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2009/12/18

「タイガー・ウッズ騒動」の核心

今年のスポーツ界10大ニュースの輝く第一位は、おそらく「タイガー・ウッズの愛人騒動」になるだろう。
最近はやや下火になったとはいえ、報道の洪水はすさまじいものがあった。
では、ウッズ選手はどんな悪いことをしたのだろうか。少なくとも違法行為や不法行為ではない。
既婚プロゴルファーに愛人がいた、つきつめればそれだけのことだ。
ウッズの夫婦間としては大きな問題だろうが、それ以外の人にとっては全く関係が無いことだ。
なぜこのニュースが人々をひき付けるかといえば、裕福で幸せに見えた家庭が崩壊していくことへの期待感と、リアルタイムで見られることによる快楽だ。
それにより、自分たちの小さな幸せを実感できるからだ。

スポーツ選手に限らず、お金と名声があれば―とりわけウッズのような若くてハンサムな男なら―女性は寄ってくるし、その中で男女関係が生まれても、さして不自然なことではない。
著名人に愛人がいるなどいう例など、星の数ほどあるだろう。
ではなぜタイガー・ウッズだけ大騒ぎになったのだろうか。
ウッズが紳士だと思われていたから?
そんな、周囲が勝手に判断しておいて裏切られてといわれても、それはウッズの責任ではない。
大騒ぎになった最大の要因は、「夫人がウッズの浮気を許さなかったから」だ。
つまりエリン夫人が夫のフリンに怒り、ゴルフクラブを振り上げて追いかけたりしなければ、こんな大騒動にはならなかったのだ。
騒動の原因はエリン夫人にある。

こんなコトをいうと、世の女性たちのお叱りを受けるかも知れないが、でもどうだろう。
クリントン元大統領
菅直人副総理
山崎拓元総理補佐官
細野豪志衆院議員
みな愛人スキャンダルを抱えていたが、それぞれの奥方が「しょうがいない人ね、まったくもう。」と、頭の一つも叩いて許し、一件落着させていた。
そのお陰で政治生命が絶たれることもなく(山拓はやや影響あり)、危機を乗り切っている。
要は、夫人が問題にしなければ、大きな騒動には発展しないのだ。

ウッズ夫妻が離婚に至った場合、エリン夫人が手にする慰謝料は一説には250億円にのぼるとされている。
ツアー出場を辞退し、CM契約を打ち切られたウッズとはエライ違いだ。
この騒動、最終的に誰が一番得をしたかで、仕掛け人が見えてくることになるだろう。

でも、やっぱり浮気はダメですよ。
私は、しません、絶対に。

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2009/12/13

やはりネットの言論は偏っている

内閣府が12月12日に発表した「外交に関する世論調査」によると、対アメリカ、韓国、中国ともに「親しみを感じる」という割合が増え、「親しみを感じない」と答えた割合が減るという傾向を示した。
韓国に親しみを感じる人では、女性より男性の方が多いというのも面白い傾向だ。
特にアメリカと韓国については、1978年の調査開始以来、「親しみを感じる」人の割合が最高となった。
数値は下記の通りで、単位は%、()内は対前年比。

好感度 親しみ感じる 親しみ感じない
米国    78.9(+5.6)  19.1(-5.7)
韓国     63.1(+6.0)  34.2(-6.7)
中国    38.5(+6.7)   58.5(-8.1)

普段ネットで繰り広げられている主張や意見に接している人にとっては、意外な結果だろう。ネットの世界では相変わらず反中国、反韓国の言論が花盛りであり、むしろボルテージは上がっているかに見える。
政治問題を扱うサイトでは、中国や韓国で起きた犯罪やスキャンダルを、日々こと細かにこれでもかこれでもかと書きたて、中国人や韓国人はバカだチョンだと指弾しているものが多い。
こうした意見に批判的だと、とたんに反日、親北だと烙印を押してくる。もう、殆んど病気。
また、そうしたサイトに人気が集まっているという傾向も確かに存在する。
今年行われた衆院選前の調査でも、ネットでは圧倒的に自民党支持が多かったし、どうもネットの言論は世間からかけ離れているようだ。

