ニュース

2018/05/28

「トラ・キン会談」

トラさん「おれ、キン公の野郎、大嫌いだ」
シンちゃん「あたしもキン公嫌い、イヤな奴でね」
トラさん「こんど、キン公と一杯やることにしたよ」
シンちゃん「そりゃまた結構! キン公もあれでいいとこあるんですよ」
トラさん「キン公と飲むの、やめにした、どうもあいつ気に入らない」
シンちゃん「そうでしょ、あたしもそれがいいと思ってましたよ」
トラさん「気が変わった、やっぱりキン公と飲むことにしたよ」
シンちゃん「さすがは大将! ヨイショ!」

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2018/03/20

財務省の反撃

ここのとこ「森友問題」に関する財務省の公文書改ざんの件についてTVのニュースを見ているが、どうやら一方的に悪者にされている財務省が反撃に出ているようだ。

毎度おなじみの麻生財務相の「ふてくされ」顔だが、元々この問題は安倍首相夫妻がまいた種であり、なんでオレが責任を負わねばならないのかという不満が垣間見える。
もう一つは、国会審議での太田理財局長の答弁だ。基本的には政権側に立ったものだが、時として財務省の本音のようなものが漏れてくる。
例えば、昨日の参院に委員会審議の答弁でも、「改ざん前の決裁文書に、政治家とともになぜ昭恵夫人の名前があったのか?」という質問に対して、太田氏は「基本的に総理夫人だからではないかと思う」と明言。委員会席がざわめいていた。
太田氏は16日も、改ざんの背景に関し「政府全体の答弁を気にしていた」と首相答弁の影響を示唆するなど、踏み込んだ発言を続けている。

財務省が国有地を森友にタダ同然で払い下げたのも、公文書の不都合な部分を改ざんしたのも、全ては安倍昭恵夫人、ひいては安倍首相のためを思ってしたことだ。
本来ならかばってくれるのが人の道というものだろう。
それを一方的にお前だけが悪いなんて汚れ役を押し付けられた日にゃ、そりゃ頭にくるわな。

こうなりゃ財務省もケツをまくって、全てを明らかにしたらどうか。
佐川氏だって、その方がスッキリしていいんじゃない。

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2018/03/17

佐川前長官への告発は利敵行為だ

佐川前長官の国会での証人喚問が決まったが、予想通りというか、やっぱりと言うべきか、絶妙なタイミングで告発状が提出された。
以下、朝日の記事より引用。

【財務省が森友学園との国有地取引に関する決裁文書を改ざんした問題で、高松市の男性(70)が16日、改ざん時に同省理財局長だった佐川宣寿・前国税庁長官(60)に対する虚偽公文書作成容疑などの告発状を東京地検に送った。東京地検は今後、受理や大阪地検への移送について検討するとみられる。
この問題では、財務省の太田充理財局長が16日の衆院財務金融委員会で佐川氏について「(改ざんを)知っていたと思う」と述べている。男性は告発状で、改ざんが虚偽公文書作成、公文書偽造などの罪に当たると指摘している。】

政府自民党が佐川宣寿の証人喚問を逃げ切るには、恐らく次の方法だろうと予測していた。
1.佐川が刑事訴追されている事を理由に証言を拒否させる。
2.全ては佐川一人の判断で行ったことで、上からの命令や指示は一切なかったと証言させる。
このうち2.は既に民間人となっている佐川が、政府の言いなりになるとは限らない。
そうなると、確実なのは1.の方法だ。
佐川前長官については昨年、国会での虚偽答弁などで証拠を隠滅したなどの罪で告発され、検察に受理されているが、今回の告発は証人喚問の核心部分そのものだ。

告発者の真意は不明だが、安倍政権からは「良くやった」と歓迎されるだろう。

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2018/02/18

ひとの恋路を邪魔する奴は・・・

「ひとの恋路を邪魔する奴は犬に食われて死ねばいい」
まあ、いま話題の例のお二人の事だけどね。
別に、相思相愛だったら、それでいいんじゃない。
第一、オレに口を出す権利なんか無いし。

