に立ち向かっての、フリー後半の演技は実に見事なものでした。
間違いなくコーエンは、これからの女子フィギュア界を背負っていける選手です。

4位に終わりましたが村主章枝は、私の父性愛本能を大いに刺激してくれました。

こうして選手達の人生を考えながら楽しんだフィギュアの種目は全て終了しました。
今夜からはぐっすり寝られそうです。

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2006/02/18

トリノ五輪、もっと気楽にいきましょうよ。

ando
トリノオリンピックも中盤を迎えました。冬季のスポーツにはさほど関心がないので、余り熱心に見ているわけではないのですが、どうも気になることが一つあります。
TV各局のスポーツコーナーでの、キャスターの第一声が決まって「日本選手、今日もメダルに手が届きません」で始まることです。
気のせいか、現地中継のアナウンサーが日に日に元気が無くなっています。
大会ごとに目標メダル獲得数を掲げたり、話題が専ら日本選手のメダルだけに集中するようになったのは、いつ頃からですかね。スポーツ大会なのだから、その競技の関係者や関心がある人が、世界トップレベルの技を楽しめば、それで良いのでは。

過去の冬季オリンピックの結果を見ても、開催国であった札幌と長野の大会を除けば、日本のメダル数は1~2個が大半で、ゼロの大会も結構ありました。
今大会も海外メディアの予測では、フィギュアスケートの女子で1個それにうまく行けばプラス1個とされており、現在までの結果はそう予測が外れていない。
期待や応援は当然としても、同時に日本の力を客観的に見る目も必要でしょう。
成績のパッとしない子に、東大合格を期待しても仕方がないですし。

奥様から、「あらあんた、そんなにスケートが好きだったかしら」などと嫌みを言われながら、フィギュアの安藤美姫さんの演技を、TV画面に食い入るように見ているお父さんも多いでしょう。それもリッパなスポーツ観賞方法ですね。
でもやはり冬季オリンピックといえばアルペン競技、それもスキーの滑降と回転競技が醍醐味です。私はスキーを一度もやったことが無いのですが、滑降の中継を見ているだけで、体がワクワクしてきます。順位がどうのという前に、ああしたコースを滑りきりゴールする選手を見るだけで、尊敬の念が湧いてきます。
ケニアからたった一人参加したクロスカントリー選手への暖かい声援を見ていると、気持ちが和んできます。

今日の早朝は、スケートのアイスダンスが行われました。日本も2大会ぶりに代表が出場しています。
この競技などは、さしずめ世界の美男美女大会の様相を呈しており、私の場合は女子選手のスタイルの美しさ、あでやかなコスチューム、優雅な動きにウットリと見とれていました。
アイスダンスの場合、コンビを組んで10年を越すカップルが多い。従って競技を通して、この二人の年輪を感じることができるのも魅力ですね。
それとフィギュアのペアもそうなのですが、演技が終わった後に二人で抱き合ったり、キスしたり、男性が女性の肩を抱いたりしますが、その様子からビミョウに二人の親密度が分ります。
中には同じペアを十数年続けているのに結婚していないケースもあり、ついつい事情をあれこれ詮索したくなります。
スポーツ観賞としてはやや邪道かもしれませんが、これも一つの楽しみ方です。

勝つことだけがスポーツではない、これは阪神ファンを50年間続けてきた私が達した心境です。

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2005/09/23

阪神ファンの軽~い憂鬱

okada
阪神タイガースのリーグ分裂後5回目の優勝が、目前に迫ってきました。ところがトラキチ暦50年の私は、どうも今年はワクワクしない。自分自身でも、ああ優勝か、良かったなあという程度の感想です。先日、大阪の方数名にお会いしたのですが、やはり同じような反応でした。
以前の優勝の時のような、爆発的なヨロコビが無いのです。
UFJ総合研究所は22日、阪神タイガースがセ・リーグで優勝した場合、全国で1455億円の経済波及効果があるとの試算を発表しましたが、2年前の優勝時に比べ半分以下に止まっており、やはり盛り上がり不足の感は否めません。