世界各国に行ってみてつくづく感じるのは、どこの国にも良い面と悪い面があり、良いとこばかりの国もなければ、悪い所だらけの国もない。
どこの国にも良い人がいれば悪い人がおり、賢い人もいれば愚かな人もいる。これは当たり前のことだけど。
良いなと感じたら見習えばいいし、悪い点があれば「人の振り見て我が振り直せ」で、自らの参考にすればいいことだ。
ワタシ自身は自分でナショナリズムの傾向が強いと思っているし、中国も韓国も、米国もロシアも嫌いだ。
しかし、嫌いだからといって相手の国を侮辱したり、その国民を差別したり馬鹿にすることはしない。そんな事をすれば、かえって自らを貶めることになる。
嫌いだが、敬意は払っている。

小学5年生のとき、クラスに在日韓国人の男子生徒が転入してきた。
一部の同級生はひどい差別とイジメを毎日のようにしていたが、扇動していた生徒はなべて性格の悪い、程度の低い連中だった。
想像するに、ネットで侮辱や差別を煽っている人たちも、そういうレベルにあるのだろう。

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2009/12/09

ウッズも人の子

Photo_2タイガー・ウッズの愛人問題は連日マスコミをにぎわしているが、昨日はエリン夫人の母親が腹痛を訴え、救急車で運ばれたことまで全世界に発信されていた。
ここのところ暗いニュースが続き、人々は久々に明るい話題に接したというわけだ。
これを「タイガー・ドラマ」という。
夫人の名前が「エリン」で、亭主は「フリン」。

愛人の数も日を追って増え、11人だという報道もある。
「愛人1号のだれそれ」などとナンバーでよばれる始末。
昔から愛人は「2号」と相場が決まっているだろうに。
そのうち「愛人7号」でラッキーナンバーと喜んだり、最強の「愛人28号」が出現したりして。

オモシロイと思ったのは、米国のメディアがウッズのように次々と愛人をむかえるのを、「回転扉みたい」と表現していたことだ。
しかし日本人にはシックリこない。
日本ではこういうのを「ズボンをはく暇がなかった」という。
こっちの方が適確だ。
反対に浮気など一切せず、女房一筋、つまりアタシみたいな男は「蛇の目ミシン」という。
語源は・・・、ご想像にお任せする。

「ウッズは寄ってくる女性を追い払う人ではなかった」という証言もある。
来る者は拒まずというウッズの性格が、膨大な愛人の数につながったというわけだ。
これぞ「友愛」の精神。

「英雄色を好む」という諺がある。
英雄といわれる人は、すべてに精力的であるために女色を好む傾向も強いという意味だ。
ウッズもヒーローだから色を好むのも当然だと考えれば、世間並みということか。
石川遼クンは、もって「他山の石」とすべし。

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2009/12/08

押尾学逮捕、で、「モリ」さんは

Photo昨日、押尾学容疑者ら3人が、麻薬取締法違反などの疑いで逮捕されました。
いよいよ、港区・六本木ヒルズのマンションの部屋で8月2日に死亡した飲食店従業員田中香織さんの事件の核心に迫るもので、その解明が期待されます。
この事件、警察がようやく重い腰を上げたのには、それなりの事情があったのでしょうか。例えば、政権交代したとか。
久々に顔を見せた押尾学ですが、すっかり相貌が変わっていて驚きました。住所不定、無職という肩書きも、諸行無常の響きですね。