ネットの書きこみを見ると、男性側が袋叩きだね。
可哀そうに。
一体、あの人がどんな悪いことをしたのかね。
どんな罪があるのかな。
家庭がどうのこうの言われているけど、
どこの家だって探せばそれぞれに問題があるんじゃないのかな。
収入が少ない、身分が不安定、将来性に疑問がある、
そういう男は結婚する資格がないのかね。
そんなこと言ったら、オレなんぞ一生独身だった。

家柄が良いなんて、有り難がる時代じゃない。
相手にだって選ぶ権利がある。
あんまりウルサイこと言ってると、言葉が悪いが、
しまいにゃ政略結婚か人身御供しかなくなるぜ。

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2017/12/18

早坂暁氏の死去を悼む

早坂暁さんが12月16日に亡くなった。88歳だった。
「夢千代日記」「花へんろ」、素晴らしいドラマだった。
あれを超すドラマは、未だに目にしてない。
心より哀悼の意を表します。

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2017/05/09

安倍「首相」と「総裁」、使い分けの欺瞞

安倍晋三首相は5月8日の衆議院予算委員会で、国防軍の創設などを盛り込んだ自民党の憲法改正草案を取り下げるのかどうかを問われ、「自民党総裁としての考え方は、相当詳しく読売新聞に書いてあるので、熟読してもらってもいい」と述べた。
首相が国会答弁で、質問者に「新聞を読め」などと答えたのは前代未聞だ。
当の読売新聞であるが、この件で社説には次の様に書かれている。

”安倍首相は読売新聞とのインタビューで、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と語り、20年までの憲法改正・施行の実現に向けて意欲を示した。
 憲法改正に前向きな勢力は、衆参両院で改正発議に必要な3分の2を超えているのに、肝心の両院憲法審査会での論議は停滞気味と言わざるを得ない。首相自らが、あえて改正の目標年を明示して、議論の活性化を図ったことは評価できよう。”

首相と読売の記者とのインタビューは予め首相官邸で行われていて、憲法記念日に掲載したものだ。
だから社説でも「首相自らが・・・」と書いている。
近ごろ、安倍首相や官邸、側近らが自らの見解を「機関紙」である読売や産経を通してアナウンスしているのは周知の事実だ。
今回の単独インタビューもその例にすぎない。
自らの発言を、これは「首相」あれは「総裁」と使い分けるのは明らかな欺瞞であり、議会軽視もはなはだしい。

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2017/03/25

不道徳教育講座

初めての小学校道徳の教科書検定が終わり、本来は「考え、議論する」を掲げたはずなのに、文部科学省が検定過程で付けた数々の意見からは、特定の価値観を押し付けようとする姿勢が目立つ。
例えば、
「しょうぼうだんのおじさん」→「おじいさん」理由:感謝する対象として指導要領がうたう高齢者を含める
「パン屋」→「和菓子屋」理由:指導要領にある、我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもたせる
「アスレチックの遊具で遊ぶ公園」→「和楽器を売る店」理由:指導要領にある、我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもたせる
時代錯誤もはなはだしいと思えるのだが、これも文科省が政権の意思を「忖度」したものだろう。
その文科省だが、多くの官僚が関連する民間企業に天下りしていたことが問題となっている。
これのどこが「道徳的」なんだろう。
子供たちに道徳を教育する前に、先ず文科省の役人を相手に道徳教育をしたらどうか。

子どもは大人の姿を見て育つ。
先ずは、大人、とりわけ人の上に立つ政治家たちが模範を示さねばならない。
では、我が国の政治状況はどれだけ「道徳的」だろうか、「森友学園」問題で見てみる。

