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2018/07/13

「カジノ法案」は、まるで落語みたいだ

落語ファンにはお馴染みの酒呑みの小噺。
ある男が神仏に向こう1年間禁酒する願掛けをする。
そこの呑み友だちがやってきて、「じゃこうしたらどうだ。2年に延ばして晩酌だけやらせて貰うってぇのは」。
すると男は、「いっそのこと、3年にして朝晩呑もう」。

こんな落語の世界だけかと思っていたことが、現在国会で審議されている「カジノ法案」に盛り込まれているから驚きなのだ。
法案では、カジノへの日本人利用は、週3回、月10回以内となっている。
ところが、法案を担当する石井国交相によれば、1回の定義は1日ではなく24時間だと説明している。
これだと半日利用の場合は週6回入場できるわけで、実質無制限ということになる。
ね、落語と一緒でしょ。
また、個人ごとに時間管理することが可能かどうかも極めて疑わしい。
利用者が持ち金を使い果たした場合は、その場で借金が出来るというのも、他の公営ギャンブルには無い制度だ。

会社の同僚だったのが、ギャンブルで身を持ち崩し、最後は自宅や家庭まで失う姿を見ているだけに、こうした安易な制度を許すわけにはいかない。

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2018/07/10

上祐史浩の罪は「万死に値する」

麻原彰晃(本名・松本智津夫)ら7名に対する死刑執行で、またぞろ上祐史浩がメディアに登場している。
7月10日付「デイリー新潮」では、その上祐がオウムの女性信者殺害事件の現場に立ち会っていたという新たな事実を報じている。
新実智光死刑囚が、ある余罪について告白していたのだ。
被害者は当時27歳の女性信者Yさんで、金銭トラブルで麻原の部屋に呼び出され、新実と中川智正が手足を押さえ麻原が手を下したというもの。部屋には故・村井秀夫、女性幹部、そして上祐もいたという内容だ。
新潮によれば、殺害方法については新実の証言とはと異なるものの、上祐もその事実を認めたとある。
今日まで恐怖と不安で言えなかった、と上祐は言い訳しているとのこと。
オウム真理教の事件は、まだまだ全貌が明らかになっていないのだ。

上祐は、オウム真理教の一連の事件の最中には、外報部長・緊急対策本部長などの役職でオウムのスポークスマンの役割を果たしていた。口八丁で巧みに詭弁を弄することから「ああいえば、上祐」といわれていたのは記憶に新しい。
毎日のようにTVに登場し、嘘八百の三百代言を並べ立て、オウムの犯罪行為を隠蔽した。
地下鉄サリン事件が起きると、創価学会や米軍、自衛隊を初めとする国家権力の陰謀であり、サリン被害を受けているのはオウムだとの荒唐無稽な主張を繰り返した。
確かにこの事件では実行犯として直接手を下していなかった様だが、嘘で世間を欺き、捜査を攪乱させた点においては、事件全体の主犯格と言ってよい。
他の幹部たちが軒並み死刑や無期懲役の判決を受ける中で、上祐は有印私文書偽造といういわば微罪で済んでいた。
しかし上祐の罪状は、万死に値するものだ。

上祐の役割は、ナチスに例えるならヒットラーに対するゲッペルスにあたるだろう。
それがアレフなどという別団体を作って、その代表におさまっている。その神経たるや、なにをか況やである。

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2018/07/07

オウム真理教幹部処刑報道に欠けていたもの

昨日は朝から、オウム真理教の幹部7人の死刑執行に関するニュースで埋め尽くされていた。
TV各局の報道を一通り見てみたが、大して変わり映えしなかった。
この問題の報道について、大事な視点が欠けていたと思う。

それは、一連の事件に対する捜査当局の失態である。
坂本堤弁護士一家殺害事件は、坂本氏が早くからオウム真理教教団の犯罪性を訴え、狂気の集団として指弾していたことが、殺害の動機だった。
坂本弁護士一家が失踪した現場にプルシャ(オウム真理教のバッジ)を落ちていたこともあり、当初からオウムの犯行という見方があったが、なぜか神奈川県警の腰が重く、あまつさえ坂本は借金を抱えて逃げたなどいうデマまで流す始末であった。
教団本部が置かれた上九一色村では、近隣住民に対する監視や脅迫があり、当局に訴えていたにも拘わらず無視された。
松本サリン事件でもオウムの仕業という指摘があったが、全く無関係の河野義行氏を犯人と誤認するミスを犯している。
もし、捜査当局がオウムに対して適切な捜査を行っていれば、少なくとも地下鉄サリン事件は防げた可能性があったと思う。

事件発覚後に、捜査関係者から「まさか宗教団体が・・・」という声があったが、不勉強もいいところだ。
オウム真理教による一連の犯罪は、まさに宗教団体だからこそ起こし得た犯罪なのだ。