ところで話はガラリと変わりますが、森祐喜さんという方がおられます。
あの森喜朗元総理のご長男で、現在は石川県議会議員をされています。
どんな人物かと調べてみたら、ウィキペディアで削除されていたので、ご本人のHPにアクセスしました。
1964年の生まれですから、45歳のまさに「オトコ盛り」といったところです。
東海大学を優秀な成績で中退され、2年後に米国ジョージタウン大学の英会話クラスで勉学に励み、こちらも途中で帰国されているようです。
自民党議員のご子息というのは、なぜか揃ってアメリカで勉強するんですね。日本にいると、具合が悪いことでもあるのかしらん。
その後、お父上の森喜朗議員の秘書を経て、現職というわけです。
「モリモリ勇気」がキャッチコピーのようで、きっと元気「モリモリ」なのでしょう。
下に写真を紹介しますが、お父様にソックリですね。もしかしたら、オンナ好きなところも?
Photo_2

オモシロかったのは、森祐喜さんのプロフィールにこう書かれていたことです。
「星座 てんびん型」
てんびん型の星座って、どんな風でしょうかね。
それから、
「好きな言葉 一期一会」
一期一会ですか、時節柄、意味深長な言葉ではあります。

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2009/12/03

自民党の「党名変更」に提案

自由民主党 谷垣禎一総裁殿
聞くところによれば現在、貴党は党名の変更をご検討中とのこと、心よりお喜び申し上げます。
「自民党」と名乗っただけで嫌われるのだそうで、実にお気の毒なことです。先ずは名前を変えて生まれかわろうと、いいアイディアじゃありませんか。
ただ候補にあがっている「自由新党」や「和魂党」などの党名は、いかにも冴えません。
そこでいくつか適切と思われる党名を徹夜で考え下に列記いたしましたので、是非ご参考にしてください。
なお正式に採用の際は、当方の了解を得るようお願い申しあげます。
“ほめ・く”拝

<自民党の改名候補>
悪戦苦党:死にものぐるいで戦ってるが
一族郎党:なにしろ世襲議員が多いので
一味徒党:保守本流を結集し
狂瀾怒党:狂おしく荒々しい姿に変身して
孤軍奮党:これからは公明党とも縁を切り
七転八党:「七転び八起き」の精神で
疾風怒党:一気呵成に政権奪取
主客転党:今は政権から転落してても
春風駘党:いつかは我が世の春も来る
前人未党:さあこれから頑張るぞ
普遍妥党:我らこそスタンダードなり
不偏不党:という訳にはいかないけど
平身低党:全ては不徳のいたすところ
捧腹絶党:笑う門にはラッキーカムカム
本末転党:いずれ民主党と入れ替わるべく
用意周党:着々と準備を進める所存
解党:それでもダメなりゃ出直しだ

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2009/12/02

また五輪 味をしめたか 慎太郎

東京都の石原慎太郎知事は、12月1日の都議会本会議の所信表明演説で、2020年夏季五輪招致に挑戦することを正式表明した。
先に2016年五輪招致に失敗したばかりだが、懲りないねえ、この人は。
始めから可能性が低かった2016年五輪に、落選すれば責任を取ると明言して強引に立候補し、予想透り失敗。それでも知事に居座っているこの神経が分からない。
その招致活動に150億円使ったそうだが、オリンピックを東京で開きたいというだけでなぜ150億円もの金が要るんだろう。
一体どこでどうバラマイテきたのか、訊いてみたいものだ。
まあ使う方は気持ちがいいだろうよ、他人の金だから。
こちとら出す方は堪ったもんじゃない。

ムダ使いの一端は明らかになっている。
招致活動のさいに、スポーツ選手があちこちのイベントで、「東京オリンピックを実現しましょう」などと呼びかけていた光景は、ご覧になった方も多いだろう。
アタシはてっきり、スポーツをやる人はやはりオリンピックを国内でと思うんだろうなと想像していたのだが、これが違う。
実は全て謝礼が払われていたのだ。その額は平均で34万円、最高では100万円も払っていたのだ。
要するにギャラを払って、PRさせてたってわけだ。知らなかったなあ。
そりゃ100万円も貰えば協力しますよ、誰だって。
これだけで2億4200万円も使ったというわけだ。あとは推して知るべし。