発端は幼児に「教育勅語」を暗唱させるなどの愛国教育を行ってきた同学園が小学校を建設するという計画に始まる。これは安倍昭恵が語っていたように、幼稚園で叩き込んだものが「公立小学校の教育を受けると、せっかく芯ができたものが揺らいでしまう」。この精神を引く継ぐ小学校を建設するというのは、安倍政権側としては渡りに船だったに違いない。日本会議のモデル校に成りえただろう。
どのような「談合」やら「根回し」があったのかは分からないが、とにかく「天の声」が関係者にくだる。
財務省は国有地をタダ同然で払い下げ、大阪府は前例を無視して仮認可を与え、建設計画は着々と進んだ。
証人喚問で自民党の質問者が、この建設計画はあらゆる面で無理があり、最初から実現できないものだったのではと言っていたが、その通りだ。でも、この質問は本質を衝いているだけに、「天に唾する」ものだけど。
この計画の象徴が首相夫人の「名誉校長」就任だ。現下の政治状況において、これは水戸黄門の印籠に等しい。
「よきに計らえ」である。
こうして全ては上手く進んでいたのだ。バレさえしなければ。
ところが、一人の豊中市議が払い下げ価格に疑問を持ち、それを朝日新聞がとりあげた事で事態は一変する。
風向きが変わると関係者はいっせいに、知らぬ存ぜぬを決め込み逃げ始める
具体的な証拠や証言が出てくると、妻が、夫が、担当者がと言って責任逃れをする。
気が付けば、残されたのは森友学園の籠池理事長ただ一人。うさん臭さも手伝って、お前が悪いと集中砲火を浴びる。まあ、不徳のいたす所もあるけどね。
小学校建設は絶望となり、多額の負債を抱え、応援してくれていた知事からは告発するぞと脅される始末。
このまま籠池一人に全ての罪を被せ、私たちは真っ白ですと幕引き出来るのかどうかが、今の段階だ。

これぞ、「不道徳教育」の教材にはもってこい。
道徳を説く人間ほど実は不道徳、というのは昔からだけどね。

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2017/03/17

語るに落ちる「昭恵夫人が100万円の寄付否定」

大阪市の学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長が発言した「安倍晋三首相から昭恵夫人を通じて100万円の寄付を受けた」が大きな波紋を広げている。
この件に関して昭恵夫人は「寄付した記憶は全くない」と話している。
籠池氏が寄付を受けたと主張した2015年9月の昭恵さんの講演に同行した政府職員も「寄付をするような場面はなかった」と証言しているという。
菅官房長官は、「夫人個人としても寄付は行っていないということだった」と述べた。

この記事から先ず読み取れるのは、昭恵夫人が「寄付していない」と言わず「寄付した記憶がない」と答えたことだ。
これなら万一寄付の事実が出てきても、稲田朋美防衛相と同様に「虚偽ではなく、記憶になかっただけだ」と釈明できるからだろう。
私なら他人に100万円も渡したら一生覚えているが、首相夫人ともなればその程度のことは忘れてしまう事もあり得るのか。
同行した政府職員が「寄付をするような場面はなかった」と証言しているのは噴飯ものだ。そりゃ、いくらなんでも職員の見ている前で金銭のヤリトリはしないさ。例え気付いても気付かぬふりをする、そういう職員でなければ首相夫人の随行は務まらない。

森友学園の疑惑の中心は、財務省が9億5600万円と不動産鑑定士が評価した土地を、埋まっているゴミの処理費用と称して8億2200万円値引きして1憶3400万円で学園側に払い下げたことに端を発する。
既に払ったゴミ処理代1億3200万円を差し引くと、森友学園は200万円で大阪の豊中市に8770平米の土地を取得したことになる。さらに学園には国土交通省から補助金として6000万円が出た。木造体育館への助成だという。
世の中に、こんな美味しい話ってないよね。
しかも財務省は売却金額を非公開とし、報道がされると一転して公開するというドタバタぶりをさらした。
これは臭いと思われるのは当然のことだ。