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2018/05/28

「トラ・キン会談」

トラさん「おれ、キン公の野郎、大嫌いだ」
シンちゃん「あたしもキン公嫌い、イヤな奴でね」
トラさん「こんど、キン公と一杯やることにしたよ」
シンちゃん「そりゃまた結構! キン公もあれでいいとこあるんですよ」
トラさん「キン公と飲むの、やめにした、どうもあいつ気に入らない」
シンちゃん「そうでしょ、あたしもそれがいいと思ってましたよ」
トラさん「気が変わった、やっぱりキン公と飲むことにしたよ」
シンちゃん「さすがは大将! ヨイショ!」

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2018/03/20

財務省の反撃

ここのとこ「森友問題」に関する財務省の公文書改ざんの件についてTVのニュースを見ているが、どうやら一方的に悪者にされている財務省が反撃に出ているようだ。

毎度おなじみの麻生財務相の「ふてくされ」顔だが、元々この問題は安倍首相夫妻がまいた種であり、なんでオレが責任を負わねばならないのかという不満が垣間見える。
もう一つは、国会審議での太田理財局長の答弁だ。基本的には政権側に立ったものだが、時として財務省の本音のようなものが漏れてくる。
例えば、昨日の参院に委員会審議の答弁でも、「改ざん前の決裁文書に、政治家とともになぜ昭恵夫人の名前があったのか?」という質問に対して、太田氏は「基本的に総理夫人だからではないかと思う」と明言。委員会席がざわめいていた。
太田氏は16日も、改ざんの背景に関し「政府全体の答弁を気にしていた」と首相答弁の影響を示唆するなど、踏み込んだ発言を続けている。

財務省が国有地を森友にタダ同然で払い下げたのも、公文書の不都合な部分を改ざんしたのも、全ては安倍昭恵夫人、ひいては安倍首相のためを思ってしたことだ。
本来ならかばってくれるのが人の道というものだろう。
それを一方的にお前だけが悪いなんて汚れ役を押し付けられた日にゃ、そりゃ頭にくるわな。

こうなりゃ財務省もケツをまくって、全てを明らかにしたらどうか。
佐川氏だって、その方がスッキリしていいんじゃない。

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2018/03/17

佐川前長官への告発は利敵行為だ

佐川前長官の国会での証人喚問が決まったが、予想通りというか、やっぱりと言うべきか、絶妙なタイミングで告発状が提出された。
以下、朝日の記事より引用。

【財務省が森友学園との国有地取引に関する決裁文書を改ざんした問題で、高松市の男性(70)が16日、改ざん時に同省理財局長だった佐川宣寿・前国税庁長官(60)に対する虚偽公文書作成容疑などの告発状を東京地検に送った。東京地検は今後、受理や大阪地検への移送について検討するとみられる。
この問題では、財務省の太田充理財局長が16日の衆院財務金融委員会で佐川氏について「(改ざんを)知っていたと思う」と述べている。男性は告発状で、改ざんが虚偽公文書作成、公文書偽造などの罪に当たると指摘している。】

政府自民党が佐川宣寿の証人喚問を逃げ切るには、恐らく次の方法だろうと予測していた。
1.佐川が刑事訴追されている事を理由に証言を拒否させる。
2.全ては佐川一人の判断で行ったことで、上からの命令や指示は一切なかったと証言させる。
このうち2.は既に民間人となっている佐川が、政府の言いなりになるとは限らない。
そうなると、確実なのは1.の方法だ。
佐川前長官については昨年、国会での虚偽答弁などで証拠を隠滅したなどの罪で告発され、検察に受理されているが、今回の告発は証人喚問の核心部分そのものだ。

告発者の真意は不明だが、安倍政権からは「良くやった」と歓迎されるだろう。

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2018/02/18

ひとの恋路を邪魔する奴は・・・

「ひとの恋路を邪魔する奴は犬に食われて死ねばいい」
まあ、いま話題の例のお二人の事だけどね。
別に、相思相愛だったら、それでいいんじゃない。
第一、オレに口を出す権利なんか無いし。

ネットの書きこみを見ると、男性側が袋叩きだね。
可哀そうに。
一体、あの人がどんな悪いことをしたのかね。
どんな罪があるのかな。
家庭がどうのこうの言われているけど、
どこの家だって探せばそれぞれに問題があるんじゃないのかな。
収入が少ない、身分が不安定、将来性に疑問がある、
そういう男は結婚する資格がないのかね。
そんなこと言ったら、オレなんぞ一生独身だった。

家柄が良いなんて、有り難がる時代じゃない。
相手にだって選ぶ権利がある。
あんまりウルサイこと言ってると、言葉が悪いが、
しまいにゃ政略結婚か人身御供しかなくなるぜ。

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2017/12/18

早坂暁氏の死去を悼む

早坂暁さんが12月16日に亡くなった。88歳だった。
「夢千代日記」「花へんろ」、素晴らしいドラマだった。
あれを超すドラマは、未だに目にしてない。
心より哀悼の意を表します。