オリンピックの招致活動にかこつけて、札束で人の頬を叩きながら海外を飛びまわっていりゃあ、さぞかし気分はいいだろうさ。
五輪招致 三日やったら やめられぬ。

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2009/11/25

【奈良の集団強姦事件】不公正な裁判員の選定

11月24日、今年5月に奈良県橿原市内で20歳代の女性を車に押し込み乱暴しけがをさせたとして、集団強姦致傷罪などに問われた阪本裕被告(23)ら4被告(23~21歳)の初公判が奈良地裁で開かれた。
この裁判は裁判員裁判で行われた。
手続きに出席した裁判員候補者は49人、うち10人は裁判所から辞退が認められており、残る候補者は39人であった。
この中から裁判員が選ばれたのだが、その選考過程に大きな疑問がある。
というのは、裁判員の選任手続きに際し、検察官と弁護人が理由を示さず不選任(忌避)を請求した人数が約20人と、およそ半数の裁判員候補が忌避されていたのだ。
弁護人が避けたのは15-16人で、いずれも裁判員としてふさわしくないという理由からだ。
具体的には、
・別の性犯罪被害者の親族
・若者の性犯罪への視線が厳しいと思われる高齢男性
などの例があげられている。

驚くような話だが、被告に不利(または有利)と予想される人は予め裁判員から排除されるのだ。
これで公正な裁判が担保できるのだろうか。
その気になれば弁護人(または検察)にとって有利な人物だけを選んで、裁判ができることになる。
もちろん被害者や被告と利害関係にあるような場合は忌避されるのは当然であるが、年令や性別などを理由とするのは不当だし、これを認める裁判所もおかしい。
こんなことでは裁判員制度を続ける意味がない。

裁判員候補として裁判所に呼び出される人は、裁判が開かれる数日間は仕事を休むことを覚悟して体制をつくっていく。
そうして自らの仕事や用事を犠牲にして呼び出しに応じている。
しかし数十名の候補の中から実際に選ばれるのは数名にすぎず、残りの人はご苦労さんとばかり帰されてしまうのだ。
サラリーマンなら数日間の休暇届けがムダになりかねない。
こんな犠牲を国民に強いておきながら、理由にもならない理由で「あなたは不適任」と判断されるのではやりきれない。裁判所の横暴だし、とうてい納得のいくものではない。
こんな人権無視の裁判員制度なら、直ちにやめてもらいたい。

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2009/11/20

なぜ「政党助成金」「機密費」を仕分けしないのか

11月16日に政府の行政刷新会議による事業仕分け作業の前半が終了した。
やり方が乱暴だとか、内容に不満があるとかという声もあるが、先ずは国民の目の前で、予算のムダについて公開で議論されたことは評価して良い。
後半ではどのような作業が行われるのか分からないが、今までの経緯を見た限りではどうやら政府や国会議員について都合の悪いことは仕分けの対象にされていないキライがある。
この項目なら直ちに減額が可能だし、廃止してもいっこう構わない予算項目がある。
それは、政党助成金と官房機密費だ。

先ずは「政党助成金」、およそ317億円あまり。
世界でこんなバカなことをやっているのは日本だけだと言われている悪法だ。
国会議員に対しては多額の議員歳費や諸手当てが支給されており、それで十分なのだ。
別枠で政党に活動資金を税金から出すなどいうのは、正気の沙汰ではない。
現に、要らないといって受け取らない政党もあるのだから、廃止してもなんの問題も起きない筈だ。第一、国民は何も困らない。
来年度から全額廃止するよう求める。

次に「官房機密費」、およそ14億円あまり。
専ら国対族議員の背広代と、国会議員が外遊するときの小遣いに支給されていたシロモノだ。
これも全額廃止すべきだろう。
もし必要だというなら、官房長官に出席してもらい、仕分け人から使い道を問いただして貰えばよい。そこで納得のいく説明がなければ、これも来年度から廃止だ。