籠池泰典理事長が用地取得に手をあげたのが2013年。
昭恵夫人が森友学園の幼稚園で「ファーストレディーとして」と題する講演をしたのが2014年4月。
そして2014年から小学校の設立認可、国有地の払い下げへ準備作業が進んでいく。
森友学園が計画する新設小学校は「安倍晋三記念小学校」の名で寄付を募った。名誉校長に昭恵夫人が就任し、夫人の講演には政府職員が同行する。
森友学園で行なった講演で、夫人はこう言っている。
「こちらの教育方針は大変、主人も素晴らしいと思っている。(卒園後)公立小学校の教育を受けると、せっかく芯ができたものが揺らいでしまう」
だから小学校も作るべきと推奨したわけだ。
「主人も素晴らしいと思っている。」この言葉の威力は絶大だ。
安倍首相推薦の小学校と周囲が見たのは当然だ。
小学校の創設のために国有地をタダ同然で取得するには、安倍昭恵名誉校長の権威が絶大な効力を発揮した。

対する財務省の布陣も申し分ない。
2014年7月から2016年7月までの2年間に主計局長・事務次官を務めた田中一穂氏は、第一次安倍内閣の時の首相秘書官だった。
国有財産の管理の元締めである理財局長だった迫田英典氏は安倍首相の地元出身だ。

かくして9億5600万円の土地が、タダ同然で森友学園側に払い下げられたのである。
100万円の金が昭恵夫人側から渡されたのかどうかは23日の国会での証人喚問を待たねばなるまいが、いずれにしろ夫人が大きな役割を果したことは否定できまい。
森友学園への自身と夫人の関与を全面的に否定してきた安倍首相の責任問題が焦点になってゆく。

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2016/09/14

【豊洲市場移転】「盛り土」以前の大きな問題

昨日、石原慎太郎元知事が豊洲市場への移転問題でTV出演し、「騙された」と発言したそうだ。
冗談言っちゃいけねぇ、そりゃ「騙した」のまちがいじゃねぇの!
トボケテルのか、それともボケテルのか、いずれにしろ無責任極まる発言だ。まあ、知事がこの程度だったんだから、後は推して知るべし。
組織とイワシは、頭から腐るのだ。
いま市民団体から、土壌汚染を事前に調べすに当時の東京都が東京ガスから1859億円で購入し、その汚染対策費に849億円もつぎ込んだ責任を追及し、高値で購入したのは公金の違法支出だとして「返還」を求める訴訟が起こされている。
その中で石原慎太郎をはじめとする当時の東京都の幹部の責任問題が浮上する可能性もあり、本人としては事前に先手を打ったつもりなのだろう。

一般に土地を購入する際には、様々な注意点がある。
ネットの不動産取引に関するサイトで、「工場跡地」の土地を購入する際の注意点として、以下の記述がある。
【残念ながら、30年前に工場から土へ排出された有害物質は、30年経っても消えません。一旦有害物質が土に排出されると、水や空気と違ってどこかにいってしまうことはありません。公害が世の中ではじめて騒がれ公害対策基本法が制定されたのが1967年。それ以降に、水質汚濁防止法や大気汚染法などが制定されました。つまり、それ以前は有害物質の使用に規制もありませんでした。
現在、工場等もなく、有害物質使用の届出がない土地であっても、過去に有害物質を使用する可能性のある工場等が建っていた土地は、汚染の可能性があるということになってしまいます。 土壌汚染のリスクを把握するためには、現在の土地利用だけでなく、過去に工場等の利用がなかったかを調べることが重要になってきます。
その土地が「工場跡地」の場合は要注意です。工場の種類によっては、後に訴訟問題にならないために出来る限り、土壌汚染調査を実施されることをお勧めします。】

また、土地の土壌汚染の調査費用については、次の様に書かれている。
【自主調査の場合、基本的に売主と買主の話し合いで決定されます。多い事例としては、開発事業者が土地の購入後に、法律や条例で定められた内容よりも厳格な土壌汚染調査を売主に要求するケースが増加しています。また、土壌汚染が発覚した際は、買主が売主に対して汚染土壌の完全浄化・除去を要求するケースが多いのが現状です。】