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2017/05/09

安倍「首相」と「総裁」、使い分けの欺瞞

安倍晋三首相は5月8日の衆議院予算委員会で、国防軍の創設などを盛り込んだ自民党の憲法改正草案を取り下げるのかどうかを問われ、「自民党総裁としての考え方は、相当詳しく読売新聞に書いてあるので、熟読してもらってもいい」と述べた。
首相が国会答弁で、質問者に「新聞を読め」などと答えたのは前代未聞だ。
当の読売新聞であるが、この件で社説には次の様に書かれている。

”安倍首相は読売新聞とのインタビューで、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と語り、20年までの憲法改正・施行の実現に向けて意欲を示した。
 憲法改正に前向きな勢力は、衆参両院で改正発議に必要な3分の2を超えているのに、肝心の両院憲法審査会での論議は停滞気味と言わざるを得ない。首相自らが、あえて改正の目標年を明示して、議論の活性化を図ったことは評価できよう。”

首相と読売の記者とのインタビューは予め首相官邸で行われていて、憲法記念日に掲載したものだ。
だから社説でも「首相自らが・・・」と書いている。
近ごろ、安倍首相や官邸、側近らが自らの見解を「機関紙」である読売や産経を通してアナウンスしているのは周知の事実だ。
今回の単独インタビューもその例にすぎない。
自らの発言を、これは「首相」あれは「総裁」と使い分けるのは明らかな欺瞞であり、議会軽視もはなはだしい。

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2017/03/25

不道徳教育講座

初めての小学校道徳の教科書検定が終わり、本来は「考え、議論する」を掲げたはずなのに、文部科学省が検定過程で付けた数々の意見からは、特定の価値観を押し付けようとする姿勢が目立つ。
例えば、
「しょうぼうだんのおじさん」→「おじいさん」理由:感謝する対象として指導要領がうたう高齢者を含める
「パン屋」→「和菓子屋」理由:指導要領にある、我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもたせる
「アスレチックの遊具で遊ぶ公園」→「和楽器を売る店」理由:指導要領にある、我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもたせる
時代錯誤もはなはだしいと思えるのだが、これも文科省が政権の意思を「忖度」したものだろう。
その文科省だが、多くの官僚が関連する民間企業に天下りしていたことが問題となっている。
これのどこが「道徳的」なんだろう。
子供たちに道徳を教育する前に、先ず文科省の役人を相手に道徳教育をしたらどうか。

子どもは大人の姿を見て育つ。
先ずは、大人、とりわけ人の上に立つ政治家たちが模範を示さねばならない。
では、我が国の政治状況はどれだけ「道徳的」だろうか、「森友学園」問題で見てみる。

発端は幼児に「教育勅語」を暗唱させるなどの愛国教育を行ってきた同学園が小学校を建設するという計画に始まる。これは安倍昭恵が語っていたように、幼稚園で叩き込んだものが「公立小学校の教育を受けると、せっかく芯ができたものが揺らいでしまう」。この精神を引く継ぐ小学校を建設するというのは、安倍政権側としては渡りに船だったに違いない。日本会議のモデル校に成りえただろう。
どのような「談合」やら「根回し」があったのかは分からないが、とにかく「天の声」が関係者にくだる。
財務省は国有地をタダ同然で払い下げ、大阪府は前例を無視して仮認可を与え、建設計画は着々と進んだ。
証人喚問で自民党の質問者が、この建設計画はあらゆる面で無理があり、最初から実現できないものだったのではと言っていたが、その通りだ。でも、この質問は本質を衝いているだけに、「天に唾する」ものだけど。
この計画の象徴が首相夫人の「名誉校長」就任だ。現下の政治状況において、これは水戸黄門の印籠に等しい。
「よきに計らえ」である。
こうして全ては上手く進んでいたのだ。バレさえしなければ。
ところが、一人の豊中市議が払い下げ価格に疑問を持ち、それを朝日新聞がとりあげた事で事態は一変する。
風向きが変わると関係者はいっせいに、知らぬ存ぜぬを決め込み逃げ始める
具体的な証拠や証言が出てくると、妻が、夫が、担当者がと言って責任逃れをする。
気が付けば、残されたのは森友学園の籠池理事長ただ一人。うさん臭さも手伝って、お前が悪いと集中砲火を浴びる。まあ、不徳のいたす所もあるけどね。
小学校建設は絶望となり、多額の負債を抱え、応援してくれていた知事からは告発するぞと脅される始末。
このまま籠池一人に全ての罪を被せ、私たちは真っ白ですと幕引き出来るのかどうかが、今の段階だ。

これぞ、「不道徳教育」の教材にはもってこい。
道徳を説く人間ほど実は不道徳、というのは昔からだけどね。

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