今年の優勝(もう決まったも同然)の最大の要因は、岡田監督の用兵です。
私が最も注目していた選手は、鳥谷遊撃手です。今年は大きな補強が無く、戦力は殆ど昨年と変わりません。変わったのは、選手の配置転換です。
昨年のルーキー鳥谷を、二塁手からショートにコンバートし、打順を二番に定着させました。
野球をやられた経験が無い方は、あるいは内野手などどこをやっても同じだろうと、思われるかも知れません。しかし実際に守ってみると、二塁、三塁、ショートでは、全く要求される守備の技術が違います。
最も実績の無い鳥谷のコンバートを中心に、他の実績のある選手のポジションを動かすということは、相当な冒険、はっきり言えば無茶な用兵と批判されかねないのです。
これにより、ショートの藤本を二塁に、二塁の今岡を三塁に、本来はショートだったシーツを一塁に、内野手全員をコンバートしました。
この結果、チャンスに強い今岡が打撃に専念できて5番を打つようになり、現在得点王を独走しています。1-3番がチャンスを作り、アニキ金本と今岡が返すという、今年の得点パターンとなりました。
現在鳥谷選手は、打撃面でやや打率が低く、エラーが多少多いという欠点はあるものの、年間通して出場していますし、二番バッターとしてチャンスメーカーの役割も果たしています。
もし、鳥谷がダメであったら、チーム内にコンバートに対する不満が渦巻き、とても優勝争いどころでは無かった筈です。鳥谷選手は隠れたMVPだと、私は見ています。

投手陣も、大きく動かしました。
昨年までやや中途半端な使われ方だって福原、安藤を先発ローテーションに固定し、抑えにやや衰えが見えていたウィリアムスを中継ぎに、球の速い久保田を抑えに、実績の無かった藤川をセットアッパーの軸に、それぞれ据えました。これもかなり思い切った冒険であったといえます。
しかし結果は見事に的中、J(ジェフ・ウィリアムス)K(久保田)F(藤川)、JFKという磐石な勝ちパターンを確立しました。

岡田監督の采配の特長は、一昨年の優勝の記憶を消し去り、キレイに作り変えた点にあります。

では何故阪神ファンの喜びがイマイチなのでしょう。
やはりニックキ巨人の不振が大きいと思います。阪神ファンとしては、強い巨人を、戦力に劣る阪神が倒すことに、快感を感じるのです。それが相手が弱体化して、今や野球界の盟主は阪神だなどと言われると、どうも座り心地が悪い。何だか妙に落ち着かない。
もしこのまま、阪神が毎年優勝を続けたら、却って球場に足を運ぶファンが、減ってくるのではないでしょうか。
何だか、強い巨人に果敢に挑んで、思い出した頃に優勝する昔の阪神の姿が、懐かしく憶えてきました。
ガンバレ、原監督。

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2005/05/04

好きやねん、阪神タイガース

hanshin
お前のブログに一回も阪神のこと書いてないじゃないかと、永年のトラキチの友人たちから叱られそうなので、ここらで一つ。
阪神は親孝行息子のような存在です。セパ2リーグ制になって55年経ちますが、優勝は4回しかしていない。つまり14年間に1回の割合です。ところが、私が社会人になった年と、定年を迎えた年には、ちゃんと優勝してくれました。なんと素晴らしいチームでしょうか!
今年で阪神ファン暦50周年ですから、筋金入りです。

阪神は戦後ダイナマイト打線と呼ばれていた強打者を揃えて、黄金期を迎えていました。ところが1950年にリーグが分裂したさいに、当時のスタープレイヤーの大半が、新しく誕生した毎日オリオンズ(現ロッテ)に引き抜かれ、いっきに弱体化しました。
私がファンになった頃は、大阪タイガースと言ってましたが、初代ミスタータイガースの藤村兄が
唯一の人気選手で不動の4番、藤村弟がエースという球団でした。今の楽天みたいなもんですね。

当時の野球少年、特に東京では、野球ファン=巨人ファンでした。
阪神ファンなどというと、怪訝な顔をされました。周りに大人たちからは、お前東京生まれなのに、なんで阪神なんだと詰問されたり。余計なお世話ですが。
ですから、野球が好きなのに、周りの子たちと話が共有できないのです。
ここらあたりから、東京の阪神ファンはヒネクレ者説、キラワレ者説、更には負けても負けても耐えて応援するところから、マゾ説が生まれるのでしょう。言われてみると、確かに身に覚えがありますね。
阪神が優勝したときのバカ騒ぎが、ヒンシュクの眼で見られますが、あれは耐え忍んだ者の、ヨロコビの爆発なのです。