このマニュアルに書かれている通りに、東京都が土壌汚染調査を行っていれば、今起きている問題の大半が解決できた筈なのだ。
即ち、
・汚染調査費用は東京ガスに請求する。
・この結果に基づき、東京都は東京ガスに対し汚染土壌の完全浄化・除去を要求する。

さらに重要な事は、事前の汚染調査をしていれば、生鮮食品の市場用にこの土地を購入することは有り得なかった。

東京都がこれら初歩的な手続きをせぬまま、いい値で土地を購入したとすれば、責任は免れぬ。
ぜひ、最高責任者だった石原元知事ら幹部を法廷に立たせる必要がある。

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2016/08/16

罪を憎んで人を憎まず

たまたまネットの記事を読んでいたら、”川崎中1殺人事件の「鑑定人」が明かす 主犯少年と9回12時間の面会”というタイトルの記事にぶつかった。
「川崎市中1男子生徒殺害事件」は、2015年2月20日に、神奈川県川崎市川崎区港町の多摩川河川敷で13歳の中学1年生の少年が殺害された上に遺体を遺棄された事件だ。事件から1週間後に少年3名が殺人の疑いで逮捕され、2016年に行われた裁判で横浜地裁は3名それぞれに対し懲役の不定期刑を言い渡している。うち1名は控訴したが、残る2名は刑が確定した。
とても痛ましい事件であり、事件現場が私が住んでいる所からそう遠くなかったので、鮮明に記憶している。

「フライデイ・デジタル」に掲載された鑑定人の証言によれば、主犯格とされたAは幼少期から父親からひどい体罰を受けていた。門限を破るなどした時は平手打ちで数回殴る。顔を避けようとした時には顔に蹴りを入れる、ハンガーで殴るなど、常軌を逸した暴行を受けていた。母親は彼をかばったが、外国人だったせいもありAとの言葉のやりとりが十分ではなかった。
「対象希求性」という言葉があり、これは自分を理解してくれる対象を求めるという意味だが、通常の子どもはみな対象希求性を持っているが、Aにはそれを受け止めてくれる大人が周囲にいなかった。
また、A自身も中学生の頃にイジメを受けていた。

もう一人の加害者Bの場合は、母親がフィリッピン人で父親は日本人だが、母親が次から次へと男を変えてきたので、Bは実の父の顔を知らない。その上、母親のネグレクトがひどく、かつては母の親戚がいるフィリッピンに置き去りにされたことがある。その母親は少年審判が終わると再婚し、アメリカに渡ってしまった。
悲惨というより他はない。
以上が、少年らと面会してきた鑑定人の証言だ。

もちろん、こうした家庭環境だからと言って、彼らが起こした犯罪を合理化することはできない。
しかし、事件の背景として彼らの生育環境が強く影響したであろうことは否定できまい。
事件直後は、加害者の少年たちに生きる資格がないだとか、極刑を求めるネット署名まで行われていた。
一般に被害者やその家族が、加害者に対して深い憎しみを抱き、時には報復をしたいほどの衝動に駆られる気持ちはよく分かる。私もその立場に置かれたら、感情を抑えられる自信がない。

しかし、直接関係のない人がなぜそこまで加害者を憎むのか、理解ができない。第三者であれば先ずは事件の経緯や背景を調べ、その上で自身の判断を下すべきではなかろうか。
私には「正義感」とは思えず、むしろ「野次馬根性」に映る。

「罪を憎んで人を憎まず」という言葉がある。辞書で引くと「罪を憎んで人を憎まずとは、犯した罪は憎むべきだが、その人が罪を犯すまでには事情もあったのだろうから、罪を犯した人そのものまで憎んではいけないという教え」とある。
出典として孔子と聖書の言葉があげられていて、洋の東西にわたって同じ思想が語られていたようだ。
私たちは、もう一度この言葉の意味をかみしめるべきではなかろうか。

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