日曜なのにガラガラ「国立演芸場12月中席」(12/13)
<番組>
前座・柳家いっぽん「道灌」
桂才紫「たらちね」
三遊亭萬窓「蔵前駕篭」
花島世津子「奇術」
柳家小ゑん「ぐつぐつ」
三遊亭小金馬「替り目」
―仲入り―
大瀬 ゆめじ・うたじ「漫才」
ニューマリオネット「あやつり」
柳家小里ん「山崎屋」
12月12日は、落葉した銀杏が道路に絨毯のように敷かれた道を通り、国立演芸場12月中席へ。
日曜日の昼間なのに、客席は3分程度の入りで、ガラガラ。久々に空いた寄席にであった気分だ。
こんな事では、そのうち「仕分け」られるんじゃないかと心配になる。
この中席は前半と後半にわかれ、後半には4代目江戸家猫八の襲名公演になっていて、そちらの方はいずれの日も完売のようだ。前半は顔ぶれが地味なのだ。
前日の12日に電話予約を入れたら、「13日は代演が入っていますけど・・・」「知ってますよ」「あのー、圓窓と小さんの代演が小金馬と小ゑんで、主任が小里んですが・・・」「はい、結構です」というヤリトリがあった。
どうも電話窓口としてはあまりお奨めではなかったようだ。
前側の席と希望したら、前日なのにこれも1列目の中央の席。しかも両脇が空席という絶好の位置だった。
会場はガラガラだったが、番組はそれなりに充実していたと思う。
トリの小里んの「山崎屋」では大店の主人に風格、小金馬の「替り目」ではお上さんに色気、萬窓の「蔵前駕篭」の客はイナセぶりが、それぞれ際立つ。
私はこの3人の方々とは久々だったが、いずれも丁寧な演出と本寸法の高座で、じっくりと聴かせてもらった。
小ゑんの「ぐつぐつ」は、NHK教育TVの子ども番組のアニメとして放映されていた「おでんくん」に着想が似ていたが、こちらも楽しめた。
落語ブーム、寄席ブームといっても人気と集客力のある一握りに芸人に客が集中しているのが実状だ。
言っては悪いが、今回の出演者のように力量はあっても人気面ではイマ一つという噺家だと、なかなか客は集まらない。
そういう意味では、ブームの底が浅いといえる。
ニューマリオネットが男性だけだったのが気になった。
前座のいっぽん、メクリの名前を間違えて出すようでは、未だ高座に上げるには早い。
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