戦後、男の子の遊びというと、何しろ野球でした。物心がついた時は米軍の占領下でしたが、当時の米兵の最大の娯楽は、野球だったと思います。小学校2-3年に、信濃町に住んでいたのですが、当時神宮外苑の広場は、殆ど米兵たちの草野球場と化していました。
私たち子供の頃は、アメリカへの憧れが、野球への憧れと結びついていたのかも知れません。
東京にもまだ空き地が沢山あって、そこで野球をやるのですが、何しろナンにも無い時代ですから、ゴムボールで、素手で野球をしました。それで、数時間遊んでいました。
たまに軟式ボールを使うことがあるのですが、グローブが揃わない。両チーム合わせてもグローブの数が5、6個、それも皮製は2個で、残りは母親が布と綿で作った手製グローブなどという光景はザラでした。
夏目雅子が主演した、瀬戸内少年野球団という映画をご覧になった方もいるでしょうが、私たち少年時代の野球はあの通りで、野球―アメリカ―民主主義が一つのイメージで繋がっていたような気がします。
今年はプロ野球界あげて、改革と人気回復に努めていますが、かつての野球人気が戻ることは、もう無いでしょう。

さて、今年の阪神ですが、阪神は優勝できるかどうかは、監督次第です。1962年と1964年は藤本監督、1985年は吉田監督、2003年は星野監督で、優勝はこの時しかありません。
岡田監督は・・・、まあとにかく、期待してまっせ。

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2005/03/04

相撲界、期待の大器

hakuho大相撲春場所が近づきました。
私が小学校の時代は、相撲はポピュラーな遊びでした。
校庭に、沢山の円(つまり土俵)が書かれ、子供達はあちこちで相撲をとっていました。今では絶対に見られない光景です。でも一説によると、子供が相撲をしなくなってから、日本人に腰痛になる人が増えたんだそうです。
私は栃錦の時代からの相撲ファンで、今でも本場所が始まるのを毎回楽しみにしています。

しばらく朝青龍一人勝ちの時代が続いていましたが、最近になってようやくライバルとなりそうな力士が現れました。白鵬です。
先ず身体つきが素晴らしい。あの体型の力士は大横綱になる可能性を秘めています。
今年1月初場所の初日に国技館で観戦したのですが、朝青龍との結びの一番の場内の歓声がすごかった。例えて云うなら、悪人が支配する街に、正義の保安官が乗り込んできた場面での、映画の観客の反応に似ていました。白鵬が踏み越しで負けた時のため息の合唱は、今の相撲ファンがいかにニューヒーロー出現を渇望しているかの現れでしょう。もちろん強すぎる朝青龍に罪は無いんですが。

3/1の朝日新聞夕刊に白鵬のインタービュー記事が載っていたのですが、この中でつらくてモンゴルに帰りたくなった時はないかとの質問に対し、
―なかったですね。稽古もつらくて大変でしたけど、お父さんがモンゴル相撲の横綱だったので、息子が日本の相撲をやめて、逃げて帰ってきたと言われたくなかった。お父さんに恥をかかせたくなかったですしね。
土俵に上がった時に、どんなことを考えるかという質問に対しては、
―目をつぶります。そうするとモンゴルの草原が浮かんでくるんです。そして、両親や苦しい稽古のこと、親方の言ったことを思い出す。その後は相手に集中します。
いい言葉ですね。この辺が彼らの強さの秘密なのでししょう。

最近、相撲界は外国力士の活躍ばかり目立ち、中には又もやモンゴルか、などと落胆する向きもあります。なあに、毎場所世界選手権をやっていると思えば良いんです。
だから私は、千秋楽の表彰式のときは、優勝力士の国の国歌を演奏した方が良いと思っています。第一、毎場所モンゴル国歌を聞かされれば、イヤでも日本人力士が奮起するようになりますよ。

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