政府や議員が率先して身を切る姿勢を示さなければ、仕分け作業そのものも国民多数の納得と支持が得られないだろう。

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2009/11/17

米国版3K新聞「オバマの屈辱外交」

Photo初訪日したオバマ米大統領が14日に皇居で天皇、皇后と面会した際、深々とお辞儀したことが「低姿勢過ぎる」と米ニュースサイトで物議を醸しているそうですね。
保守系FOXテレビは、外国の要人に頭を下げるのは「米国の大統領として不適切」と批判しています。
どこの国にも、こういう手合いはいるんですね。
そこで、お馴染み産経新聞の「正論」風にこれを論評。

【セイロン】オバマ大統領の土下座外交
就任以来初めて日本国を訪問した我が国のオバマ大統領が、11月14日、日本の天皇と面会した際にペコペコと頭を下げて挨拶した。
我が国大統領が外国の要人に対してこのような屈辱的な姿勢をとることは、アメリカ国民の誇りをひどく傷つける行為であり、極めて不適切であると言わざるをえない。
歴代の大統領で、日本の天皇に面会したおりに頭を下げた者は誰一人いない。
かつて我々は太平洋戦争の勝者であり、日本国は敗者であった。
しかも我が国は、敗戦国である日本に対してこれを訓導して民主化に導き、今また我が国の軍隊は日本に駐留し外敵から日本を防衛している。
どうも最近の日本の指導層と国民は、我が国に対する感謝と尊敬心を忘れているようだ。
頭を低く下げるべきは日本の天皇であり、米国大統領ではない。
日本との関係重視の名の下にこのような土下座外交を行うのであれば、アメリカ国民からオバマ大統領は反米、親日という批判を受けるのは免れないだろう。

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2009/11/15

「市橋」を通報した会社が苦境に

リンゼイ・アン・ホーカーさんの遺体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者を、逃亡中に住み込み勤務していたと公開写真で気付き警察に通報した建設会社が、取引先から相次いで契約を打ち切られていると、共同通信が報じている。
この会社では、10月に姿を消した元社員が、公開された写真に酷似していると気付いた。
しかし通報すれば事業に支障が出るのではとの懸念の声もあったが、社員たちが話し合った結果、「社会人の義務」として警察に連絡を取った。
まもなく取引先から、「社員の身元もきちんと調べない会社とは取引できない」と契約解除を通告される例が続き、また一時的な取引中止や新規契約交渉打ち切りもあったという。
会社の懸念が現実になったしまった。

以前にも、食品偽装を告発した会社が倒産の憂き目にあったという例もあるし、企業の不正を告発した社員が不当な扱いを受けたり、時には退社に追い込まれることもある。

ある企業の支店で社員が10数年にわたって不正な処理を行い、会社の金を横領していた。上司の中にはうすうす気付いていた人もいたが、明るみにすることなく意図的に見過ごしていた。
たまたま新任の支店長が不正に気付き、本社に報告した。
横領した社員は直ちに懲戒解雇となったが、本人を取り調べたら、横領した金の一部はかつての上司たちへの接待に使われていたことも判明した。
しかし、社内の処分はどうなっただろう。
不正が明るみに出たということで告発した支店長は責任を取らされて解任され、過去の支店長ら(既に常務に昇進していた者もいた)には一切お咎めがなかったのだ。
これは実際におきた話である。
こんなことでは問題が先送りされ、ますます「見て見ぬふり」が横行するようになる。

世の中全体が、社会的正義を守り行動を起こした人や組織を讃えるような風潮を醸成する必要性を感じる。
同時に、そうした個人や組織が不利益をこうむらないようなシステムを構築していかないと、日本社会全体がモラルハザードを起こしかねない。

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